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D5Cで実現する、自分の技術でより良い社会づくりに貢献

第8弾となる中堅社員インタビューに登場するのは、2022年11月に中途入社した肖さんです。ソリューションエンジニアとして、画像解析処理の研究開発で経験を積んできました。D5Cとの出会いや現在の仕事内容、今後の目標などを伺いました。

プロフィール

肖 恒さん

技術ソリューション部所属

大阪大学/大学院 情報科学研究科

自分の強みを活かせるフィールドを広げたい

ーこれまでの職歴を教えてください。

元々はロボット制御のプログラムに興味があり、統計分野に強い大阪大学大学院を修了後、日本の民間企業に就職しました。ソリューションエンジニアとして、約3年間、主に画像処理技術を利用してお客様の抱えている問題を解決し、高い価値があるソリューションの提供に従事してきました。具体的には大手医療メーカーの内視鏡機器や、自動車メーカーのモニタリングシステムの研究開発などです。

ー転職を希望された理由は?

自分が持っている知識や技術で社会全体の利益を上げて、より良い社会・質の高い生活に貢献したいという思いがあり、コンサルティング業界なら、それを実現できるのではないかと思ったからです。

前職では最先端技術の研究開発・提供が主な目的でした。チャレンジングな毎日でとても魅力的だったのですが、研究ばかりでクライアントの利益に対して直接的な注力ができないことにジレンマを感じるようになってきました。研究開発に予算を使っても、すぐに売上を上げたり逆にコストを下げるなどの提案ができるわけではないので。私はそのジレンマから、自分が持つデータ分析、画像解析の技術を事業分野にどう活用できるのか?ということが気になりました。

ージレンマを持ったきっかけは?

1年間、大手電機メーカーのR&Dセンターに出向していた時に、部署を超えた全員MTGが頻繁に行われていたんです。MTGではセンターの所長から、会社の売上や社会の流れなどに対するお話をよくされていて「外の世界はどうなっているか」「社会から求められているものは何か」を常に考えておくように、と言われたんですね。当時の私は、R&Dの現場なのに世界のトレンドなどを気にする必要がどこにあるのか、その理由がわからなかったのです。

しかし徐々に、企業の成り立ちの意味、企業の成長を促進するための研究開発部門であることなど、自分が今いる場所の意味がわかってきました。単に最新のものを作る、オリジナルを作るだけでは他部署との連携も強くならず、事業成立には至りません。研究開発職以外にも、自分の力を試せるところはまだまだある、まだまだ広い世界を見て行きたい!と思ったのがきっかけですね。

より良い社会貢献が実現できると感じたD5C

ーとても重要な気づきがあったのですね。ではそこからD5cとの出会いを教えてください。

コンサルティング業界に絞って転職活動のために登録したサービスから、スカウトメールが届いたのが最初の出会いです。D5Cのウォンテッドリーやホームページの情報を読んでみて、自分が今持っている技術を活かすことができそうだと感じました。

ー実際に面接でのD5Cの印象は?

非常に話しやすく、自由度が高い雰囲気だと感じました。1次面接、2次面接と経営陣の方々からOJTの対応をしていただくエンジニアの方とも面接させていただき、面白い人が多いと思いました。

より良い評価をいただいた他社からのスカウトも届いていたのですが、転職の目的である自分の技術でより良い社会づくりに貢献することが実現できると感じたのがD5Cだけでした。

ー今のお仕事内容を教えてください。

データサイエンティストとして、データ分析、アルゴリズム開発、アナリティクスサービスの提供など行っている企業へ出向し、クライアントの課題に基づいたデータ分析が主な仕事です。

入社して半年が経ちましたが、データ量の多さ・種類の豊富さに驚いています。前職では一定の特徴データから傾向を示す程度のものだったのに対して、現在扱っているマーケティングのデータは数億単位のデータ量です。

リスク管理と意思統一のための「説明資料」

ー膨大な量ですね!仕事上、気をつけていることは?

セキュリティに関してもかなり厳重な管理になっているので、データ処理の効率化が課題ですね。ビックデータの解析は複雑です。学習モデルを構築する際の前処理などが非常に多くて驚きました。また、他の連携パートナーやチームメンバーと組んで仕事を進めるので、コミュニケーションに対する工夫をしました。

ー具体的に教えてください。

個人で動く仕事とチームで動く仕事とそれぞれありますが、データ分析の仕事は意思疎通をしっかりしないとやり直しなどのミスが発生します。業務内容の報告や、依頼するだけの伝達方法ではミスに繋がると考えています。

私は、常にメンバーへ向けた「説明資料」を作成して自分の意思を伝えられるように工夫し、意思伝達の効率化を重視しています。

同じチームメンバーなので、そんなパワポなどわざわざ使って説明資料を作る必要はない、と思いがちですよね。「わかってるはず」「そんなの当たり前」というイメージで、つい浅く考えてしまう気がします。同じ考えだよね、という勝手な思い込み、当たり前という言葉が一番良くないです。

作業の流れのうち、変更点のみを伝えればいいという解釈では、それぞれにつながっている仕事という自覚と想像力がないまま作業が進んでしまいます。

「説明資料」はその前後の情報や変更意図を、見える化してきちんと情報として届けるためのものです。作業の上流下流ではなく、横のつながりできちんと伝えるのが一番大切だと考えています。

ー説明資料の作成は前職の経験からのアイデアですか?

研究開発の仕事は、今自分がどう考えているのか、今後はどうしたいのか、という自分の考えをまとめて周りに提案する必要があります。ビッグデータを管理する際、一つのミスが大変な事例につながります。そのリスクを少しでも回避するためにも、チームのコミュニケーションは大切だと考え、現在のチームで共有することに努めています。

ー今後の目標は?

個人の目標として、将来的には業界内に向けた情報発信もできるような一流のデータコンサルタントを目指したいと思っています。そのためには常に自分をアップデートし、オープンマインドでいることに注力したいです。どんな場面にも対応できる人になりたいので、多種多様な業界のクライアントと出会い、どんどん学びを深めたいと思います。

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