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たくさんの人に野菜づくりの体験を届けたい── 価値を考えサービスを創る、新卒社員の挑戦


多様なバックグラウンドと農業変革への想いを持ったメンバーが集まるアグリメディア。今回は新卒としてアグリメディアに入社し、現在は「シェア畑」のマーケティングに携わる山﨑さんに、初めての職場として当社を選んだ理由や現場での業務などについて伺いました。



研究の世界から、生活に密接した事業へ

── 新卒としてアグリメディアに入った山﨑さん。入社前はどのような学生生活を送っていましたか?

慶應大学から東京大学大学院に進み、哲学を専攻していました。「目に見えないけど存在していそうなもの」に興味があり、「自然法則」や「心」を対象に研究してきました。たとえば、ニュートンはリンゴが落ちるのを見て万有引力の法則を発見したといいますが、実際に見たのはリンゴが落ちるところだけ。目で見えない「万有引力の法則」の存在をどうしたら証明できるのかが気になっていたんです。
 
その中で博士課程に進み、日本学術振興会の特別研究員として研究をしていましたが、任期が終わるタイミングで今後の進路を考えました。この先何十年も同じ研究の世界にいるのは性に合わない。研究の外の世界で多くの人と出会ったり、ビジネスの経験をしてみたいと思い、就活を始めました。
 
就活の軸は、自分が楽しいと思える事業を展開していることと、衣食住に関わる事業であることでした。大学の研究では、生活から程遠い抽象的な物事を考えている時間が長かったので、自分の生活に近い、手触り感のある事業に関わってみたいという思いがありました。


── アグリメディアに入社を決めた際は、どんなことに挑戦してみたいと考えていましたか?

生活の基礎となる衣食住に関わる仕事がしたいと考えていた中で、農の会社を選んだことは私にとって自然な選択でした。家族が趣味で畑をやっており、小さな頃から週末は畑や田んぼで過ごしてきて、実家では料理を始める前に外で野菜を収穫するのが当たり前の生活だったんです。
 
生活の中に農がある重要性や豊かさを体感してきたので、都市住民と農をつなぐ事業を展開するアグリメディアは私にとってしっくりとくる就職先でした。この会社で、農が生活の近いところにあるという、豊かで楽しい経験をお客様に提供していきたいと思ったんです。
 

新しい「シェア畑」の形で農に関わる人を増やしたプロジェクト

── シェア畑のマーケティング業務について教えてください!

今は「シェア畑」に関するプロモーション業務をほぼ全て担当しています。Web広告のモニタリングから駅のポスターや農園現地の看板などオフライン広告の出稿、シェア畑の新規出店計画、事業広報など、お客様を農園に集めることに関して広く携わっています。(インタビュー当日は朝の情報番組にシェア畑が取り上げられて、その対応もしていました!)
 
現在は140ほどの農園をシェア畑として運営していて、最近では、10月に「シェア畑 garden 立川高島屋S.C.店」がオープンしたところです。


── 立川高島屋にオープンした「シェア畑garden」にはどのように関わってこられたのでしょうか?

11月にリニューアルした立川高島屋S.C.店の屋上にシェア畑をオープンするにあたり、私はプロジェクトオーナーのような立場で企画運営を進めてきました。これまでのシェア畑とは異なり、30代くらいの女性を対象としたプロジェクトとしてコンセプト企画から立ち上げる、会社としても自分としても初めての取り組みでした。
 
「シェア畑garden」シリーズは、大型の特製プランター「コンテナ」で野菜などを栽培できる、商業施設や都市向けのサービスですが、土を踏んだり鍬で耕したりなどの農業体験ができない側面がありました。なのでシェア畑gardenならではの付加価値を生み出そうと、来るだけでリラックスできるような空間を目指し、コンセプトやデザインを決めるところから、現場への落とし込みまでを一貫して担当してきました。


── 従来のシェア畑と差別化するために、どのようなポイントにこだわってこられたのでしょうか。

これまでのシェア畑はファミリー層やシニア層がメインでしたが、シェア畑gardenシリーズでは、それよりも若いユーザーの割合が少し多くなる傾向にありました。なので今回は、あえて若い世代のユーザーに振りきったコンセプトにこだわったことでプロジェクトに骨が通り、農園設計からプロモーションのデザインまで統一的に決めていくことができたと思います。
 
殺風景になりがちなコンテナの見た目をナチュラルな素材で作ったり、利用者であれば誰でもハーブ収穫を楽しめるスペースを作ったり、休憩スペースを多めにとってリクライニングチェアや木の椅子を用意し、屋上でのんびり休憩しながら畑の様子を眺められるようにしたりと、普段は仕事で忙しい世代でも時間を作ってここに来たくなるような空間づくりに大きくこだわっています。



 

── 現時点で感じている反響や成果を教えてください!

オープンしてすぐに約90区画の6割ほどがご契約いただいている状況で、シェア畑gardenシリーズの中でも好調なスタートとなりました。。先日現地を訪れたときに、見学にいらっしゃったお客様が「こんな場所でハーブを育てられたら素敵ね」と言ってくださり、プロジェクトを通してこだわってきた見た目のインパクトも活きているのかなと感じました。

 

── オープンを終えた今、プロジェクトを振り返って感じることはありますか?

初めてプロジェクトオーナーとして企画から立ち上げた経験で、周りも先輩社員である中で緊張していましたが、「新卒だから」などと下に見られることは一切なく、フラットな環境で皆さんにあたたかくバックアップしていただけました。
 
やってみて思ったことは、何か新しいことをやるとなった場合にも社内が非常に協力的なので、チームを組んで初期体制をうまく整えることができれば、新しい行動を起こしやすい環境だということです。今回の経験を活かし、今後も新プロジェクトに挑戦し続けていきたいと思いました。

 

「野菜を作ってみたい」と思う気持ちを価値に変えていく

── 今後、アグリメディアでどのようなことを実現していきたいですか?

既存のシェア畑ではサービス利用の負担が大きいと感じてしまうような方々にも、使ってみたい、面白いと思ってもらえるような、より多くの人に野菜作りを楽しんでもらえるサービスを作っていきたいです。正直、自分自身がフルタイムで働く中で、週に一度畑に行って長期的に作物を育て、維持するのは負担だと思うこともあります。
 
それでも、野菜作りの中で葉っぱを触るだけでも日常と切り替わる瞬間を実感できる。野菜が育った嬉しさにプラスして、それを食べたときの美味しさや、他の人に渡して喜んでもらえる嬉しさなど、野菜づくりの楽しさ、面白さは何重にもある気がするんです。
 
スーパーに行けば野菜も果物も買うことができる時代に、それでも自分で作ってみたいと思う人がいるから今の事業が成り立っていますし、そこには何かしらの価値があると思っています。それを掘り下げていくことで現在のサービスを拡充したり、より幅広い層に届くサービスを作っていきたいです。

 

── 最後に、未来の仲間に向けたメッセージをお願いします!

アグリメディアは、自分で仕事を楽しくしていくことができる環境だと思うので、そういう働き方がしたい人におすすめしたい職場です。私自身、新卒で入社してこんなに大きなプロジェクトを任せてもらったことで、仕事の楽しさを見つけることができました。
 
自分で何がしたいという思いを持っていたり、やったことがお客様に届いてダイレクトに反応が見えたり、そういった手触りを求めて働きたい方は、ぜひアグリメディアで一緒に働きましょう!


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