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【システム開発本部長インタビュー】メンバー全員の技術を融合しながら組織を強くする。事業、経営を技術で支えるシステム開発本部の目指す姿とは。

リサーチアンドソリューション広報担当です。

リサーチアンドソリューションは、パッケージソフトウェアの開発・販売、モバイル端末を活用したシステムの設計・開発などをおこなう「システムソリューション事業」と、総務経理といった管理業務や車両管理業務などのアウトソーシングサービスを提供する「ビジネスソリューション事業」を展開しています。

今回は、お客様に対して、どのような価値をどのように提供するのかといった「提供価値」の観点で、新たな技術を取り入れたプロダクトやサービスを生み出す「システムソリューション事業」の陣頭指揮を執るシステム開発本部長 古木さんのインタビューです。

古木さんには、メンバーのキャリアに寄り添い、能力を最大限に発揮するチーム作りについて、お話を伺いました。

システム開発本部長 古木 恒生

古木本部長のキャリアとリサーチアンドソリューション入社まで

– エンジニア、技術職を志すきっかけは何だったんですか?
父が技術者だった影響もあるのかなぁとは思いますが、物心ついた時から、ものづくりに携わる人生を送ろうとは漠然と思っていました。ものづくり=世の中の役に立つ、という気持ちもあったし、機械とか、コンピューターとか、「未来をつくること」への憧れもあったと思います。
大学ではロボット工学を専攻して、その道で生きていこうと思って大手電機メーカーに就職したんです。ただ、会社の都合で通信系のプロジェクトにアサインされて、そこからIT領域へのキャリアがスタートしました。

– ロボットへの未練はなかったんですか?
あまり抵抗はなかったですね。逆に新しいこと、最先端の技術に触れられること、「未来をつくる」ということが体現できるイメージもわいたので、純粋にワクワクしたことを覚えています!

– どんなプロジェクトを経験されてきたんですか?
主に、携帯電話の次世代通信技術に携わりました。最初は開発者としてプログラム実装から開発テストまで担当していましたが、途中から大手携帯キャリア会社に出向が決まり、キャリア内のシステム開発を経験しました。出向メンバーは私が第一号で、前例がない中でモデルケースをつくっていくような立ち位置でしたね。
当時は、世界初の携帯ソフト更新システム開発を経験し、実績が新聞に掲載されることもありました。日本を代表するメーカーの技術者が出向してチームを作っていたので、他社の様子や技術の話を聞きながら仕事を進めていく環境は、とても刺激があって面白かったです。
3G、4G、5Gと、新しい通信技術が始まると、自然と私にプロジェクトのアサインが回ってくるようになっていって、得意領域、強みが形成された期間でもありました。

– リサーチアンドソリューションへの入社のきっかけは何だったんですか?
もともと辞めようと思っていたわけではなかったんです。そのまま残る選択肢もありました。たまたま、仕事の繋がりからリサーチアンドソリューションをご紹介いただき、幅広くチャレンジできる環境が大変興味深く、話を聞いてみたのがきっかけですね。
大手企業だと、色々な事にチャレンジできるようで、実は職人になっていくケースも多く見受けられます。特定の領域では凄く強くなれるかもしれないけど、このまま通信事業から出れなくなる、抜け出せなくなる、という物足りなさも同時に感じていました。

私の志向としては、あらゆる技術やお客様の課題にたくさん触れて、幅広い視点から課題解決に導く経験を積んで行きたい、そんな気持ちとうまくフィットしたのがリサーチアンドソリューションでした。ご縁をいただき入社したのが2021年2月です。

– 大手企業からの転職、ギャップはありませんでしたか?
自分で収入印紙も買うんだ!とか(笑)それなりに変化は感じたけど、すぐに馴染めましたね。開発会社によって様々な価値観があると思いますが、あらゆることを自分の意思で進めていくフットワークの軽さが新鮮でした。
今までの通信領域との技術の違いはもちろんあって、マネジメントをする上でのキャッチアップには努めました。ただ、技術は違えど、お客様の課題、要望を正しく聞いて実現するというベースの考え方は今までと変わらないので、前職でのプロジェクト管理の経験をアップデートしながら学んでいったという感じです。

システム開発本部について

– 2023年10月からは本部長に就任されました。統括されているシステム開発本部について教えてください。
東京と福岡の2拠点で、全体の人数は85名と社内でも一番大きな部署になっています。
案件ごとにグループを分けていて、福岡は自社開発の積算パッケージ、公共ソリューション、民間ソリューション、東京はグループ会社向けの基幹システム開発および事業系の交通、電力等のインフラを中心とした受託開発の合計4つのグループで構成しています。

– メンバーのグループへのアサインはどのように決定されているんですか?
基本的には、持っている技術、スキル経験、案件内容、本人の希望をもとに、総合判断で決定するようにしています。ただ、グループをベースとしながらも、案件次第ではグループ間を横断したり、東京と福岡がコラボレーションするケースも最近は増えていますね。
営業が獲得してきた案件をいつでも引き受けられるようリソースを最適化する、という背景もありますが、メンバー全員の技術を融合することで組織としての力を底上げしていくことを意識して、横串な取り組みにも力を入れているところです。

– メンバーのキャリアパスや希望などはどのようにキャッチアップしてるんですか?
プロジェクト点検会議(※1)とリソース調整会議(※2)、というのを定期的に実施していて、その場で課題を吸い上げながら、メンバーの様子を確認するようにしています。
あとは、システム開発本部のメンバー全員と1on1を実施しているので、そこで直接本人から希望を聞くこともありますね。
実際に、聞いた話を元にして、新規事業にアサインした事例もあります。できる限り、自ら手をあげてくれたプロジェクトにはアサインできる体制を意識しています。
※1 進行しているプロジェクトの進行、品質をモニタリングする会議
※2 メンバーのアサイン状況を確認しながら、リソースの最適化をチェックする会議

–リサーチアンドソリューションは 自社プロダクトもありますが、受託案件も実績が多くありますよね。リサーチアンドソリューションで経験できるプロジェクトの一例を教えてください!
ジャンルも幅広いので一例をあげるのが難しいのですが、例えば、空港、土木、電力、電鉄など社会インフラを支える社会貢献性の高いシステム開発が多くあります。
具体的には、電車運行用設備の保守管理システムや、空港の滑走路、誘導路の点検、修繕記録システム、物流であれば配送車両の業務効率化のための管理システムなどです。
他にもRPAや勤怠システム開発などの案件もありますし、本当に多岐にわたります。
受託開発については型があるわけではないので、自分が興味のある技術、ソリューションを提案して実装する、なんてこともできる環境ですね。

グループ会社の建設コンサル企業から受ける案件もありますが、お客様から直接受ける案件も半分程あり、その多くは昔からの繋がりやご紹介が多く、1つプロジェクトが終わると、次もまたご依頼いただいたりと、公共、民間問わずコネクションの強さもリサーチアンドソリューションの特徴だと思います。大手電鉄グループ企業もご紹介から繋がっているお客様で、何か新しいことにトライする時は、お声かけをいただけるような関係性になっています。

あとは、受託で開発したものを自社パッケージ化していく動きも積極的に取り組んでいて、実際に、グループ会社と連携して水道設備を管理するシステムはパッケージ化に向けて進めています。なので、サービスを0から作る、育てる、といった案件に携わるチャンスもある環境です。

– リサーチアンドソリューションならではの開発環境の魅力とは、どんなところだと思いますか?
プロジェクトのバリエーションの広さにもつながる話ですが、技術を磨く、新しい事へ挑戦できる、という点においてはチャンスが多い環境だと思います。
あとは、フットワークの軽さと柔軟さですね。もちろん全て希望通りというのは難しい面もありますが、本人の希望や挑戦したい領域には、柔軟性を持って取り組めるような文化がありますし、私自身もそうありたいと思って組織を作っています。

– システム開発本部を統括する上で意識されていることはありますか?
シンプルに言うと、風通しのいい組織です。
私はこういうキャラクターなので(笑)。こんなことを本部長に話したらまずいかな?とか、相談していいのかな?とか悩まずに、まずは気軽に話してね、とメンバーには伝えていて。いいことも悪いことも風通しをよくしていく、常にオープンな姿勢でいたいと思っています。
その上で、チームマネジメントを担うメンバーの考えや意思をサポートしながら、組織としての強さも追求していきたいと思っています。

前段で話した点検会議もその一環ではありますが、アラートを早くあげられる環境をつくる、何かトラブルが起きた時にメンバーだけの責任にしないような連携は意識しています。あとは、会社としての決定も、その背景や意図をセットで伝えるなど。一方的なコミュニケーションにならないように話をしていますね。

今後のシステム開発本部の展望について

– これからどんな組織にしていきたいですか?
新しい事業、技術に積極的に挑戦し、社会貢献の実感を増やしながら自己満足も高めていく、そんなサイクルを作りたいと思っています。
システム開発本部は社内でも一番大きい部署なので、会社への影響力が大きい組織でもあります。経営にも直結する立場でもあるので、メンバー1人1人の意識を高めながら、常に挑戦に前向きな組織にしていきたいです。

– これからどんな人と働きたいですか?
好奇心があって、新しいことへの挑戦を楽しめる人ですね。
エンジニアであっても、ひたすらプログラムを書くということではなくて、直接お客様と話すことが多く、技術でお客様の課題を解決に導く力が求められます。
私自身はお客様との会話を重ねることで、経験も磨かれていき、お客様のために提供価値を広げたいと思う気持ちが、キャリアにつながっていったと感じています。
技術力を上げる、キャリアをつくる、その起点はお客様の課題解決のため。そんな気持ちを持った人と一緒に働きたいですね!

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