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エンジニアからのキャリアチェンジ。プロダクトマネジャーのやりがいと求められること【社員インタビュー】

こんにちは!中途採用担当の深井です。
フリークアウトに興味をもたれた方により私たちを知っていただくために、社員インタビューを実施しています。

今回はプロダクトマネジャー職(以下:PM)から、PM Division 廣瀬さんにお話をお伺いしました!2015年にPMとしてフリークアウト入社後、位置情報マーケティングプラットフォーム「ASE」の立ち上げなどフリークアウトのプロダクト開発に従事するほか、PM職の評価制度策定などのPMの組織化にも取り組んでいらっしゃいます。

前職ではエンジニアも経験されていたそうで、PMへキャリアチェンジをした経緯や、PMのやりがいなどについてお話いただきました!

「何を作るのか」「なぜ作るのか」にフォーカスする

フリークアウトにPMとして入社したきっかけを教えてください。

前職では、様々な金融サービスのUI/UX改善の業務や、FX取引システムのインフラ構築・運用などに従事してきました。その様な経験を通し、ビッグデータを用いたマーケティング課題を解決する、マーケティングテクノロジー領域に強い興味をもっていました。

もともとフリークアウトは、DSP(デマンドサイドプラットフォーム)を開発しているマーケティングテクノロジーカンパニーとして知っており、DSPがどのような仕組みで動いているかに非常に興味がありました。

そんなとき、たまたまフリークアウトが開催したイベントに参加し、現役のエンジニアや先任のPMである箭内さん(現フリークアウト取締役)等との話していく中で、「プロダクトマネジャー」を目指してはどうか、とオファーをいただきました。当時、PMという職種自体が聞き覚えもなく、自身も経験のしたことのない業務となるため不安はありましたが、フリークアウトは優秀なエンジニアが多く、アドテクノロジーの業界でも随一の技術力を誇る会社でしたので、自身の成長の機会だと信じ入社を決めました。

フリークアウトにはPMがどのくらいいるのでしょうか?

プロダクトごとに複数名のPMがおり、全員で6名になります。エンジニア経験があるメンバーが多い一方、ほとんどの人がPMを経験するのはフリークアウトが初めてになります。

PMというロールを選択した理由はメンバー各々あると思いますが、自身がシステム開発に関わる中で、興味対象が「どのように作るのか」から「何を作るのか」・「なぜ作るのか」にシフトして行き、プロダクトマネジメントという業務領域があることを知り、挑戦をしたという人が多いように思われます。


プロダクト開発の不安とプレッシャー、それを覆すチームとカルチャー

フリークアウトのPMの仕事内容を教えてください。

PMの仕事は、「何を作るのか」と「なぜ作るのか」を定義してプロダクトチームをリードし、プロダクトがユーザにもたらす価値にコミットすることです。

フリークアウトでは、広告主サイド、メディアサイドと言った領域毎にプラットフォームが存在します。それぞれのプラットフォーム上で、多種多様な業界・業種における具体的なマーケティング課題とその解決方法を模索していく中でプロダクトを形作っていきます。

例えば、日々社内のセールスメンバー、時にはPM自らが、私たちのクライアントが抱える「経営する飲食店店舗への送客を増やしたい」、「運用している美容情報メディアでコンテンツ親和性の高い広告を配信して収益向上を図りたい」と言った課題をクライアントの下へと足を運んで見聞きする中で集めていきます。

そのうえで、我々が提供出来るソリューション(「何を作るのか」)が、それらの課題を解消するに値する価値を提供できるか、そしてそれが普及したところでどの程度の市場性があるのか(なぜ作るのか)を検討し、プロダクトとして取り組むべき課題の絞り込みを行います。

この取り組むべき課題を特定するということ自体が難しく、一回の試行でたどり着くものでありません。複数の仮説を持ち、繰り返し検証しながら、自説の確からしさを上げていくことが必要になります。

廣瀬さんは前職ではエンジニアを経験されていましたが、どのような部分がPMという仕事に活かされていますか?

上述のように、プロダクトマネジメントのプロセスは、ひとつひとつは小さな仮説検証の繰り返しになります。そのため、検証自体のバッチサイズをいかに小さくし、いかに素早く検証を回すかが重要です。

素早い検証の秘訣は、いかに「開発」をせずに検証をするか。このような日々の検討で、エンジニアリング経験に基づく見積もりや難易度の認識が素早い状況判断につながっていると感じています。

また、当社のプロダクト開発の特徴でもある、基盤となるプラットフォームを活かして、顧客課題を解決するプロダクトを開発していくというスタイルでは、プラットフォームの仕様をどのようにアップデートしていくかが肝になります。

エンジニアとお互い納得感を持って話し合いができることが大切で、その際にも、プラットフォームの既存システム仕様を把握するためにエンジニアリング経験は、大いに役に立っていました。

PMをやっていて大変だと思うことはありますか?

プロダクトが提供すべき価値は何か?それで顧客の課題は解決されるのか?複雑に絡み合う複数の要素の中で考えを巡らせていくうちに、プロダクトが目指すべきゴールが分からなくなることも度々起こります。

プロダクト開発は、常に暗中模索の状態からスタートします。少ない情報から立てた仮説の下、少しずつ検証を進めながら、事実を明らかにしていく。PMは、この過程で様々な不安を抱えていると思います。

そして、作ったプロダクトが利益を生み出していかなければならないことには、常にプレッシャーを感じています。作り出したものに価値を見いだせないと、自分のみならずセールスやエンジニアのメンバーの努力もまた、水の泡になってしまうからです。

そう言った中でも、失敗を許容し何度も打席に立つことを良しとする文化、プロダクトについての議論が出来る同僚のPMがすぐ隣(と言っても今やオンラインですが)にいるフリークアウトの環境は、とても心強く感じます。

また、社内では「WE ARE ALL MAKERS!」という標語をよく使います。セールスやエンジニアのメンバーもプロダクトを「全員で作る」という意識がとても強く、いろいろな面でフィードバックがもらいやすい環境でもあります。

プロダクトを生み出すプロセスには様々な苦労はありますが、フリークアウトの環境・同僚と一緒だったから乗り越えられたな、と思うこともたくさんありました。新しく入ったPMの方に対しても、大変ながらも高いハードルを超えることをサポート出来るPMチームと組織文化を引き続き成長させていけたらと思っています。

責任は重いが、自分で決めたことに納得感をもって実行できる

プロダクトマネジメントをする上で大切にしていることはありますか?

大切なのは、関わるメンバー全てが納得感を持ってプロダクト作りに取り組めていること。PMは「自分たちが考えたものを、作って売る」ことの、一番の起点にあるポジションです。そこを間違えてしまうと、かけてきた労力が無駄になってしまいます。

プロダクトマネジメントの第一歩は、ゴールを見えるようにすること。課題を抱える顧客、一緒にプロダクトを創り出すセールスやエンジニアをつないでいきます。プロダクトが生み出す価値をみんなで共有し、プロダクトを形作っていくのが大切だと思います。

PMは、プロダクトに関わる人たちの「橋渡し」をする役目もあるんですね。

そうですね。ただ、単純に橋渡しをするというより、プロダクトというものを起点に、チームをリードしていくことが重要です。

大きな責任は感じますが、その反面、自分で決められる裁量が大きいことには大変やりがいに感じます。物事を最後までやりきる時に、一番重要な要素は、それをやると決めたのが誰か、という事だとおもっており、「やることを自分で決める」というのもプロダクトマネジメントを進めるなかで、重要な要素だと思います。

それだけPMはプロダクト開発に欠かせない存在なんですね。フリークアウトでは、PMの評価・キャリア開発にどのような取り組みをされていますか?

フリークアウトでは、プロダクトマネジメントに必要な機能・役割を図示した「プロダクトマネジメントライアングル*」等を参考に、フリークアウトにおけるプロダクト開発のプロセスとその時のPMに求められる機能・役割を定義し、PMの日々の能力開発とプロダクト開発の推進を目的とした、PM特化の評価制度を策定しています。


*プロダクトマネジメントトライアングル
画像引用元:https://productlogic.org/2014/06/22/the-product-management-triangle/

今後も事業の進化と共にアップデートを続けつつ、新たなPMメンバーが入社してきたときにも素早く即戦力として活躍できるようなオンボーディング体制を整え、強い組織づくりを続けていきたいと思っています。

評価軸が明確になると、PMがより活躍できる組織になっていきそうですね。廣瀬さんご自身は、今後のキャリアをどう考えていますか?

引き続きプロダクト開発をリードしていく、このような役割を担っていきたいと考えています。
現在フリークアウトでは、複数の事業領域でビジネスを展開しています。これらの事業領域にまたがる形でのアセット活用と新規事業の創出に取り組んでいきたいと考えています。

最後に応募される方へメッセージをお願いします!

PMという仕事がビジネスにとって重要なポジションであり、今後もよりこの役割が求められていくと思います。プロダクトマネジメントという観点から新しいビジネスを一緒に考えてみたいという方、ぜひ一緒にチャレンジしましょう!


廣瀬さん、ありがとうございました!

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