1
/
5

【代表インタビュー】メンバーの夢を叶えられる強い組織をつくる。「満たされた人」こそ、この時代の競争力の源泉

ITやDXの力で生活をより豊かにする事業を展開するレクストホールディングスグループ。リユース事業・不動産事業を中心に、生活に密着したサービスを運営しています。創業から10期目を境に、経営方針を転換。その結果、売り上げ125憶、従業員700名以上まで急成長を遂げました。

ブレイクスルーのきっかけは何だったのか。レクストホールディングス株式会社で代表取締役社長を務める、十河良寿に話を聞きました。

創業10年で訪れたターニングポイント

――創業までの歩みを教えてください。

そもそも会社設立のきっかけは、前職時代に事業部の立ち上げを任されたことでした。ちなみにそのときの立ち上げメンバーの一人が、共同創業者である多田茂雄です。彼は幼馴染で、最も信頼できるパートナーであり、自分にないものを持った存在でした。

新規事業立ち上げは、ある程度うまくいきましたが、母体である会社自体を畳むことになってしまいました。そのまま立ち上げた事業もクローズさせると、ついてきてくれているメンバーに対して申し訳がありません。そこで、会社化を決意したのです。ただ、親会社がなくなったので、事業は0からのつくり直しで、前職から引き継いだのは組織だけでした。

――約20年で、売り上げ125憶、従業員700名規模まで成長させたのは、すごいスピード感ですね。

厳密に言うと、最初の10年間はうまくいっていなかったので、今の売り上げも従業員数の増加もほとんどは、ここ10年で拡大したものです。

創業してすぐは、ただがむしゃらに仕事をしていました。とにかく一生懸命頑張って、しっかり稼ごう、ぐらいしか考えていなかったですね。

売上至上主義的なところがあって、サービス向上やお客さま目線でのコミュニケーションにフォーカス出来なかった時期もございました。その結果、目指すような事業拡大ができず、仲間も離れる始末で、経営のあり方自体を一度見直すことにしました。

もう一度原点に立ち返ろうと、見直したのは「従業員の夢を叶える」という創業当初から大事にしていた考え方でした。当時は、夢の叶え方の一つ「稼ぐ」にフォーカスをしていましたが、時代が変わって、その考え方が古く過去のものになってきているのを感じていました。

「誇りが持てる仕事がしたい」「社会のためになる仕事がしたい」「お客さまから感謝されたい」と、我々の時代とは別の価値観を持つ人が増えていたのです。

本当に従業員の夢を叶えたいと思うのならば、新しい価値観に合わせて、多様化するメンバー一人ひとりの夢と向き合う経営をしなければなりません。そこで改めて、創業からの思いを貫くために、いろいろな人が自分のやりたいことに挑戦でき、活躍できる環境をつくるのだと決意しました。

腹をくくって夢の実現を目指す、そんなメンバーを支えたい

――経営のあり方を見直したタイミングで、経営理念「ZEROto浪漫」も生まれたのでしょうか?

そうです。従業員の夢を叶えたいという思いを、経営幹部だけでなく、誰もが目指しやすくするためにつくったのが「ZERO to 浪漫」という言葉でした。

ZERO to 浪漫には「我々はどんな状況からでも、夢や可能性に挑戦し、多くの成果と経験を獲得し、次の世代の夢や可能性に繋げていく」という思いが込められています。メンバーの夢や組織の持つ目標の集合体を「浪漫」と呼んでいて、仮にお金、知識、経験がない「ZERO」の状態でも、自分の夢と仲間の夢を目指し続けるという意思表示でもあります。

経営理念をつくるために参考にしたのは、創業して10年間の経験でした。私も含めた当時のメンバーは決して能力が高かったわけではありませんが、ある程度の成果をあげることができました。その背景にはやっぱり「夢」があって、そのおかげで未来が開けたと思っています。そんな自分たちと同じような経験をたくさんの人に味わってほしいと考えたのです。

数字ではなく「人」にフォーカスをしても、それによって売り上げが落ちるとは考えませんでした。中で働く人が満たされることで、お客さまやクライアントに対してプラスの影響が与えられ、売り上げは必然的に後からついてくると思ったのです。

現在は情報の民主化が進み、あらゆるサービスのレベルが似たり寄ったりになっています。そんな時代に、プラスの価値を与えるのは「人」しかありません。各サービスに携わっている人がどれだけ高いパフォーマンスを発揮できるかが重要だと思うのです。

そんな、働く人のパフォーマンスに大きな影響を与えるものこそが「夢」です。「給料が高い」「働きやすい」「褒められる」といった外部的に与えられるモチベーションは、多少の効果はありますが持続力が低いものだと思います。一方で、自分の中から生まれてくる「夢」「人生の目的」は、働くモチベーションに直結し、持ち続ける限りいつまでも良い影響を与えてくれるものです。

会社としてメンバーの夢の実現をサポートすることは、そのメンバーのためだけでなく、事業の拡大にも大きな影響を与えると思っていました。

――売上至上主義的な経営から、理念経営にシフトして10年ですが、具体的には何を変えたのでしょうか?

あらゆる活動を経営理念に紐づく形に変えました。

「会社を創る会社」というミッションをつくったのもその一つです。発想としては非常にシンプルで、自分よりも優秀な人たちに、これまで蓄積してきた経験や経営ノウハウをシェアすることで、自分たちよりさらに大きな成果を生み出す、という考えがベースになっています。成果が出ることで企業価値が高まり、さらに夢を持った優秀な方々がたくさん集まってくる、という無限の広がりが生まれると思っています。

また、全メンバー・役員が新事業案を提案できる「Challenge Venture Contest」という制度も始めました。誰でも業種業態の制限なく、自由に新規事業の提案ができる制度で、採択されればその資金をレクストホールディングスが負担して、提案者には事業部長のポストに就いてもらいます。

メンバーの夢を叶えるために、さらに資本力をつけていく

――今後の展望について教えてください。

レクストホールディングスとしては、今後もメンバーが自分の夢を追いかけられる環境を提供し続けたいと考えています。そのための、資本力を担保するために、上場や経常利益10億円の会社10社つくる、といった中長期の事業目標を立てています。

とくに、今力を入れているのは教育で、自分の価値観、人生の目的、使命を発見するための研修に取り組んでいきたいと思っています。それによって一緒に働くメンバーが自分の存在意義を感じながら、自発的にサービスを提供できるようになり、ますます強く、世の中から求められる組織へ成長できると考えています。

個人的に、人が満たされている瞬間を見るのが好きなことも、教育に力を入れる理由の一つです。私自身が夢に向かって取り組んでいたとき、とても満たされていたので、それと同じ経験を再現できるとうれしいです。

――最後に何か、求職者の方々にメッセージがあればお願いします。

自分自身が何をしたいのかわからない方、とくにまだ社会に出ていない方にとって、自分の夢をはっきりと言うことは難しいと思います。そんな方は、いろいろな体験や出会いによって、自分自身の望みや大切にしている価値観を発見できます。

レクストホールディングスでは、多様な人とのふれあいや、研修を通して自分自身を見つめる機会を多く提供します。一度きりの人生を思いっきり挑戦して輝かせたいと考えている方はぜひ一度、お話しさせていただけるとうれしいです。

レクストホールディングス株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
8 いいね!
8 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
レクストホールディングス株式会社からお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?