1
/
5

スタートアップがなぜ「魚屋」なのか。リアルとテックで食の新しい体験をデザインする【sakana bacca事業部長インタビュー】

こんにちはフーディソンの広報です。
弊社はスタートアップとして日々『食の世界をもっと楽しく』することを目指しています。
今回はリアル店舗である「sakana bacca(サカナバッカ)」の事業部長の渡邊にフーディソンにおけるリアル店舗の存在意義、戦略上何が重要なのかを話してもらいます。

「sakana bacca」事業部長:渡邊陽介
—-------
デザインプロダクション、印刷会社でアートディレクターとして建築系の写真集の装丁や広告、ブランドデザインを経験。2014年フーディソンにアートディレクターとして入社。現在はアートディレクターと、sakana baccaの事業責任者を兼任。
—------

〜ミッションは『ブランド価値を高める』こと。リアルな店舗を通して新しい体験を提供〜

私は2014年の11月にフーディソンに入社しました。
元々はデザイン会社にてデザイナーやアートディレクターをしておりフーディソンにも1人目のデザイナーとして入社してます。実際に2018年までは店舗のデザインや他のプロダクト含めたロゴ設計など、組織におけるデザインに関わることを横断的に担当していました。
そして2018年の10月より現在の「sakana bacca」の事業責任者として従事することになります。

事業責任者としての現在の私のメインミッションは、

  • 8店舗(取材時点)ある「sakana bacca」の店舗数を拡大していくこと
  • 店舗としての『ブランド価値を高める』こと

の2点です。

ミッションを成し遂げるため「sakana bacca」というリアルな店舗を通して『どんな体験をして欲しいのか』を意識し、0からブランドづくりをしています。

(写真)sakana bacca豪徳寺の外観

私自身はデザインのキャリアを歩んでいましたので、店舗運営の知見や事業開発の知見があったわけではありません。
最初に立ち上げた店舗は『新しい体験』を意識するあまり尖らせる事ばかりに目がいっていました。切り身などはおいておらず丸々1匹の魚しか置いていなくて、使い勝手が悪く買いづらい。売上も全く伸びない状態でした。

そのようにコンセプト先行でお店作りをしたことで失敗した時期もありましたが、現在は魚屋の店長経験者も参画し、魚屋を商売として成立させながら『新しい体験』をどう作るかを、店舗で働く人間と議論しながら事業を進めることができるようになりました。

(写真)「見せるアイスベッド」ー ディスプレイ一つでも従来のスーパーとは異なる体験を追求している

〜消費者との接点を作り、ダイレクトなインプットを得て、フーディソンのブランド価値向上に貢献する〜

現在、魚はスーパーなどで買うことが一般的ではないでしょうか。また、丸ごと一匹買うというよりは切り身などの加工された状態で買うことが多いと思います。その結果、昔は数多くあった鮮魚店も街の風景から徐々に消えていってしまっています*。

ではなぜフーディソンはあえてリアルな店舗に挑戦するのか。

答えの一つは『消費者と接点を持つこと』です。事業として売上をつくることだけではなく、どれだけ消費者と関係性をつくれるか、新しい体験をつくれるかを意識しています。

実際に日常の生活で商品を買う人がどんな事を考えており、食に対してどんな意識を持っているのか。生鮮流通業界の変革を目指すフーディソンにとって、『顧客(消費者)目線』を失わず手触り感をもって商品やサービスの新しいアイデアや仮説を生み出していくことが非常に重要だと考えています。

同時に「sakana bacca」はフーディソン全体のブランド価値を消費者に直接伝える存在であると思っています。フーディソンのビジョン『生鮮流通に新しい循環を』を成し遂げるためにも、消費者と双方向にコミュニケーションがとれる店舗という”場”はフーディソンの強みの一つとなっています。

*1994年には24,811軒あった魚屋も 2014年には7,520軒まで減少している(出典:水産庁『平成 29 年度 水産白書』)

(画像)ビジョン「生鮮流通に新しい循環を」(会社紹介資料より抜粋)

〜リアルとテックの融合。どちらかだけでは成し得ない『体験価値』を目指す。共に本気で挑戦していく人に出会いたい〜

フーディソンはITだけでなく小売や流通にも直接入り、物理的な部分にも深く関わりながら業界構造の変革を本気で目指しています。
ですが、まだまだ課題は多いです。その1つにオンラインとオフラインをいかした事業展開があります。

「sakana bacca」において店舗数を増やしていくことはもちろん戦略上の重要なミッションではありますが、ただ店舗数を増やしていけば良いとは思っていません。

物理的な接点は持ちながらもフーディソンの強みであるIT、オンラインとの融合も非常に重要です。
今はまだ実現できていませんが、小売やオフラインだけ、反対にオンラインだけでは成し得ない体験をつくることを目指していきたいと思っています。

(画像)フーディソンが目指す生産流通DX(会社紹介資料より抜粋)

私たちはスタートアップであり、これまでにない市場を自らつくろうとしています。だからこそ多くの難題に挑戦することになり、そして勝っていくためには今の私たちの力だけでは難しいです。
私たちが考える思いに対し共に本気で挑んでくださる仲間がまだまだ必要です。

事業開発のポジションだけの話でいうと店舗開発の経験があることは重要ではなく考えながら手を動かせること、そして何より楽しめる人。ここを重要視しています。

・ルーティンワークはほとんどなく常に課題がある状態 = 成長機会が非常に多い
・アウトプットを重要視している = 普段の時間の使い方の裁量が大きい
・まだこのタイミングでいうと少数精鋭(2人)= スピード感もあるし柔軟性も高く非常にエキサイティングな環境

このようなことに少しでも惹かれる、引っ掛かりを感じる方はお話をしたいですね!

もちろん店舗を運営するスタッフも募集していますので、新しい魚屋を作っていきたい、お客様に魚の楽しさを伝えたいという方がいればぜひご応募いただければと思います!

応募意志はいりませんのでまずはお話ししませんか?

▼参考情報

株式会社フーディソンでは一緒に働く仲間を募集しています
16 いいね!
16 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
株式会社フーディソンからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?