仕事を知る〜デザイナー編〜
こんにちは!
当記事にご興味をお持ちいただき、誠に有難う御座います!
今回は弊社の制作チームにおける分業制のキーマンとも言える「デザイナー」に関しての記事公開です。
一般的な「デザイナー職」とは異なり、弊社業務におけるデザイナーの役割をこなしていただくために、具体的な業務内容をまとめましたので、ご確認いただければと存じます。
【デザイナーの仕事内容】
成果物を作る前の前提条件の整理や情報のインプット領域から
①前提条件の確認フェーズ
提出するクリエイティブの情報(前提)を確認する
【確認必須事項】
・資料の目的
・誰から誰へ渡される資料なのか(シチュエーションもあれば共有)
・資料のサイズ(4:3か16:9かなど)
・資料の作成環境(イラレかパワポどちらで作成か)
・資料の枚数
・納期はいつまでか
などの確認事項は必須の確認要件となります。
②情報構成書(ラフ)の制作とデザインイメージの共有
コンサルタントから情報構成書(通称:ラフ案)やスプレッドシートにおける全体構成案が提示されるため、その情報をもとに、ページ内の各情報ごとの優先順位の確認と制作意図の共有を行い、共通認識を醸成します。
③リファレンス(事例)収集
ラフ案の内容と目的等の情報を整理した上で、リファレンス(参考事例)の収集を行います。
こちらは弊社の過去に作成した事例やWEB上にあるポートフォリオなどを参考にして、デデザインイメージを形成するための土台となる重要なタスクとなります。
④クリエイティブ制作
◇制作の流れ
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制作(1次)⇨ コンサルタント確認 ⇨ 制作(2次) ⇨コンサルタント意向確認&修正指示 ⇨修正し、完成版を納品
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⑤クライアントへの共有・制作意図のすり合わせ
作成したデータをクライアント様ご要望の方式にてお渡しし、必要に応じて制作意図のすり合わせにもご同席いただくケースもあります。
【タイムスケジュール】
グラフィックデザイナーの勤務形態も複数パターンあります。
ここでは弊社に所属するグラフィックデザイナーの1日をご紹介します。
10:00 出社〜準備
当日の仕事の流れを確認することから始めます。
10:30 作業開始
自分で手を動かしての作業だけでなく、どういうクリエイティブを作るかというスタッフ間での打ち合せなど、ルーティーンワークではなく、納期やローンチに向けたスケジュールに沿って変動していきます。
12:00~13:00
昼食、休憩
12時から13時くらいなど昼休みの目安の時間が決まっているのが一般的です。自分の仕事の進み具合によって、休憩時間が多少前後することもあります。
13:00~19:00 作業続き
この間にクリエイティブの制作だけでなく、情報のインプット(収集)やコンサルタントとのコミュニケーションなどが発生しますが、基本的には「デザイナー」の業務領域の範疇でご依頼をさせていただく場合がほとんどです。
作業の進み具合やプロジェクトのスケジュールに合わせて、動くことが前提となります
19:00 作業終了
弊社では、基本的には10時スタートで定時は19時と就業時間が決まっています。
【大切にしていること・マインドセット】
WEEVAが制作する資料はお客様への営業資料や決裁者に向けた資料など、クライアントやターゲットごとに適したデザインを1から作りあげるため、成果物のあしらいやデザイン表現は多岐にわたります。
ただ全ての資料において共通しているのは、資料を見る人に「信頼される / 信頼できる」デザインであること。そのためにきちんとした「わかりやすい情報設計」と「ルールに則ったデザイン」を達成することを最低限のゴール設定としています。
あしらいやデザイン表現については、上記が達成した上での見るもので、
①「クライアントに適したデザイン」であること、
②「デザイン意図を説明できること」、
③「他者のデザインを模倣したと判断されないこと」
この3点を守っていれば見た目としてのデザインはノルマクリアとしています。
営業資料や提案資料などのスライドは、全ての文章をじっくり読んでもらえるとは思わないようにしましょう。特にtoB(企業向け)の資料の場合、資料に目を通すお客様は、仕事をたくさん抱えている方です。20ページ近くあるスライド資料を端から端まで読んでくれる時間はありません。
ですので、ぱらぱらっとめくって、全体の概要がスッと入ってくるような資料が求められます。
わかりやすい資料を作るために守ってもらいたいことが以下の3つです。
- 原則1ページ(スライド) 1メッセージ
- 情報の優先順位が付けられている
- 標題、見出し、本文(説明文)、脚注の階層を意識した構成案
特に情報の優先順位付けが資料作成の肝になります。
このスライドで1番伝えたい情報は何か、パッと見たときにその情報が最初に目に入ってくるかを意識して作成することを条件となります。
【獲得できるスキルセット】
以下は習得できるスキルの一例ですが、一般的なデザイナーの仕事では会得できない弊社ならではのスキルを習得することができます!特にクライアントへのコンサルティングを実践するからには、『お客様への提供価値』が最も重要となるため、必然的に情報整理の質や専門性が身につくことは言うまでもないかと存じます。
・必要な情報を瞬時に判別し、優先順位付けができる情報処理能力
・デザインアイデアを考える企画力
・効果的かつ伝わる形式で表現する表現力
・デザインにロジックを持たせる論理的表現力
・意図を伝えるプレゼンテーション能力
・各種デザインソフトの操作スキル
・専門的な用語の理解や考え方を深くする思考力
いかがでしたでしょうか?
上述した以外にもたくさんの仕事や役割がありますが、スキルに応じてタスクを割り振る形で調整しています。
当記事にご興味をお持ちいただき、ご覧いただき有難う御座いました。
今後も『ストーリー』のコンテンツを拡充していく予定ですので、ご期待ください!!