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職種紹介 #03 UX/UIデザイナー|ユーザー体験とそれを持続的に向上させるしくみをデザインする

コンセントには、「デザインでひらく、デザインをひらく」というミッションのもとに、さまざまな職能のメンバーが在籍しています。また、対象とするデザイン領域の広さから多くの職種があり、担当する範囲も多岐にわたります。そんなコンセントの職種を紹介する「職種紹介」シリーズ。今回は、User Experience Design groupのUX/UIデザイナー、コミュニケーションデザイナー、チームマネージャー叶丸恵理より、コンセントにおける「UX/UIデザイナー」ポジションの業務やおもしろさについて説明します。

/登場人物:株式会社コンセント|UX/UIデザイナー、コミュニケーションデザイナー 叶丸恵理
広島市立大学芸術学部日本画専攻卒業。2018年にコンセント中途入社。コーポレートサイトやブランドサイト、デジタルプロダクトの設計・デザイン、サービスデザイン支援プロジェクトのビジョン構築など幅広く活動している。

業務オペレーションも含めた多面的なUXを構想。事業と生活者双方の体験をプロトタイピングして包括的にデザインする。

—コンセントにおけるUX/UIデザイナーとは、どんな職種なのでしょうか。

コンセントの技術マトリクスによる公式定義では、顧客の課題解決とユーザー価値を両立したデジタルプロダクト(ウェブサイト、ウェブサービス、ネイティブアプリなど)の、一連のユーザー体験の設計を行うポジションとなっています。

ユーザー体験の設計は、実にさまざまなフェーズでデザインやディレクションを行います。具体的には、ユーザーリサーチ、要求事項や要件の整理、プロトタイピング、アクティビティ設計、情報設計、デザインルールやトーン&マナー設計、UIデザイン、ユーザーテストなどですね。

また、クライアントが抱えている課題を解決していくためには、ユーザー体験の設計だけでなく、その裏側に存在する業務オペレーションも整えていく必要があります。そのため、事業と生活者双方の体験を包括的にデザインします。

—非常に幅広い業務を担当されるんですね。

そうですね。戦略策定から携わり、そこからユーザー体験を設計して、実際のデジタルプロダクトへの落とし込みまで地続きでやれるというのは、UX/UIデザイナーの大きな特徴です。あらゆる手段でサービスに関わることを考え、プロトタイピングし、議論を前に進めていく重要な職種だと思います。

とはいえ、UX/UIデザイナー1人がプロジェクトを動かしていくわけではありません。私たちの他にもプロジェクトマネージャーやサービスデザイナー、コンテンツストラテジスト、エンジニアなど複数名でチームを組み、適宜外部パートナーとも連携しながら、クライアントと一緒にプロジェクトを動かしていきます。

戦略からビジュアルまで、人間中心の価値向上を支援。クライアントと一丸となって、一気通貫でプロジェクトを手がける。

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—コンセントのUX/UIデザイナーが持つ魅力とは、どんなものだと考えますか?

コンセントでは、規模を問わずさまざまな業種の企業や、行政機関のプロジェクトに関わることができます。その上、UX/UIデザイナーの場合、それぞれのプロジェクトにおいて、ユーザーの体験からインターフェースのデザインまで広範囲を担当するので、キャリアを積む上でも可能性を大きく拡げられると思います。

でも一番の魅力は、非常にやりがいがあるということ。中長期的なビジネス成果を見据えながら、人間中心の視点で価値向上の支援ができる仕事です。携わったプロダクトの中で「ユーザーに良い影響を与えられた」と実感できたときは、本当にうれしいですね。

一方で、プロジェクトに対して前のめりになってくださるクライアントが多いというのも、おもしろい部分です。例えば、私たちは「デザイン組織支援」もしているのですが、そこではコンセントのUX/UIデザイナーがクライアント社内のデザイン担当者と一緒に議論しながらプロジェクトを進めています。クライアントと肩を並べながらひとつのチームとして動けるというのも大きな魅力です。

—非常にやりがいのあるUX/UIデザイナーの仕事ですが、将来的にどのような展望があると感じていますか。

近年は、企業とユーザーのタッチポイントが多様化されてきていますよね。その中でも、ウェブサイトやアプリ、SNS、ウェブ広告などのオンラインを介したデジタルタッチポイントというのは、ユーザー体験を考える上でもとても重要な部分になっています。

その点、UX/UIデザイナーは、最適なユーザー体験を考え、ユーザーにとって使いやすいUI設計をクライアントと伴走しながら一気通貫で手がけていくので、需要は高いと思います。

先ほど「デザイン組織支援」のところで少しお話をしましたが、最近ではクライアントの企業内にUX/UIデザイナーが在籍していることもあります。これからそういった人材を育てていきたいという声もたくさん耳にしますし、活躍の場は増えていくと思います。今後は人材育成、組織的なデザイン技術を向上させるしくみをデザインしていく活動にも力を入れていきたいですね。

チームで課題解決しながら、新たな施策を考える。さらに学びの機会を通じて、成長を楽しむ。

—コンセントのUXUIデザイナーに対して、どんな人に応募してほしいと考えますか。

UX/UIデザイナーとして主体的に動いて、さらに周りを巻き込める方に応募してほしいという思いがあります。単独で動くというよりも、チーム一丸となってプロジェクトを進めるため、その点を楽しめるということが大事ですね。

また、コンセントには「学ぶ機会が豊富」という特徴があります。会社の取り組みのひとつとして、「コンセントデザインスクール」というデザインのナレッジを共有する社内研修プログラムを独自に開発してしまうほど。所属するUser Experience Design group内でも盛んに勉強会を行っていたり、一人ひとりが自発的に学びの場を設けていたりします。私自身、過去にはUXデザインやサービスデザインを学ぶ現場発のオンライン勉強会を企画・開催したことも。こんなふうに「学び合う」文化があることに加えて、デザイナーの在籍人数の多い会社なので、一緒に働くデザイナーからいろいろな観点を得ることができます。ですから、成長に対するモチベーションが高い方にはオススメの職場だと思います。

インタビュー/柴崎卓郎 butterflytools
写真/牧野智晃 〔4×5〕

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