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KAG#1 / ベルリン展レビュー(前編)

KAG(Kyoto Art Gallery)とは!?

どうも、ぼくです。今回はKAGによるベルリン展のレビューを書こうと思います。その前にKAGとは一体何なのかを簡単に説明しておきますと、株式会社Casieが展開する現代アートギャラリーです。我々Casieは国内においてはアートのサブスクリプションサービスが主力事業なのでその認知度が圧倒的に高いわけですが、実は昨年より海外向けに作品をインターネットで販売する新規事業(越境EC)をじめており、1年間で14ヵ国に作品をお届けすることができました。こうした海外向けの事業ブランドとしてCasieとは別に「Kyoto Art Gallery」(略称:KAG)を名乗っているというわけです。厳密に言うと海外だけに限った話ではなく、国内でも作品販売及びアートディレクション事業を展開しており、こうしたギャラリー的な機能を担う場合はKAGブランドを使用しています。まぁ簡単に言うとサブスクリプション事業はCasie、それ以外はKAGって感じですかね。(けっこう雑やけど)


まずはざっと写真でKAG#1ベルリン展を紹介

「百聞は一見に如かず」なのでまずは写真をご覧ください。合わせて開催概要を以下に置いておきます。

・開催日:2023年7月7日~9日
・開催地:moosspace(ドイツ ベルリン)
・主催:Kyoto Art Gallery(株式会社Casie)

moosspaceというベルリン中心街から車で15分くらいでカルチャー強めの場所で3日間にわたり開催したのですが、ご覧の通りカジュアルスタイル!そして人がめっちゃ来てくれる!わけです。KAGは当然今回がベルリンでは初の開催であり全くの無名です。にも関わらず初日からこの来場者の多さはベルリンという都市に可能性をとても感じました。


アートに対する心の扉がオープンなベルリン市民の皆さん


今回が初めての海外での展示販売会となったわけですが、とにかくアート作品に対する向き合い方がとてもピュアでオープンな国民性だなと感じました。

・この作品を描いている人はどんな人?
・この絵はどんな材料で描かれているの?
・この作品に描かれているモチーフは何?
・日本人ならではのインスピレーションとかはある?
・日本ではどんな人がこの作品を買うの?

作品を鑑賞している人に声をかけると、次から次に興味津々な質問を受けます。日本で展示販売会を開催する時も同じような質問を受けますが、それ以上に大多数の人が素直に「より作品との向き合い方を深めたい」という想いが強いような気がしました。

実際に作品もたくさん購入していただきました。彼らからすると我々は初めて聞くギャラリー組織だし、初めて聞く名前のアーティストの作品なわけですが、「観てると心が穏やかになる」「日本の文化を感じることができる」「日本が好きで、ちょうど来週から旅に出かける。その事前の思い出として」「ドイツ国内には存在しない作風が気に入った!」などと、衝動買いでアート作品を購入する姿を目にした。

事前のリサーチで日本と比べて低中価格帯のアート作品の流通量が多いというのは知っていたが、現地で購入までの物語を実際に体験することができたのは大きい。

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