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毎日ワクワクできる仕事こそが、一番のキャリア。イラン出身のPMの挑戦する人生とこれからに迫る

仕事のために生きるのではなく、生きるために仕事をする!「人をつくるアルサーガ。」連載第84回は、PM(プロジェクトマネージャー)を務めるイラン出身のフェリさんが登場です。

フェリさんは、イランに住んでいた時には航空会社や商社で働き、さらにフリーランスの英語教師の仕事も経験されました。その後、日本人の夫と出会い、結婚を機に日本に移住。日本ではホテル業や商社で働いていましたが、慣れた仕事をただなんとなく続けている自分に違和感を覚えるようになり、どこか物足りなさを感じる日々が続いたそうです。

新しいチャレンジを求め、毎日を楽しめる仕事は何かと追求した結果、UX・UIコンサルタントという職種にたどり着いたフェリさん。IT業界未経験からのスタートではありましたが、アルサーガに入社してからはUX・UIコンサルタントの業務にとどまらず、お客様の課題に向き合い動き続けたことが評価され、入社わずか8ヶ月でPMに抜擢されました。今では現場のエンジニアを率いる立場として、日々新しいことに挑戦しています。

そんなフェリさんに、UX・UIコンサルタントに転身した理由、アルサーガのPMチームの魅力やアルサーガで働く魅力、そして今後挑戦したいことについて話を聞きました。


自分の「好き」を追求し、未経験からUX・UIコンサルタントへ転身

――これまでの経歴を教えてください。

子どもの頃からCAに憧れていて、大学進学を選ばずにイランの航空会社に入社しました。しかし、実際にCAとして働いてみると、家族との時間が制限されることや生活リズムの乱れ、そして命に関わる緊急事態への対応など、想像していた職業像とのギャップに気づき、退職を決意しました。

退職後は自分の新しい可能性を探し出したいと思い、転職ではなく大学に進学することを選びました。大学では英語教育のほかに、興味のあった心理学や哲学、人間工学を学び、卒業後はその知識を活かした仕事に就く選択肢もありましたが、得意な英語スキルを活かしたいという思いから、商社で働くことにしたんです。そこでは主に海外との交渉や契約業務を担当し、約8年間働きました。

同じ頃、休日の時間を利用してフリーランスで日本語や英語の講師も行っていました。その中にペルシャ語を学びたいという日本人学生がいて、「日本人でペルシャ語を勉強するなんて珍しいな」と思いながら教えていたのが、今の夫です。この夫との結婚をきっかけに日本に移住することになりました。

実は、小・中学校時代には、父親の転勤で日本で暮らしていた時期があるのですが、こうして再び日本に戻ることは想像もしていませんでした。不思議な縁を感じましたね。

日本に移住してからは、日本語をより上達させたいと思いホテルで働き、その後はイランの商社で培った経験を活かすため、もう一度商社に転職することを決めました。商社での仕事は、自分のスキルを活用できて楽しさを感じる時期もありましたが、次第に、これはやり慣れたルーティンワークの仕事を続けているだけだということに気づきました。

当時の仕事に物足りなさを感じ、改めて自分のキャリアについて考え直してみたんです。どんな仕事をしたらやりがいを感じられるかと自分に問いかけてみた結果、これまでと全く異なる分野である、UX・UIコンサルタントに挑戦してみたいと思うようになりました。


――UX・UIコンサルタントを選んだのはどのような理由があったのでしょうか?

単にお金が稼げる仕事というより、自分の興味や好奇心を活かして毎日ワクワクしながら取り組める仕事をしたいと思ったからです。

そこでまずは、自分の「好き」にフォーカスしてみました。私は大学時代から心理学に興味がありました。また、本やYouTube動画から情報を収集すること、そして様々なリサーチをして課題解決に取り組むことが好きで、今でも続けています。それらをヒントに自分の「好き」を活かせる職業を探してみることにしたんです。

そして私がたどり着いたのが、ユーザーの心理を読み取り、需要のニーズを分析し、さらに問題解決に取り組める「UX・UIコンサルタント」という仕事でした。

正直、知識も経験も足りないIT業界という新たな分野に触れることには不安もありましたが、チャレンジしてみたいという気持ちの方が強かったと思います。そこからは、仕事を終えた後や土日を勉強の時間にあて、さらに学びながら実践経験を積もうと、UX・UIコンサルタントのフリーランスとしての活動も行っていました。

自分の興味を伸ばせる仕事ができると思うと、ワクワクでいっぱいでした。


――IT業界の会社が数多くある中、アルサーガを選んだ理由はなんですか?

多くの会社の説明を聞きましたが、中でもアルサーガの様々な業界の案件に携われるという点に魅力を感じました。自社サービスを運営している会社に入るという選択肢もあったのですが、私は一つの商品だけでなく、様々な業界のサービスに携われる環境を求めていたからです。アルサーガは他社と比べてもチャレンジできる機会が多いと思いました。

また、気軽で自由に話せる雰囲気にも好感がもてました。

面談をしてくれた社員がとてもフレンドリーだったので、包み隠さずに自分の思いを話すことができました。また、アルサーガには外国籍のメンバーが多数在籍していると聞いて、イラン出身の私も馴染みやすいように感じました。自由に意見を述べやすく、個人の挑戦も受け入れてくれる環境がアルサーガにはあると思えたので、迷いなく入社を決めました。

――実際に入社してみていかがでしたか?

入社前とのギャップはなく、私が求めていた理想の環境で様々なことに挑戦させてもらっています。

アルサーガでは実力と成果の両方をきちんと評価する文化があり、その成果を実現するためであればどんな挑戦でも自由にさせてくれます。自由に行動できるからこそ失敗が起こることもありますが、その失敗を体験させてくれるという点は大きな学びにも繋がるので、いい修業をしている気分です!(笑)

また、困ったことがあれば周りの人に気楽に相談できる環境があります。チャレンジ精神が旺盛な仲間が多いため、お互いの考え方を理解し合いながら仕事を進められることはとても嬉しいです。


仕事は生きるためにすることだからこそ、楽しさを大事に恐れずにチャレンジする

――入社してわずか8ヶ月ほどでPMの仕事にも挑戦されているフェリさんですが、仕事面や心境においてどのような変化がありますか?

仕事面ではたくさんの変化がありました。

以前は、UX・UIコンサルタントとして既存のサービスの改善活動を行いながら、お客様のビジネス課題を解決することがメインでした。PMになってからは、プロダクトの企画から実装まで携わることになり、仕事の幅が一気に広がりました。

まだまだ未熟な部分は多いですが、他のメンバーが持っていないようなUX・UIに関する知見を還元し、その価値をアピールするような提案ができるなど、これまでの経験が活きているところもたくさんあります。

もちろん大変なことも多いですが、PMの仕事にやりがいを感じながら取り組めています。今はエンジニアをリードするような機会もあり、毎日新しいことに挑戦したり、新しい人と関わったりしているので、ワクワクがいっぱいです!

――ワクワクできる仕事は楽しそうですね!特にどのようなときにやりがいを感じますか?

私が今携わっているプロジェクトでは、重い病気により精神的に悩んでいる患者の方々のために有益なサービスを開発しています。彼らが普段から抱えている苦痛や悩み、考えていることに触れるだけでなく、その悩みや問題を解決する方法を考え、サービスとして提案や支援を具現化することもできます。

このような人々の助けになること、さらに彼らの生活をより豊かにできると思うだけで、大きなやりがいを感じます。そのため、このサービスを絶対に成功させたいと強く思って日々努力しています!


――キャリアチェンジは勇気がいる行動ですが、様々なキャリアを経験しているフェリさんが大切にしている考え方などがあれば教えてください!

「仕事のために生きるのではなく、生きるために仕事をする」というマインドを大切にしています。

生きるためには楽しさを感じること、そして満足感を得られることが重要なので、私はそのような感情を軸に仕事を決めています。軸さえあれば、どんな時でも恐れずにキャリアチェンジができますよね。

人生の中で仕事をする時間はとても長いからこそ、その時間を自己成長や生活の楽しさを求める時間にしたいですね。この考えを大切にしているから、こうしてアルサーガメンバーの1人として活躍できていると思います。感情のないロボットのように嫌々仕事をしながら生きるのではなく、明日の仕事が楽しみ!と感じられるような仕事に出会うためのステップだと思えば、キャリアチェンジも楽しめると思います!


「人間中心設計」と「デザイン思考」を浸透させ、先頭を切ってアルサーガを世界で誇れる存在にしたい


――入社してから1年ほど経過しましたが、改めてアルサーガのどんな点に魅力を感じていますか?

個人の意見を発信しやすいところがとても魅力的だと思います。

PMの仕事をしていく中で、これまで感じられていなかった様々な課題が見えてきました。これらの課題を解決するために、今までのUX・UIコンサルタントとしての知見も活かして「このような考え方を取り入れよう」「調査の方法を変えよう」など、意見を発信する機会も多いのですが、柔軟に受け入れてもらえます。


――フェリさんが所属しているPMチームの魅力も教えてください!

PMチームの一番の魅力はディビジョンマネージャーの山本さんだと思います。

私たちに自由に挑戦をさせてくれて、どんなことでも「まずはやってみればいい」と背中を押してくれるんです。それだけでなく、提案したアイデアを理解しようと細部に至るまで注意深くチェックし、適切な意見やアドバイスもしてくれます。

他にも、私のようなIT業界の経験が少ない人や、外国籍の社員にも十分すぎるくらいの配慮をしてくれるので、チーム全体をサポートする心強い存在です!


――今後、アルサーガで挑戦したいことを教えてください。

シリコンバレーや世界的な大手会社のプロダクト開発やプロダクトデザインにおいて不可欠なHuman Centered Design (人間中心設計)、Design Thinking(デザイン思考)とUX/UIをもっと浸透させていきたいです!

単に、「このサービスを作る」「このアプリを開発する」というだけでなく、私たちのつくるものが、対象ユーザーのニーズと悩みを見極めたサービス・アプリ・デジタルプロダクトにならなければいけません。これが「人間中心設計」と「デザイン思考」を取り込んだプロダクト開発です。

この「人間中心設計」や「デザイン思考」で生み出すポジティブな変化とその可能性、専門的な知識を社内全体に浸透させ、先頭を切ってアルサーガをIT業界で誇れる存在にしたいと思っています!

また、UX/UI以外では、サステナビリティの分野にも深く関心を持っています。SDGsや気候変動といった世界的に喫緊な課題に対して自分の力で貢献し、CX/UXの観点からポジティブなインパクトを創出することによって、アルサーガを持続可能性の領域における一つの強力な存在として導くことを探求したいです。

――最後にアルサーガへ入社したい人にメッセージをお願いします。

私のようなIT業界未経験の人の中には、新しい環境に不安を抱える人も多いと思います。ですが、アルサーガには楽しみながら知識を身につけ、様々なチャレンジができるチャンスが多くあります。

チャレンジ精神を持っている方、様々な業種に関わるサービスを作りたい方、スキルアップをしたい方がいましたら、ぜひ一緒に働いてみたいです!

――ありがとうございました!


(文・編集=広報室 尹)


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