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入社したことはある意味で賭けだった。未経験から2年でマネージャーになったPMが語る、アルサーガならではのPMの魅力とは

実力主義の環境で、ゼロからの挑戦。「人をつくるアルサーガ。」連載第73回は、プロダクト本部でディビジョンマネージャー(以下、DM)としてチームをまとめるプロジェクトマネージャー(以下、PM)の山本さんに話を聞きました。

山本さんは、塾講師、プログラミングスクールでの勤務経験を経て、2021年10月にPMとしてアルサーガへ入社しました。入社するまでPMとしての業務経験はなかったそうです。PM未経験として入社し、今ではDMの1人としてチームをまとめる存在に。PMを志した理由について山本さんに尋ねると、「性格的に合っていたし、自由に挑戦できる環境で能力を試したかった」と話します。

今回は、山本さんがPMを志したきっかけから、入社した背景やPMとしてアルサーガで働く魅力についてお伺いしました。


ゼロからの環境に飛び込んで、自分の力を試したかった

――これまでの経歴を教えてください。

最初、僕は教育業界で働いていました。アルバイトの塾講師として約5年間、高3生や浪人生などの受験生を中心に教えていました。昔から英語や数学が得意で、かつ好きだったからです。

その後、プログラミングスクールのテックキャンプに転職し、最初の1年間は現場講師として働きます。数学好きの僕にとって、コードは数学にしかみえませんでした(笑)。その後、部署を異動し、教材開発に取り組みます。塾講師時代に試験問題や教材を作っていた経験が活きました。


働き始めて2年半が経ったころ、コロナ禍の影響で業績が悪化し、退職することに。「さあ、どうしよう、履歴書に書くことがないな」と困りました。当時30歳手前だったこともあり、ゼロから初めての環境や状況に飛び込んで、自分がどこまでできるのかを確かめたくなりました。

どんな働き方をしたいかを考えるなかで、働くなら東京がいいと思いました。山口県出身ということもあり、田舎で育ったためか、いつかは東京で働きたかったです。また、性格的にベンチャー企業が合うだろうと感じていましたし、エンジニアよりもPM向きだとも思いました。

都内のベンチャー企業数社を受けるなかで、内定をもらった1社がアルサーガでした。2021年10月に未経験PMとして入社します。

――エンジニアではなく、PMを選んだのはなぜですか?

個人的な印象として、エンジニアは職人だと思っていて。自分の性格を考えると、マルチタスクで動けるPMのほうが性に合っていました。また、上に立って何かを進めるのが好きという性格にも合っています。

――アルサーガを知ったきっかけは何でしょう。

きっかけは、エージェントです。当時は「IT開発ディレクター」と言う名前で募集されていましたが、仕事はPMと変わらないと説明を受けていました。とはいえ曖昧な部分を無くしたかったので、内定をもらった後に、もう一度職種やその働き方などについて説明をしてもらいました。

――説明を受けて、どのような印象を受けましたか?

正直なところ、マイナスの印象は受けませんでしたが、とても良いと思える部分もありませんでした。ただ、同じ頃に最終面接に進んでいた他社では、社風や業務内容など、どこか嫌だなと感じる部分が少なからずあって。せっかく渋谷にオフィスを構える東京のITベンチャーで働くのなら、ワクワクするところで働きたいと思い、唯一マイナスの印象を受けなかったアルサーガに入社することにしました。当時の私からすれば、ある意味、この状況で入社することは賭けでした(笑)。

――アルサーガ入社を決めるにあたり、他に後押しとなった点があれば教えてください。

自由にチャレンジできる環境です。教育体制が今ほど充実していなかったこともあり、ゼロから自分で考えられる環境がありました。自分の足でどこまで行けるかワクワクしました。また、渋谷という立地も私にはプラスでした。

PMは実力主義。会社に信頼されるから、裁量の大きい仕事を任せられる

――アルサーガのPMの魅力を教えてください。

実力主義という点です。年功序列ではないため、年齢やそれまでの経験に関係なく、実績で評価されます。業務領域が広いのも魅力の1つです。要件定義や設計開発にはじまり、メンバーのスケジュールやタスク管理などを行います。請求書発行などの事務業務もアルサーガではPMの仕事です。他社PMでは経験できない幅広い業務に携われます。

――エンタープライズ案件のPMなど、案件規模や裁量の大きさもやりがいにつながりますか?

現在、株主でもある日鉄興和不動産、三菱地所、ベネッセなどの名だたる企業を担当していますが、それは、上司や経営陣が僕の能力を信じてくれているからだと思います。DMに抜てきしてくださったことも、これまでの努力や成果を認めていただいたと自負しています。この期待に応えたい思いが強く、やりがいにもつながっていますね。

――アルサーガのPMとして活躍するにあたり、特に重要なスキルは何ですか?

コミュニケーション力です。エンジニアやデザイナーと対話するための専門知識も必要ですが、クライアントワークである以上、連絡の速さや適切なタイミングでの声かけなどが求められます。

他にも、危機管理能力が重要です。開発の遅延など、クライアントに影響が出そうなことが発生した場合、前もって伝える必要があります。何より、クライアントへ事実を事実のまま伝えるというのは、簡単そうで難しいことです。

それこそ、ななぽん(今回のインタビュアー、広報部所属)はSlackのレスは早いし、コミュニケーション力も高いから、PMに向いていると思っていて。専門知識は覚えないといけませんが、PM向けの研修カリキュラムも準備しているので、興味があればいつでも社内転職してきてほしいです。

――取材中にPMに勧誘されるとは思いませんでした(笑)。トラブルがあると、1人で抱えてしまう人が多いと思うのですが、山本さんはそんなことはありませんか?

僕は自分の実力を過信しないようにしています。1人で問題を抱え込んだ結果、プロジェクトの進捗に遅れが出てしまっては意味がありません。わからないことがあればすぐに周りに相談して、即時解決に努めています。自分のことを自分で良く理解しているからこそ、迅速な対応ができるのだと思います。

――仕事に没頭している印象が強い山本さんですが、最近の息抜きはどうしていますか?ハマっていることがあれば教えてください。

カラオケにハマっています。先日、数年振りにカラオケに行ったら、どハマりしちゃって(笑)。学生時代からロックバンドが好きでよく歌っていたのですが、先日久しぶりに歌おうとしたら歌えなかったことが悔しくて。それを克服するために、カラオケに通っていました。ある意味、とことんハマると満足いくまでやってやるというタイプなんです。カラオケだけでなく、音楽を聴くのも好きです。他にはサッカー、アニメのワンピースやコナンも好きですね。

――仕事のストレス解消にカラオケに通っているのでしょうか?

いいえ、仕事のストレスは1ミリもありません。ここ1ヶ月ぐらいは忙しいのですが、それまでの残業はほぼ1桁です。仕事とプライベートを割り切っているため、どうにか就業時間のなかに詰め込む方法を考えています。そもそも、メンタルがマイナスにいくことがありません。PMという仕事が性に合っていて、自分自身に向いているからだと思います。

目指すは、メンバー全員が一人称を張れるようなチーム

――当社は「相互成長」をミッションとしていますが、DMとして意識して取り組んでいることを教えてください。

自分のチームをもっている以上、チームとして結果を出すことをいつも考えています。僕としては、自分の上司となる人は、圧倒的に結果を出している人ではないと嫌だと思っていて。メンバーが同じ考えかは分かりませんが、僕自身が常に結果を残すことで、「山本は自分の上司だ」と自信をもって言ってもらいたいです。また、メンバーには僕以上のレベルになってもらえるよう、日々の仕事に励んでもらいたいと思っています。

――そのために実践していることはありますか?

PM研修用の動画教材を作っています。これまでの職務経験から、相手の分からない点を理解した上で教えたり、教材に落とし込んだりするのが得意だったからです。

僕のチームに配属された新人PMには、必ず研修教材を視聴してもらいます。入社当初、このようなPM向けの研修プログラムはなく、先輩と働く中で仕事を教わり、覚えるというのがアルサーガPMの一般的な教育スタイルでした。それだと人によって能力にばらつきが出てきたり、DMなど指導する側の教育コストがかかってしまいます。

少しでも他のDMの教育コストを削減し、その分をプロジェクトやコミュニケーションの時間に当ててもらえたらと思い、今回作成した動画教材は他チームにも共有しました。

――他のPMチームやDMのことを考えて動けるのは素敵ですね。

僕には、組織を良くするという理想があるんです。教材の共有もその一環なんですが、まずは自分やチームが結果を出さなくてはならないと思っています。そのためにもチームメンバーにはフォローしつつ、日々いろいろなことに挑戦してもらっています。

――今後、アルサーガで挑戦したいことを教えてください。

3つあります。1つ目はチームとして結果を出すことです。2つ目は誤解を恐れずに言うなら「山本のチームのメンバーなら、誰にでも任せられるよね」という空気を社内につくることです。どうしても個々の経験や能力には凸凹があるため、チーム全員が一人前になるのはなかなか難しいことだとは思います。スーパーマンのような人材を生み出すのではなく、5,000万円ぐらいの規模なら問題なく対応できる人材を育てていきたいです。

今、アルサーガにはPMチームが6つありますが、各チームが切磋琢磨しやすい環境にできたらと考えています。お互いに競い合うなかで、PMたちには経験を積み、スキルや技術を身につけてもらいたいからです。

3つ目は、挑戦というよりも実現したいことですが、コンサルと一緒に仕事をする機会を増やしたいです。アルサーガのコンサル本部は設立から約1年で相当の結果を出しました。それだけの結果を出せるのはカッコいいことだと思います。現状、コンサルと一緒に開発を進められる機会は多くないため、早くタッグを組み、本当の意味での一気通貫を実現していけるようになりたいです。

――最後にアルサーガへ入社したい人にメッセージをお願いします。

ぜひ、少しでもPMに興味を持ってくれた方とごはんに行きたいです。相手を知ろうとしたら、面接の1時間だけではシンプルに足りませんから。履歴書で人を見るのではなく、カジュアルに会話をする中で相手を知れたらと思っているので、少しでもアルサーガのPMに興味のある方やまずは気軽に話してみたいと思う方がいたらお問い合わせフォームからご連絡いただけると嬉しいです。

――ありがとうございました!

(取材・編集=広報室 宮崎、文=スギモトアイ)

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