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LDIはやりがいある仕事まだまだ増え自分自身が成長できる会社、意欲ある方に入社して欲しい

こんにちは!LDI(ローソンデジタルイノベーション)の採用広報担当です!今回はコーポレート部の部長を務め、定年退職される絈谷(かせたに)武宏さんに話を伺いました。

ローソン時代から40年近くグループの発展を見続け、LDIではローソンとの架け橋として重要な役割を果たしてきた絈谷さんが、LDIの魅力や社員・求職者へのアドバイス、それに退職後の夢などさまざまな点について語っています。

40年近くグループとコンビニエンスストアの成長を見続けてきた「生粋のローソンマン」

-プロフィールをご紹介いただけますか。

コーポレート部で部長を務めておりました絈谷(かせたに)武宏です。12月に65歳になり退職しますので、現在はシニアマネージャーの肩書きになっています。

私は大阪出身で、大学を卒業後は銀行に6年弱ほど勤めました、1980年代の銀行はとても旧態依然としたカルチャーだったんです。

ドラマの「半沢直樹」をもっと酷くしたような感じで、上司に逆らったらソロバンが飛んでくるような世界で、倍返しは出来ない時代でした(笑)。さすがにこのまま一生勤務するのは難しいと考え1986年にローソン(当時社名”ローソンジャパン”)へ転職しました。

当時は流通の中心が百貨店からスーパーに移行していた時期で、ダイエーの子会社だったローソンに興味を持ったんです。現在は15,000店舗くらいありますが、まだ会社が設立されて11年目、2,000店舗程度の時代でしたね。

コンビニエンスストアへの期待感も高まっていましたから、成長を感じられる会社で仕事してみたい、と考えたのが入社を決めた原動力でした。

入社すると店舗勤務6ヶ月を経て、本社(大阪)の情報システム室に配属されました。もともと銀行マンでしたから経理・財務部門だろうと思っていたので、想定していない畑違いの部署でした(笑)。

ローソンではシステム企画部の部長を務めて役職定年を迎えた後、2017年6月にまだ設立して1年ほどだったLDIに出向しました。その後ローソンからLDIに転籍し、現在に至るという経歴です。

LDIは60歳が定年で65歳まで雇用延長という制度です。私は今年で65歳で退職となります。

20代後半から40年近くローソングループを見てきたので、今となっては生粋のローソンマンと言っても良いのかもしれませんね(笑)。

折衝すべきターゲットの見極めなどローソンとの交渉における要としてLDIに貢献

-コーポレート部の業務について教えていただけますか。

LDIで開発・保守・運用を担当するエンジニアを後方から支える業務を全て担当している部署がコーポレート部です。メンバーは7名で、経営戦略から人事、総務、法務、経理などスタッフ系業務の全てに関わっています。

LDIはまだ70名ほどの小さな企業ですが、ローソングループの一員として各種の規定を整備したりなど高度なガバナンスが求められます。そのため、10名にも満たないコーポレート部が全部をカバーしていくのはなかなか大変です(笑)。

しかも、LDIはローソンと別の企業の合弁として設立されましたから、LDIには三菱商事やローソン、それ以外の企業からの出向者も含まれていました。それぞれにバックボーンがありますから調整に時間が掛かるなど、着任した当時はコーポレートマネジメント改革の必要性を感じましたね。

今ではだいぶ整ってきたのではないかと思います。コーポレート部の業務の中で私は部長として部署全体を指揮してきましたが、中でも会社の経営戦略をサポートしたり、取締役会・株主総会の運営、そしてローソン側との折衝を中心的に行ってきました。

-LDIでのご経験で最も成果が大きかった仕事は何でしたか。

LDIにおける勤務で、私がもっとも貢献できたのはローソンにおける経験値を活かせた、という点にあったと考えています。

LDIはローソンと密接に関わりながら業務を進めていますから、何かを決定する際にはローソンと調整する必要があります。そこで、ローソン側のキーマンは誰なのか、どの部門と折衝すればよいのかをスピード感をもって的確に判断しなければいけません。

また、ターゲットとすべき相手がわかっても、すぐに話ができるとは限りませんよね。私はローソンでの経験が長かったため、誰をターゲットにすればよいのかわかりますし、ローソン社内での人脈もあります。

ローソンで管理職として一緒に過ごしていた人々が役員になっていたりなど重職に就いていますから、ローソンの皆さんの人柄を含め知見もあり、交渉を迅速にまとめるなどお役に立てたのではないかと自負しています(笑)。どんな会社でも人間関係が大切ですからね、後任の部長にも難しい課題ですが、頑張っていただきたいと思っています。

-印象に残っている出来事にはどんなことがありましたか。

マイナスの出来事の方が印象に残っているんですよね(笑)。以前、システム開発がうまくいかずに中止したプロジェクトがあり、各方面へ相談しながら交渉を行い、ローソンやLDIの取締役会に諮るための調整をするなど、半年以上クロージングに追われこともありました。

ポジティブな思い出もありますよ。LDIはLawsonGoなどレジがないキャッシュレスの店舗システムを開発していますから、成果物をCEATECで展示し注目を集められたのは嬉しかったですね。

コーポレート部としては展示ブースの準備や運営を担当したので、反応がダイレクトに感じられ印象深かったです。

知識やスキルなど「縦」の深掘りだけでなく、様々な学び吸収する「横」の幅広さも大切

-絈谷さんが感じるLDIの魅力について語って下さい。

LDIは裁量労働制をとっています、自由闊達にそれぞれが自分のペースで仕事に取り組める環境であるのが一番の魅力だと思っています。役職ではなく「さん」付けで呼んでいるのも、上下を意識せずにフラットに話せるLDIの長所でしょうね。

楽しく仕事できるための条件が揃っている会社だと感じます。また、LDIはローソンのIT戦略子会社として設立されましたが、現在はまだグループ全体の開発・運用・保守のごく一部しか担当できていません。

ローソンの成長はITが鍵を握っていると考えています、スピード感を持ってやっていくためには、LDIがもっともっと力をつけていく必要があります。幸い、LDIへの期待は高まっており、業務量も増加していますから、人材の数と幅を充実させていこうという共通認識が社内に定着しています。

そのため、LDIという会社には悲壮感がないんです。これからますます大きくなり、業容を拡大させていくという成長への期待がみなぎっているんですよね。

この点も、楽しく仕事できる環境と共に、LDIの魅力を構成しているのだと考えています。

-LDIの現役社員の皆さんに向けて、アドバイスをお願いします。

私は7年間ほどJUAS(日本情報システムユーザー協会)の研究会に参加し、部会長まで任された経験があります。そこで得られたのは、利害関係がなく年齢や役職もバラバラな方々とフラットに意見交換することの大切さでした。

自分自身で勉強し縦に知識を深めていくのも重要ですけれども、人間関係を横に広げて外部から吸収できる力を高めていく。社内に閉じこもっていると、どうしても考え方が偏ってしまいます。

自分とは異なる考えに触れていると、人間的にも幅が広がると思うんです。特にエンジニアの皆さんは縦に知識やスキルを深掘りする傾向にありますよね。

自分の中で知識とスキルを縦に深掘りするだけではなく、いろいろな人から違う視点の学びを吸収して、横に幅広い、懐の深い人間になっていただきたいと願っています。

また、LDIは会社自体が大きいわけではありませんから、自分が会社を動かしているんだ、という自覚を持ってどんどん積極的に会社に対して提案してもらいたいですね。そうすれば、LDIはもっともっと良い方向にどんどん変わっていくと思います。

LDIはやりがいある仕事がまだまだ増え成長できる会社、意欲ある方に入社して欲しい

-定年退職を迎えられ、現在の感想をお聞かせいただけますか。

22歳で大学を卒業してから65歳で定年を迎えるまで、43年間という長い期間を社会人として過ごしてきました。でも、あっという間でした。

時間の流れは皆に公平ですが、私に流れた時間は早かったですね。自分に定年退職する時期が来るとは想像もしていませんでしたが、来てしまいました。

妻は「再来週からはずっと家にいるんだよね」と言っており、定年退職を実感させてくれますよ(笑)。

瞬く間に過ぎてしまったのは、仕事が楽しかったからだと思います。仕事が楽しいと思えたのは、店舗数が増えるなどローソンという会社の成長期に立ち会えたから、という理由もあったのでしょうね。

コンビニエンスストアは飽和状態と言われていますけれども、差別化も進んでいますし、新しい業態の店舗もバリエーションを増やしていますから、これまでとは違う形かもしれませんが成長は続いていくでしょう。

また、カルチャーに関しても、私の場合、新卒で入社した銀行が旧態依然として転職しましたが、その後は楽しいと思いながら仕事できました。ローソンやLDIを辞めたいとは感じなかったわけですから、ローソングループはLDIを含めて良い会社だったんだなぁと実感しているところです。

-定年退職された後の生活についてお話いただけますか。

私も妻も歴史が好きなので、定年退職後は歴史に触れ合える生活をしたいと考えて5年前に鎌倉に引っ越したんです。

鎌倉には「鎌倉検定」という試験がありまして、今後最上級の1級を取得して鎌倉の案内人をできるようになりたいという目標を持っています。

それから、子供の頃から大学時代までギターを弾いていた時期があり、いま再びはじめているんです。ボケ防止に役立てばいいかな、と考えているんですが(笑)、アコースティックギターを3台とエレキギターを1台持っています。

今でも大阪のライブハウスに出演している先輩がいるので、いつか自分もやってみたいなぁ、と思っています。仕事からはしばらく離れて、まずはゆっくりしてからその後の人生について考えていきたいですね。

大学時代の絈谷さん

-求職者の方々にメッセージをお願いします。

LDIはまだ設立して10年にも満たない会社ですし、規模も現在70名ほどと大きくありません。ですから、自分が変えていきやすい会社ですし、自分の成長に結びつけやすい会社だと考えています。

また、ローソンは大企業で、国内に15,000店舗、海外にも7,000店舗あります。海外は市場が大きいですから、ひょっとしたら国内より伸びて今よりもさらに巨大な企業になっていくかもしれません。

ローソンが上海に海外1号店を出店した際には私も支援のため現地に赴きました。LDIでも社員が中国まで店舗支援に行った実績がありますから、今後は海外での事業展開も視野に入ると思います。

やりがいのある仕事はまだまだ増えていくでしょうから、「よし、自分が会社を発展させてやろう」という意欲を持っている方に入社していただきたいですね。

ローソンの上海1号店オープニングセレモニー

(取材日:2023年10月11日 聞き手:垣本陸)


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