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「物語」でマッチング!?ビジネスSNS「Wantedly」を改めてリサーチしてみた

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。

株式会社ParaWorksさまが運営する複業推進メディア「Wizpara」やこの「Wantedly」で、これまでの複業経験を活かしライターとして寄稿を行っております。

Wantedlyの「物語(ストーリー)」を使って情報発信をしていくにあたり、今さらながら改めてビジネスSNS「Wantedly」の仕組みや機能、理念、ターゲットなどをリサーチしておくことで、より閲覧者の方に刺さる情報を発信できるのではと思い、今日はWantedlyを改めて深堀りしてみます。

『Watedly』とは?

Wantedlyは、東京都港区のIT関連企業ウォンテッドリー社が提供する求人情報サイトです。
給料や待遇などの条件ではなく、やりがいや環境で求人者と求職者をマッチングする、今注目の採用広報ツールです。
ビジネスSNSの一種で20代若手社員やエンジニアなどが中心に利用しているサービスです。
転職だけではなく、新卒の就職やインターンにも使用することができます。

2012年2月のサービス公式リリースから2020年10月時点で、登録会社数35,000社、個人ユーザー数250万人を突破しています。

『Watedly』の特徴

給与・待遇などの条件記載NG、自社の魅力で勝負

Watedlyの最大の特徴は、このメディアに掲載する求人情報に、給与や待遇の記載をNGとしているところです。

社風や社内の雰囲気、共に働く社員の顔や活動を掲載し、その活動に興味を持った求職者に応募してもらう "共感採用" を採用しています。

いままで、年収や待遇面でのみ会社を測る指標がなかった人達にとって、チームや社内の雰囲気、実際の仕事の魅力をアピールできる仕様となっており、新しい価値観で就職先を探したい人たちと、積極的に従業員の幸福度の高い働き方を提供している企業の橋渡し的な役割となっています。

ストーリー(Story)を書いてファンを増やす

ストーリー(Story)では、採用を目指す企業側が、就職・転職希望者からの共感が得られるように、その名の通り「物語」を発信する機能です。

おもに下記の様な情報発信の内容がメインとなります。

・働くメンバーひとりひとりの物語が見える場所
・スキルや専門知識をシェアすることで個人と個人が知識を深め合う場所
・キャリアについて語る場所

公式サイトからの引用によると

昨今の人材不足が叫ばれる中で企業の採用手法が変化し、候補者からの認知や興味を獲得するための採用広報、採用ブランディングが注目されるようになりました。 ウォンテッドリーも2019年から「リクルートメント・マーケティング」の啓蒙活動を行っており、でも社員の紹介や社内イベントの様子など、会社のカルチャーを発信するコンテンツが多く掲載されるようになりました。 単なる記事ではなく、“会社での様々な出来事の裏にある『物語』に共感を集めるようなプラットフォームにしていきたい” という思いから、名称を「Story」にしました。

まずは気軽なコンタクト、「話を聞きに行きたい」から始まる、気軽なマッチング

一般的な採用媒体では、いきなり選考へのエントリーから始まるため、応募までのハードルが高く、よほど就職意識が高いユーザーでないと応募に結びつきにくい傾向があります。

Wabtedlyだと、「エントリー」ではなく「話しを聞きに行きたい」ボタンで、ユーザーの応募に対する心理的ハードルを下げ、まずは会って話す機会を作ることを重視しています。

選考に囚われないコミュニケーションから関係がはじまるわけです。

応募ハードルを下げることで、まだ興味があるというレベルの人たちからのコンタクトをとりつけ、候補者の母数を多く確保することができます。

ダイレクトスカウトで直接アプローチ

Wantedlyは、求職者からの応募はもちろん、企業からユーザーへ直接スカウトでアプローチをすることもできます。
ダイレクトスカウト機能は、Wantedly内のユーザーのプロフィールを検索し、採用要件に合った求職者に直接メッセージを送ります。

プロフィールを充実させておくことによって、企業側が個人の価値観を把握してからスカウトメールを送ってくれる確率が高まります。
また、企業側のニーズと求職者のニーズのミスマッチも防げるでしょう。

従業員特典「Perk」、社内報機能「Internal Story」、チームマネジメントツール「Pulse」

Wantedlyには、採用ツールとしての一面以外にも、採用後の社内・チームで活用できる様々な機能が用意されています。

・チームマネジメントツール「Pulse」
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/241730
Wantedly Slack App内のツールである「Pulse」は、チームメンバーのコンディション管理やチームバリュー(行動指針)に基づいた称賛のコミュニケーションをSlackを通して行うことができます。

「Pulse」の主な機能は、5段階評価でコンディションを管理する「調子どう?」と、バリューに基づきメンバー同士が行動を称え合える「さすが!」の2つ。さらに、Wantedlyの管理画面を通じてチームのコンディションを確認することができます。

・従業員特典「Perk」
https://help.wantedly.com/hc/ja/articles/360040759651-%E7%A6%8F%E5%88%A9%E5%8E%9A%E7%94%9F%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9-Perk-%E3%81%A8%E3%81%AF
Perkとは、有料契約している企業の福利厚生サービスです。会社アカウントに紐づく従業員の皆様が、弊社と提携しているサービスをお得に利用できます。

・社内報機能「Internal Story」
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/264935
「Internal Story」とは、ストーリーを通じて会社のビジョンやミッション、そしてそれを実現するためのバリューの浸透を促進するための、自社メンバー限定で記事を配信できる社内報サービスです。

『Watedly』を推す理由

Wantedlyは、企業と求職者がお互いを知った上で採用することでミスマッチを無くし、入社後も長く活躍できる人材との出会いを創出する、"共感採用"を目指しています。

これまでの、求職者は就職先を探す際、ほぼほぼ、給与・年収や待遇面での条件を参考にする程度で、職場の雰囲気や社内で働く社員の活動や、考え、雰囲気を知るすべはありませんでした。

仕事はお金を稼ぐためという画一的な価値感はもう過去の産物で、昨今の特に若者の仕事・働き方に対する価値感は多様化し、金銭や勤務条件以外の幸福度の高い働き方を重要視する傾向が強まっています。

このような職場の雰囲気ややりがいなどの「物語(Story)」をアピールできる、求人媒体が主流になれば、採用する側の企業も、金銭面などの条件面のみで採用することが難しくなるため、ブラックな企業の採用がより難しくなっていく事が予想されます。

より幸福度の高い働き方を模索している求職者にとってのみでなく、社会にとっても良い傾向と言えます。

わたくしザキヤマも、昔、サラリーマン時代、ブラック企業を渡り歩いた経験から、当時、このようなビジネスSNSで転職先を探せればよかったなぁと、今の求職者は恵まれてるなぁと羨ましくもあります。

これからの『Watedly』に期待したい事

自分は仕事柄、様々な転職エージェントをリサーチする機会が多いのですが、ついつい利益先行で、求職者や企業側の誰も得しないマッチングが行われている、転職業界の闇の部分も多く目にしてきました。

多くの求人媒体で、転職した先のことは、考えず、企業側のニーズと求職者のニーズにミスマッチがあったとしても、まずは転職に結びつけようという姿勢が、どうしても感じられました。

ただ、これからは満足度・幸福度の高い転職の機会を提供できない転職媒体では、働き方に対して、多様な価値感を持っている今の若者の心はつかめないという事です。

その点、求職者と企業側とのニーズのミスマッチを防ごうとする、まさに三方良しを目指すWantedlyはこれからもより多くの求職者と企業とのマッチングを増やしいくはずです。

自分は一介のフリーランスですので、採用する側ではなく、あくまで求職者側の満足度が高い機能をこれからも開発してほしいと期待しています。

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