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クラウドバンク代表インタビュー

みなさんこんにちは。
クラウドバンクの代表を務める金田創のインタビューを行いました。
金田のクラウドバンクに対する想いや従業員に求めることなどを中心にお聞きしました。


ー まずは金田さんの経歴から教えてください。

東京大学工学部反応工学科(化学系)を卒業後、東京大学大学院にて科学生命工学の博士課程を修了後、外資の戦略系コンサルティングファームに就職しました。

社会に出遅れたという意識があり、また仕事が激務だったためコンサル時代の4年間は毎月稼働時間が400時間前後と仕事漬けの生活をしてましたが、当時の日本支社長に認めてもらえるようになり、3年目にしてプロジェクトマネージャーを任せてももらえるようになりました。

一方で、実業経験のないままクライアントの企業に対してコンサルティングをし続けることへの葛藤から、起業することにしました。

ITバブルの波に乗り、WEBサイト構築等や新規事業の立ち上げの手伝いなどを行っていたが、その中でi-mode上でのECサイトの運営の実務支援を通じて得たノウハウを元にshopping.jpを立ち上げました。
shopping.jpではi-modeのみならず、EzwebやVodafone liveにも広げ順調に拡大を果たすが、競争激化やスマートフォンの登場、2008年のリーマンショックを契機にECサイト運営から撤退し、昔のコンサルティング会社の経験と事業を立ち上げた経験を元に、事業の資金調達案件の事業性や資金の保全方法などに対するデューデリジェンスを行うコンサルティングをはじめました。

そんな中、ソーシャルレンデイングの存在を知り、証券会社をM&Aし、クラウドバンクのサービスを開始しました。
ソーシャルレンデイングを通して、保全性が高く銀行預金よりも良い利回りが得られる良質な案件を小口化することで日本独自のソーシャルレンディングを事業化できると思ったからです。


ー クラウドバンクを今後どのように発展させていきたいか(その中で今はどのフェーズか)

クラウドバンクはミドルリスク・ミドルリターンな投資商品のブティックを目指しています。

今の主力サービスであるソーシャルレンディングは、案件毎に入念なDDが必要なオーダーメイド型のファンドなため、急激に案件数を増やすことが仕組上不可能な商品です。

一方、当社で2021年より取り扱っている米国CLOファンドのような商品は、予めプロの投資家によるスクリーニングを受けた商品であるため、入念なDDが必要なく、投資家の需要に応じて募集量を比較的容易に調整できます。CLOファンドのようないわゆるレディメイド型の投資商品のバリエーションを増やすことが、当社の目指すところであるミドルリスク・ミドルリターンな投資商品のブティックに繋がると考えています。

そういった意味では、現在の位置づけとしてはソーシャルレンディングを中心に据えた足場固めが一段落し、今後はレディメイド型商品を武器として、スケールのスピード感を一層加速していくフェーズと考えています。


ー ご自身のキャリアを考えることはありますか?

年齢も年齢ですし、次のステップというよりも今やっているこの会社の業務を通して、いかに社会に貢献できるかを考えることの方が多いですね。

先行きが不安視されている日本において、少しでも事業を通じて日本で働くみなさんの生活が豊かになること、ひいては世界における日本の競争力が向上することにもっと貢献したいという思いが強いです。

よく日本の武器はモノ作りと言われていますが、もう一つ、見落としてはいけないと思うのが、銀行に預金として眠る莫大な個人金融資産だと思っています。

日本の個人金融資産のうち、1,000兆円以上が預貯金と言われています。
その1,000兆円の預貯金から個人が受け取る利息は普通預金で0.001%、定期預金でも0.002%程度。
仮に全部が定期預金と仮定しても200億円程度しか個人に還元されていません。
この1,000兆円のほんの一部、例えば100分の1の10兆円だけでも年利5%で運用すれば、年間5000億円の利息を生み出します。

今の日本で「貯蓄から投資」への流れを加速するためには、株式投資やFXと比較して元本そのものの保全性が高い、ミドルリスク・ミドルリターンの投資商品を投資の選択肢として充実させることが何より重要だと考えています。
クラウドバンクが取り扱うミドルリスク・ミドルリターンの投資商品にはもう一つ、メリットがあります。
元本価値が時々刻々と変動する株式やFXに投資すると、平日の昼間に常に価格が気になり、チェックするだけでもそれなりの負担がありますが、そのような投資商品と比べ、利息を分配するタイプの投資商品は、通常、元本価値が変動しませんので日々の値動きを気にする必要がありません。
つまり、投資したらあとは基本的には値動きなどを監視しなくても一定の時期にある程度予定された額の分配が行われ、予定通りに運用されれば最終的には元本が償還されます。
これは、普通に昼間に仕事を持っている方々にしてみたら割と無視できないメリットではないでしょうか。
私たちはこれを「待つだけ資産運用」と呼んでいます。

クラウドバンクの事業を通じて、老若男女または保有資産の多寡に関わらず、大きく儲けることはできないけれども元本の保全性が高い投資商品を資産運用の一つとして組み入れていただき、お金の面での悩みを少しでも減らしていくことができれば嬉しいですね。


ー 不透明な世の中でキャリアについて悩んでいる方にアドバイスを送るとしたらどんなこと?

無責任なことは言えない難しい質問ですね。
実際、テクノロジーの進化に伴い、様々な仕事が生まれては消えてを繰り返しています。
現代においては、AIの登場によりその新陳代謝のスピードは益々加速していくと思っています。
10~20年後にも存在している仕事かどうかを見極めるのはとても難しいと思います。

しかし、10~20年後でも通用しそうなスキルは予測できます。それらのスキルを身につけることを意識しておく必要はあるのではないかと思います。

今思いつく限りの例ですが、例えば下記の図のようなスキルはAIが発達した20年後でも必要なスキルなのではないでしょうか。


キャリアに迷った時はこれらのスキルに繋がる仕事を選択すればたとえ所属している組織がだめになったとしても他の組織できっと役に立てるのではないかと思います。


ー 率直にどんな人材を求めますか?

基本的に考えることが好きな人ですね。
あとは知識欲があって自分で必要な知識にたどり着き吸収することが人。
くだらないことでも壮大なことでも難にでも常に頭が動き、自問自答しているような方と一緒に仕事がしたいと思います。

さきほど話したスキルで適切な成果を出すためには、どれだけ長時間そのことに考え続けたかが大切なような気がするんですよね。

たとえば一見まったく違うスキルのように見える「問題解決力」と「交渉力」もどちらも実は即興で成果が出せるわけではなく、どれだけその問題について情報を集めて四六時中深く考えたか、交渉相手の情報を集めてどのような交渉のやりとりのパターンがあり得るかをやはり四六時中深く考えたかが結果につながるような気がしています。
もちろん、応募にあたっての必須条件ではありませんので、そのようなスキルをこれから身につけたいなと思っていただけたらという程度に考えてください。

あとは、人間性ですね。
どんな仕事においても、やはりベースは人間性だと思いますので、人としての最低限の常識や倫理感のある方です。

実は能力・資質自体は高くても以外と倫理観が低い人がいる。
不正とまではいかなくても、不必要なマウンティングを同僚に行うこと、パワハラ・セクハラなども結局は組織を壊し会社を弱くします。
これらを行わない倫理観を持つことはスキル以前の基本中の基本と思っています。

ー 最後に転職者の方へのメッセージをお願いします

成長する意欲のある方であれば、他の会社ではできない経験ができるように組織の代表としてできるかぎりのバックアップをお約束します。


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