1
/
5

【前編】調達グループに話を聞きました!

こんにちは!ティッセンクルップ・ニューセラです。
今回は調達グループの高井さん、アディさんの二人に話を聞きました。
(高井さん:表紙写真右、 アディさん:表紙写真左)

今回は前編をお届けします。

Q:前職について教えてください

高井:私は、去年の11月に当社に入社しました。その前は約25年間国内の大手機械メーカーで働いており、その内最初の3分の2は機械のエンジニアとしてプラントの設計を、その後の3分の1は調達業務をしていました。

アディ:私は、フィリピンにある高層ビルを手掛ける建設会社で、土木系のエンジニアとして1年間働いた後、日系EPC企業のフィリピン支社で11年間働いていました。そこでは最初の3年間は調達、残りの8年間はプロジェクト・エンジニアを担当していました。当社には2017年に入社しました。

Q : 当社の入社理由は?

高井:会社が家から近かったのが一番の大きな理由です。前は通勤に2時間弱かかっていたので。また、転職直前は自動車部品の調達を担当していたのですが、元々プラントの機械設計をしていたこともあり、慣れ親しんだプラントの方が自分には合っていると思い、社外を含めた転職を考えていたところ、当社と縁がありました。

アディ:私は日系企業のフィリピン支社で働いていたのですが、途中から日本本社に駐在していました。言語の壁はあったものの日本の仕事スタイルに慣れてきたころ、フィリピンに帰任することになりました。その後はフィリピンでの仕事にあまり充実感を感じなくなってしまい、他の選択肢を探していたところ、当社で働く機会を得ました。当社は中規模企業なので、大企業と比べて柔軟性を感じる他、自分の仕事への貢献度合いの大きさを感じられ、充実感があります。

Q:所属している調達グループについて教えてください

高井:私たち調達グループはプロジェクト部に属しており、プロジェクト部には1.製品管理 2.調達(調達・輸送) 3.プロジェクト管理 という3つのグループがあります。私が調達グループのマネージャー兼国内サプライヤーの担当、アディさんが海外サプライヤーの担当です。

設備・部品の調達業務は2つのグループで行っており、電解槽で使われる部品の調達は製品管理グループが、電解槽以外の設備で使われる設備・部品の調達は私たち調達グループが担当しています。私たち調達グループでは主にタンク、ポンプ、各種の処理設備、バルブ、計器類などの設備・部品を購入しています。

Q : 調達業務の流れについて教えてください

高井: 調達業務の流れとしては、以下の通りです。まず設備・部品の調達を必要とする部門から依頼がきます。新設、改造案件の場合はエンジニアリング部が、既設プラントのメンテナンス部品についてはアフターセールス部が主に依頼元となり、それぞれ調達内容についてやり取りしながら進めていきます。

1. 調達の依頼が来たら、サプライヤー候補を選定して見積を依頼します。案件によっては依頼元がサプライヤーを指定する場合もあります。
2. 仕様の確認や納期や契約金額の交渉を経て、サプライヤーを選定、発注します。
3. 発注後、調達品が納入されるまで、製作状況のモニタリングや立会、必要に応じて督促を行います。
4. 納入完了後、サプライヤーへの支払依頼を行います。

アディ:私の役割は主に2つあります。一つは高井さんと同じ調達担当として、電解槽以外の機器の調達を担当しています。もうひとつはコーディネーターとして、サプライヤーの選定や調達戦略の観点からグローバルレベルで連携するため、海外拠点の調達担当者との調整をしています。さらに、将来使用するERPシステム開発のために、各拠点のプロセスの最適化、標準化、概念化、開発、実装に関わる業務も行っています。

Q:出張の頻度は?

高井:国内サプライヤーの場合、出張は数か月に一回程度です。出張の理由としては主に3つあり、1.新しいサプライヤーを見に行く 2.発注したサプライヤーとの打ち合わせ 3. 完成した設備・部品の確認・立ち合いです。


新しいサプライヤーを探すときはいろんなところを見に行きますし、発注した後は発注先のサプライヤーを見に行くことになります。基本的には発注直後の打合せと、完成前の立ち合いのみで完結できるのが理想です。上記以外にトラブルが発生すると解決のために出張回数が増えてきます。実は出張はあまり多くない方が良いのです。通常は、サプライヤーの営業担当者との対面の打ち合わせが多いです。

アディ:私の場合出張はあまりないですが、将来的には新しいサプライヤーの開拓や当社中国拠点との協業、ERPシステムの開発関連などで出張に行く可能性はあると思います。基本海外サプライヤーさんが日本に来ることはあまりないので、打合せは基本TEAMSや電話あとはメールでのやりとりが多いですね。

Q : やり取りしているサプライヤーさんは何社?

高井:やり取りしている国内サプライヤーさんは約50社で、食塩電解はニッチな市場なので、9割以上が既存のサプライヤーさんです。会社全体でのサプライヤーさんの数としては、大手メーカーさんと比べたら少ないですが、調達担当ひとりひとりが担当者としてやりとりをするサプライヤーさんの数は、他社と比べて多いと思います。当社は調達担当の人数が少ないので、一人で幅広い設備・部品を買う必要があります。

アディ:私は約30社位ですね。既存のサプライヤーが7割です。最近では新たに数社の海外サプライヤーとコンタクトを取っていて、将来の案件で取引できる可能性を模索しています。

最後まで読んで頂きありがとうございました!
次回は後編をお届けします!

ティッセンクルップ・ニューセラ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング
ティッセンクルップ・ニューセラ株式会社からお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?