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中華・高橋のしごと~古樹軒事業部編①成城石井コラボ商品

中華食材の卸売から歩みをスタートした、株式会社中華・高橋。創業70周年を迎えた現在は、小売・EC販売の他、自社・OEMでの商品開発、飲食店での体験・教育提供、Webメディア運営など、中華料理で日本を楽しく豊かにできるビジネスはすべてやる!の精神で事業を順調に拡大しています。

2024年3月、皆様もご存じのスーパー「成城石井」の全国店舗にて、中華・高橋の名を冠したコラボ商品『花椒の香り引き立つ中華風胡麻だれ』『胡麻のコクが決め手万能黒酢風だれ』が販売開始しました!

toC向けのブランド「古樹軒」部署で、NB品(自社開発製品)・PB品(お客様側で企画して作る製品)両方の営業を担当している柳田さんへ、この案件をメインに古樹軒事業部の仕事内容をお伺いしました。

学校給食の管理栄養士から食品の営業職へ!

◆柳田さんは未経験から営業職採用とお伺いしていますが、仕事内容はどんな感じですか?

現在の仕事内容は、toCブランド「古樹軒」のオリジナル商品の販売営業をメインに、発注作業などの事務も含め様々な仕事内容に携わってます。業務の中で沢山の人と関われることにやりがいを感じています。前職では、学校給食の管理栄養士をしていました。毎日の人との関わりも給食室内でのやりとりがほとんどで、会話をしても調理員10人ほどの方とのみ、みたいな。もっと仕事を通じて沢山の方と関わりたい!という思いから営業の仕事を選んだので、営業先への訪問や、電話でのやりとりは楽しいですし、うまく対応できた時は嬉しいです。 未経験での採用だったので、入社時はどう対応していいか分からず要件を聞くのが精一杯でしたが、今では自分で対応できますし、お客様に喜んでもらえることも増えました。

◆今回の企画が始まったきっかけについて教えてください!

成城石井さんへは元々中華・高橋のtoCブランド「古樹軒」のNB品(自社開発製品)を置いていただいていたのですが、問屋を通してのやり取りでした。

2022年の秋ごろに、中華・高橋の開発力をもっと活かそう!ということで、PB品(お客様側で企画して作る製品)の営業に注力していました。その中で成城石井さんにも電話でアプローチしたところ、先方が中華・高橋を知ってくださっていて…更に先方の中で、新しい中華ドレッシングを作りたい!という話が出ていたので、まさに良いタイミングでした。ドレッシングの棚の中で、中華ドレッシングって画一的ですよね。どれも胡麻油orラー油に醤油と酢でちょっと胡麻が入ってたり。成城石井さんはお惣菜が強いので、それに併せてちょい足ししてもらえるような、ドレッシングの要素もあるたれとして汎用的なものを求めていらした感じです。

◆ありきたりではない中華ドレッシングを!という先方の希望とぴったり合っていたんですね!

2022年秋に初回の商談をして、冬頃には試作に入っていました。中華・高橋の営業開発拠点であるC's Kitchenの開発の方と品質管理担当の方には試作から実際の外部業者での製造まで、いろいろとお世話になりました。試作品でのOKが出るまでは結構スムーズで、改良も数回程度、それも微調整的なもので、ガラッと変わるような変更はありませんでした。今回、実は最初の時点では2023年の春に発売したいということで進んでいたので、時間は少なかったですね。サンプルが出来次第すぐに発送して、先方に評価を貰う、というやり取りでした。本来であれば、食べ方提案で副食材なども含めて手持ちして、先方の評価を直でもらうのが一番理想なんですが…。成城石井さん社内での企画会議があるのですが、それに向けて先方の担当バイヤーの方と相談したり、中華・高橋社内の開発担当の方や古樹軒事業部の上司の力を借りながら、必要な商品コンセプトやアピールポイントを伝えていました。

◆試作後の生産についてはいかがでしたか?

元々2023年の春発売で動いていたと話しましたが、先方の企画会議の時間枠が採れなかったり、工場の日程を抑えるといったところで時間がかかってしまいました。さらには生産での初回テストサンプルが試作とかけ離れたものになってしまって…やっぱりどうしても実際の生産では機材も違うし、規模もかなり大きくなるので、再現の難易度を実感しました。品質管理の面でも提出物の期限コントロールや使用不可原料など、対応しなければいけないことが沢山あって大変でした。OKは出ているので世に出さなきゃ!というプレッシャーもありますし、売上見込みもどんどん後ろ倒しになっていくので、途中いつになったらできるんだろう…と思ったこともありました。その分ようやく世に出たときは安心しました。実家にも報告して、一緒に喜んでもらったり。

◆今後の抱負を教えてください!

今回は手探り状態だったからこそ、ゼロから商品を作り上げるという初めての経験を通して、気を付けなきゃいけないこと等の要点は少しずつ分かってきました。古樹軒事業部はまだまだフカヒレ頼りな部分も多くあるので、フカヒレの生産量に左右されない、中華の冷凍総菜や調味料をもっと手掛けていきたいと考えています。今回の成城石井さんもそうですが、NB品やギフトなどで口座のある高級スーパーや小売店は多いんですよね。その既存のお客様に対して、中華・高橋はフカヒレだけじゃなくて、中華専業のナレッジをもって惣菜や調味料もできる!という点を伝えた上で、PB品を含めた提案はどんどんできるんじゃないかなと思っています。

【おまけインタビュー C’s事業部開発担当】

今回の商品を担当した、C’s事業部開発の方にもお話をお伺いしました!

◆今回の開発当初はどんな流れだったんでしょうか?

市販のドレッシングの中で、和風・洋風なものは種類も豊富だが、中華のドレッシングのアイテムが少ないため、開発してほしい。ただ、ドレッシングとして野菜にかけるだけだと面白くないので、汎用性のある商品を作りたいというリクエストでした。その要望に対して、こちらから胡麻・黒酢・椒麻(ジャオマー・青葱と花椒のソース)の3種を提案しました。

◆今回に限らず、開発時に意識していることはありますか?

商品名を見てパッとイメージがつかない尖った商品は、一般消費者の方には受け入れられにくいため、イメージしやすい商品を目指しています。

◆営業の方に求めることを教えてください!

中華の商品を作りたいとなった時に一番に思い出してもらえるよう、お客様との関係を密に築いていただきたいですね。まだまだ知られていない中華の奥深さを世の中に広め、中華好き人口を増やしていくことが、C's事業部を始めとした中華・高橋の取り組むべき課題であると考えているので。中華・高橋のプレイングマネージャーの方々はその点が長けているので、若手の方もそれを見て自ら経験し、吸収していっていただければと思います。

インタビューは以上となります。ご協力ありがとうございました!

成城石井さんの店舗で輝く中華・高橋のロゴ!全国展開+身近な店舗の棚に並んでいるということで、発売報告のあった社内掲示板でも大盛り上がりでした。

古樹軒事業部では現在ブランディングを担う新メンバーを募集中。ご興味がある方がいらっしゃいましたら、下記またはこちらよりお気軽にエントリーをお願いいたします!

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