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【あすけんインタビュー#06★特別編★ 道江 美貴子】取締役兼CPOに聞く、これからの「あすけん」

こんにちは!

4月からasken人事採用になった本杉です。

あすけんで働く人々のインタビュー。

今回は特別編として今期からCPOに着任した当社取締役であり、管理栄養士でもある道江さんにお話を聞きました!入社してから4年以上経ちますが、あらためてこういったお話を聞く機会はとても貴重でワクワクします!

少人数で「あすけん」を作っている時とは違う空気感

-CPOに着任され役割が増えたかと思いますが、「CPOになった経緯」「どんな期待をもってこの役割を担うのか」を教えていただけますか?

創業時からこれまで少人数で会社を運営していた時期も長かったので、色んなことをやってきました。プロダクトの企画、コンテンツ制作から始まり、事業責任者をしながら開発の進行管理をしたり、今は経営にも携わるようになりました。

さまざまな役割の中で自分自身はプロダクトを作るということを何よりも大切にしてきましたし、会社としても、良いプロダクトを作ってユーザーの皆様に届けることによって、収益を得て、成長してきました。そういった経緯からもaskenにとってプロダクトが事業の根幹だと思っています。

最初は4人からスタートした会社も今では40人を超える社員数となりました。

少人数で作っている時はプロダクトのビジョンやWhy、Whatといった「何のためにやるのか」、を明確に言わなくても空気感で理解できていました。

それを複数人でやるようになり、プロダクトビジョンやコアの共通理解、ユーザー価値を深掘りするためにはどういうステップを踏んでやっていくべきかというプロセスを改めて整理するべきタイミングだと思うようになってきました。

そんな中、今年度からプロダクトマネージャーが2人から4人になり、部署横断で「askenのプロダクトマネジメントってこうだよね」という明確なものを作りたいと思ったのがきっかけとなり、プロダクトマネージャーの職能組織を作ろうと考えました。

-そうしないとまずいと感じたきっかけはなんでしょうか?

過去のプロダクトの仕様を決めた経緯のドキュメントを残していなかったため、新しくジョインしたメンバーには「この機能はなんのためにあるのか」が分かりにくい、どこに資料があるのかわからずオンボーディングに時間がかかるということが多々発生しました。。一部の人にだけ情報が集中していたのです。これは私の責任だなと痛感しました。以前はエンジニアが社内にいなかったので、企画をがっつりまとめて開発パートナー会社の方に、「これを作ってください」と依頼をするやり方でした。

そのためマーケチームはWhy、Whatを理解しているが、開発する側のエンジニアさんは理解していないということが発生していたんですね。

ここ1年くらいで開発の内製化が進んだこともあり、HowだけでなくWhy、Whatからチーム全体で所有する必要性を感じるようになりました。ユーザー価値を最大限にするためにはエンジニア、デザイナー、栄養士、マーケターなどクロスファンクショナルなチームで共通理解を持ちながら進めていく方がいいなと。今年さらにメンバーが増えたこともあり、良いタイミングだったと思います。


改めてプロダクト志向の定着を目指す

-4月のキックオフでCPOやりますとお話してくださいましたが、日頃お仕事をなさっている中で周りから期待されていることってなんだと思われますか?

「あすけんが今まで大切にしてきた世界観」をぶらさずに伝えていくこと、中長期のプロダクトの方向性を示すことだと思います。同時にプロダクトマネージャーの役割定義やキャリアを作っていけるように整えていくことです。

-その役割を公式に持ってみてどうでしたか?

プロダクトは事業の根幹だとは思ってきましたが、改めて「プロダクト志向を組織全体に定着させる」「プロダクトマネージメント組織を作る」と伝えることでメンバーの意識が高まったという実感はあります。

あすけんの未来を考えた時に、今までの速度の進化だと間に合わないと感じることがあります。だからこそたくさんのメンバーでプロダクトを育てていく必要があるし、バラバラにならないように、同じ目標を持って邁進していくように支援するのが役割だと思っています。

今は、メンバーそれぞれが主体的に動いてくれていると感じますし、例えば「方向が全然違う」とか「過去に試したこと」などがあれば意見を言うこともありますが、それ以外は各プロダクトマネージャーに任せて見守っていこうと考えています。

まだ始まって間もないので、私自身はやれていないことばかりですが、少しでもメンバーを支援できるように動いていきたいです。

-プロダクトマネジメント組織を作ることでのプロダクト開発への影響、大変なこと、課題はなんでしょうか?

一人でやると意思決定は早く、自己完結して進められますが、プロダクト作りをチームでやる良さは色々な視点での意見が出てくることだと思います。

一人だと近視眼的になりがちなところを、チームだと「直近のKPI向上を考える人」、「3年後を考える人」など、役割分担をしてプロダクトを良くしていけるイメージが沸きます。

もちろんチームを立ち上げる段階では大変な面もあるとは思いますが、良いことの方が多いと感じています。

既存サービスのプロダクトマネージャーが3人になり、会社のミッション、プロダクトビジョンに沿ってKPIを決め、仮説・検証するサイクルが回るようになり、ユーザー価値のあるプロダクトを素早く届けることができるようになる期待感を持っています。


あすけんの今後

-まだ始まったばかりではありますが、CPOとして短期的、中長期的に考えていることも聞かせてください。

中長期の視点だとGenerativeAIなども出てきて、ヘルスケアIT業界も大きく変わることが想像されます。

「競合はどう動いているのか」「新しい技術をどうプロダクトに生かしていくか」などさまざまな視点から、中長期のプロダクト戦略を考えていく必要があります。メンバーとディスカッションしながら、自社にしかできない価値を磨きあげていきたいですね。

-医療含めてどういうふうにしていきたいか?

医療事業はaskenにとっての新規事業ですし、プロダクトも医療機器となるため、これまでのやり方とはまったく異なる世界です。ソフトウェア医療機器の分野はまだ新しい産業の創出というフェーズでもあるので、それにチャレンジできることにワクワクします。今までヘルスケアで培ってきたノウハウも生かして、患者、医師、管理栄養士の方々が使いやすい、治療に役立ったと感じていただけるものを作っていきたいです。

食事療法の質が良くなることで患者さんの薬を減らしQOLを維持することができるようになれば、社会貢献としても大きなインパクトがあると思っています。

まだまだやりたいこと、やっていかなきゃいけないことがたくさんあります。だからこそ、やらないことも決めていかないといけないと思っています。

-askenでチャレンジ、やっていきたいことを教えてください

今年、あすけんとしてはじめてのCM放映をはじめました。

「ひとびとの明日を今日より健康にする」というミッションは、会社としての利益も大事ですが、たくさんの方にあすけんを使ってもらって初めて実現するものです。

食事記録をずっと続けることは本当に難しいからこそ、「食事記録をずっと続けなくても食事改善していけるソリューションはあるのか」など、たくさんの人に届けられる方法を固定概念にとらわれないで模索していきたいです。

食事を見える化することで、それを機にその先の人生を健康で豊かに過ごせる人を増やせると信じているので、それを早くやっていきたいです。

-会社としてのaskenへの思い、どんな会社にしていきたいか、なっていきたいか

この先、社員数がどれだけ増えても、やっぱりミッションへの共感は持っていてほしいと思います。

メンバーそれぞれに役割を担っていますが、あすけんというプロダクトを通して社会貢献していく1つのチームなので、そこを大事にしていきたいです。

私自身は会社の大きさとか、そういうものを求めていくのではなく、プロダクトを通じて人々の健康に貢献していくことをぶれずに進んでいきたいです。



-道江さんは社員との距離が近い、話しかけやすい、と社内でもよく言われますが、意識していることや大切にしていることはありますか?

そうなんでしょうかね、そう思ってもらえているならいいのですが(笑)役職などで壁を感じるかもしれませんが、役職は役割のひとつなだけですし、なるべく気軽に話して欲しいと思っているので、ランチにいったり、飲みに行ったり、壁を感じないようにしてもらいたいと意識しています。役職で言うことを聞かせるような、そういうことはしたくないですし、プロダクトを作るうえでは遠慮や忖度はいらないと思っています。

-プロダクトマネージャーに求められるのは?

プロダクト愛です。「愛情を注ぐ」というのは、どれだけユーザーとプロダクトに向き合っているか、それに時間を割いているかという意味です。それがベースとして大事なのではないかと。あすけんのもたらすコアな価値を誰よりも理解し、クロスファンクショナルなチームの指揮者としてチームを動かし、意志をもって進んでいく力も必要だと思っています。

メンバー大募集!!

-最後に「こんな人と働きたい」を教えてください

モノづくりって単純に楽しいことだと思うんですよね。

だからそれがすごく好き、何かを生み出すことが好き、失敗したこともポジティブに楽しめるような人と一緒にお仕事ができたら、すごく楽しいだろうな、と思っています。

言われたことだけをやるのは窮屈だけど、ゴールを与えられて、自由にやっていいよという環境が好きな方、「自分に当てはまるな~」と思ったそこのあなた!ぜひご応募お待ちしております!


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