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【ユニットマネージャー】VUCA時代だからこそ課題解決が好きでプロアクティブな方と一緒に仕事したい

こんにちは!LDI(ローソンデジタルイノベーション)の採用広報担当です!今回は、ローソンアプリの開発・保守を担当するコンシューマーサービスユニットのユニットマネージャーである川端賢彦さんに話を伺いました。

入社までの経歴や担当業務、ユニットのカルチャーについて語っています。また、ユニットマネージャーとして感じているローソンアプリ開発チームの課題も詳しくお聞きしました。

LDIへの応募を検討中のエンジニアの皆さんにとって役立つ記事となっていますので、ぜひご覧ください!

「コンビニエンスストアはインフラ、社会課題の解決に取り組める」想いでLDIに入社

-プロフィールをご紹介いただけますか。

サービスデリバリー本部のコンシューマーサービスユニットでユニットマネージャーをしている川端です。これまでに4社を経験し、LDIは5社目にあたります。

新卒入社した大手海運企業のシステム子会社では、豪華客船でお客様が海上から陸上とメールを送受信できるシステムや、SaaS型でビジネストラベルマネジメントシステムの企画・開発からリリースまでサービス全体に関わりました。

貴重な経験でしたし大手企業なので安定してはいましたが、徐々に刺激がなくなりまして(笑)、以降はベンチャー企業でキャリアを積んできました。というのも、当時は一度きりの人生の中でIPOを当事者として経験したい気持ちが強かったんです。

そこでERPパッケージやヘルステック、ファッションメディアアプリなどのIT系ベンチャーでエンジニアやグループマネージャーを務めました。ヘルステックベンチャーでは開発リーダーのほか監査法人対応におけるCTOのサポートまで行い、IPOの際には東京証券取引所で鐘を鳴らすシーンにも同席しました。

-LDIへの入社を決めた経緯を教えてください。

目標だったIPOを当事者として経験した後は、社会課題の解決に関心を抱くようになりました。そんな時、LDIの社員だった知人から、ローソンがシステムを内製化するためにLDIを設立したと聞き、インフラとさえ言えるコンビニエンスストアなら自分たちの手で社会課題の解決に取り組めるんじゃないかと考えたんです。

日本には社会課題がたくさんありますよね。超高齢化社会ですからヘルスケアの問題は避けられませんし、地方創生も考えていく必要があります。

さらに、ニーズは時代によっても変化していきます。こうした課題の解決に、全国に約15,000店舗を持つローソンならさまざまな形で役立っていけるのではないか、と感じLDIへの入社を決めました。

コミュニケーションが活発でチームとしての成長を重視するのがユニットのカルチャー

-コンシューマーサービスユニットと川端ユニットマネージャーの担当業務をお話しください。

コンシューマーサービスユニットはB2Cのサービス開発を担うセクションです。iOS/AndroidのモバイルアプリやWebサービスをワンストップで開発・運用・保守までできるチームであり、現在は主にローソンアプリを担当しています。

社員が20名強、業務委託を含めると約30名の組織です。私はその中で、プロジェクトへのスタッフ配置やユニットの事業計画立案、また教育研修と評価、採用計画の実行、収支管理など、運営全般を担当しています。

もちろん、もともとエンジニアでiOSにAndroid、Web、バックエンドなど一通りわかりますから、自分でコードを書きたい気持ちもありますよ(笑)。エンジニアとしては開発環境の更新や生産性を高められる周辺環境の整備に関わるアイデア出しを中心に行っています。

-コンシューマーサービスユニットの特徴やカルチャーを教えてください。

コンシューマーサービスユニットにはエンジニアだけでなく、デザイナーやプロジェクトマネージャーなどいくつもの職種のメンバーがおり、バックグラウンドが多様ですから、それぞれの知見に触れ合い刺激を与えあっています。ですから、ビジネスパーソンとして視野を広げる機会が豊富である点が環境的な特徴だと感じています。

メンバーの人柄は穏やかな方が多いですね。でもコミュニケーションは活発で、週末にオンラインでフォートナイトや麻雀などのゲームをしたり。私も参加しましたよ(笑)。

また、自発的な読書会や勉強会も開催されています。例えば有志が集まってアジャイル開発の技術書を読み、意見を言い合ったりディスカッションしたり。

メンバーそれぞれの視点から違う考えが出てくるので勉強になっています。個としての成長だけでなく、チームとしても成長していきましょう、というカルチャーが根付いているのがコンシューマーサービスユニットの文化的な特徴なのだと思っています。

読書会の後に飲みに行く機会もあります。全員がお酒好き、というわけではありませんが、会話が好きなメンバーが多いんです。月に2~3回行くこともありますよ。

エンジニアが多い組織ではありますが、コミュニケーションは他の企業より活発ではないでしょうか。最近入社した社員からも、人間関係の距離が近く話しやすいのでとてもありがたい、と聞きました。

人材不足、プロセス最適化、内製化比率などユニットマネージャーとして感じている5つの課題

-ユニットマネージャーとして感じている課題にはどんな点がありますか。

現在、コンシューマーサービスユニットでは5つの点を課題として認識しています。

1.慢性的な人材不足
ローソンアプリはビジネス上の存在感が日増しに高まっており、とくにローソン側からの期待値が非常に高まっています。「こんなことをやりたい」という要望を数多くいただいていますが、LDIにはそれらすべてを受け止めるリソースがまだ不足しているんです。

そのため、採用強化が急務だと考えて取り組んでいます。

2.開発プロセスの最適化
開発プロセスはウォーターフォールをベースとしており、その中でアジャイルを導入する形となっています。ビジネス部門としてスピード感を求められているので、それに応えていくには、開発プロセスの全体最適を図り、軽量化して工期の短縮を図らねばなりません。

開発プロセスそのものをアジャイルに移行していく必要性が高まっており、改善案を検討しているところです。

3.内製化比率の向上
現在、モバイルアプリでは内製開発を100%実現しています。しかし、バックエンドAPIはまだまだ他の外注ベンダー様が担当されているのが現状なんですね。

コミュニケーションロスが発生し品質やスピード感が低下するとともにコストが高止まりしている状態ですから、サーバーサイドまで含め我々がすべて内製化していけるようになるべきと考えています。

4.生産性の向上
人手不足の時代ですから、人間がやらなくてよい部分はどんどん省力化していかねばならないと強く感じています。直近ではコードレビューの自動化を実現し、業務でも活用が始まっています。

次はテスト担当者が行っているリグレッションテストやE2Eと呼ばれるユーザーの操作に沿ったテストを自動化していく予定です。一晩経てばテストが終わっている形にできれば、スピード感が高まりビジネス側からの要請にも応えやすくなりますから。

ほかにも生成AIを活用するなど、あらゆる場面で生産性を高めていく必要性を感じています。

5.技術負債の返済と技術トレンドへの追従
LDIはIT企業ですから、技術負債の返済と技術トレンドを常に意識し続ける必要があります。2020年にローソンアプリをリニューアルした際、当時としては最新の技術で構築しましたが、それから4年経って、使っているライブラリーが一部陳腐化している箇所がありますし、放置していると新機能を追加する際の阻害要因になる可能性があります。

こうした技術負債の返済を考えていく必要があります。それから、生産性を上げるための技術トレンドを積極的に取り入れてスピード感を出していきたいな、と考えています。

VUCA時代だからこそ課題の発見と解決が好きでプロアクティブな方と一緒に仕事したい

-入社してから印象に残っているエピソードはありますか。

2018年に平成30年北海道胆振東部地震が発生した際、北海道の大部分が停電してしまった時期がありました。すると、レジが使えないため被災者の方々は買い物したくてもできない状態になってしまったんです。

当時ローソンでは、スマートフォンアプリで商品バーコードを読み取るだけで決済できる「ローソンスマホレジ」を都内の3店舗で実証実験しており、私も開発に携わっていました。そこで、「ローソンスマホレジ」を北海道全域で公開したところ、現地の皆さんに大変感謝されたんですね。

自分が手掛けたアプリサービスが困っている方の役に立つんだなと実感し、社会貢献できたんだと肌で感じられる経験でしたからとても印象に残っています。

また、CEATECに出展した「未来のコンビニ」でウォークスルー決済を担当した際には、メディアにも取り上げられるなど大きな反響がありました。この時は家族や友人から「見たよ」と言われ、自分の仕事の影響力を再認識できたという点で印象深かったです。

ローソンスマホレジとCEATECでの展示内容についてはこちらの記事をご覧ください。

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-現在、どんな技術トレンドに注目していますか。

Web3.0の動向や生成AIが気になっています。また、スマートフォンも登場してから15年以上が経過していますから、いつかゲームチェンジする時期が来るかもしれません。

スマートフォンがどう変わっていくのか、OSはこのままiOSとAndroidの時代が続くのか、ブレイクスルーする新技術は開発されるのかなど、新たなテクノロジーを見据えた準備もしていかなければ、と思っています。

-川端ユニットマネージャーの趣味や休日の過ごし方を教えてください。

若い頃からゲームを作ったり、ツールを作って賞をいただいたりとプログラミングをする機会が多く、モノ作りが好きで打ち込んできました。最近は東証のデータを分析して、さまざまな条件から銘柄を検索し株価を分析するソフトを制作しました。

それ以外では、自宅の住み替えを予定していますので、内装のリフォームに興味を持ち、建材メーカーのショールームを回って知識を増やしています。知らないことを学べるのは楽しいですね。

また、息子が大きくなって、一緒に行動する機会がなくなったので、最近は妻とふたりで健康のために散歩する機会が増えました。休みの日には自宅の近くや都内を歩いたりしています。

有明から東京駅まで歩いたり、品川から東京まで散歩したりしています。これからは旅行にも行くなど、知らない場所に足を運ぶようにもしたいと考えています。

-求職者の方にメッセージをお願いします。

現代は将来予測が不可能なVUCA時代と言われますよね。変化が激しい社会で、企業が生き残っていくためには課題の発見と解決にどれだけスピード感を持てるかが勝負だと考えています。

そのため、課題を発見して解決するのが好きな方、主体性を持ってプロアクティブに動ける方と仕事したいと思っています。課題解決が好きで楽しめる方と、仲間として一緒に働けるとうれしいですね。

(取材日:2024年1月19日 聞き手:垣本陸)


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