社員インタビュー #3
訪問看護ステーションうらにわ管理者 長谷川晶規
Dr.コトーの世界に憧れて
大阪で勤めていた救命センターでは、毎日のように人が亡くなっていました。もちろん、助かる命もありますが亡くなる命ばかりの日もあります。その中でも、一晩で0歳から90歳の5人の方を対応した日のことは今でも鮮明に覚えています。そのような状況下でこの先も病院で働いていると、「世間のことを何も知らないまま、自分もいつか死ぬのかな」と思うようになりました。
そこから病院以外の世界を知るため、以前から住みたい場所であった江ノ島に移住し、3Dプリンターで臓器モデルなどを作る会社や患者教育のwebサイトやアプリの制作会社で働きました。その後、退職のタイミングでN&Cに出会い、Dr.コトーの世界観に昔から憧れもあり、大崎下島に移住しました。
自分の殻を破る生き方をしたい
救命センターで勤めていた当時は、看護師は病院で働くべきと考え、マニュアル通りの行動だけを順守することに囚われており、新しい発想や何かを作ることは、自分にはできないと決めつけ、挑戦することを諦めていました。また、医療介護職は物理的にも業界的にも狭い空間であるため、生き方や働き方、価値観などを広げていくことが従来の職場では困難でした。
ですから、ここではあらゆる事と関わりを通して自分の価値観を広げたいと思っています。そして、医療職が一つの場所や技術に執着するのでなく、多種多様な価値観を感じられ、学びながら心が休まる活動にしていきたいです。
心に余白をつくる
最近は、野菜や花が育つ事に尊さを感じています。仕事では、ただ事務処理するだけでなく、効率よく誰でも簡潔にするためにはどうするべきかなど、言われたことやタスクだけを行うのではなく、その次の仕事などがやりやすくなるように考えたり行動することに楽しみを感じます。
しかし、性格的に色々と考え込んでしまうタイプで、作業がひと段落しても、「これを準備していた方が次の仕事がスムーズになるかな」と休まず作業を続けてしまいます。それでは何もしない時間を自ら奪っており、仕事が多いのではなく忙しさを求めていることになります。ですから、何も考えない時間をしっかりと持ち、余裕のある状態をつくり、心をいつも豊かにしていきたいと考えています。