1
/
5

デジタルリメイクし業績を向上!DigitalDecisionの実態を徹底解剖【取材レポート】

こんにちは。タレントマネジメント室の石毛彩です。
本記事では船井総研デジタル(以下:FSD)が主催する経営者向けセミナーについて、ご紹介いたします。

FSDでは、デジタル企業化を目指す経営者さま向けに毎月何十件とセミナーを開催しております。
「Digital Decision (以下:DD)」においては、一発逆転を狙う経営者さまの為に選りすぐりのDX成功実例27選をピックアップしています。

本セミナーの詳しい説明ついてはこちらの記事をご覧ください。

8月22日に経営者向けデジタル企業化セミナー「Digital Decision 2022」を初開催します! | 株式会社船井総研デジタル
「Digital Decision 2022」を初開催します!8月22日に、経営者向けのデジタル企業化セミナーである、「Digital Decision 2022」を開催します。 無料・オンライ...
https://www.wantedly.com/companies/fsdg/post_articles/422010


それでは早速ですが、先日東京本社で行われたDDの潜入レポートをお送りいたします。
今回のイベントは怒涛の勢いで駆け抜けていくので、参加者さまも私達スタッフも気合が必要となります!
が、是非、読者の方も最後までお付き合いいただけますと幸いです。


Digital Decisionの開催概要

2023年6月5日(月)の10時~17時にて、船井総研デジタル東京本社(丸の内)で行われました。
今回のコンテンツは以下のとおりです。

  • 第1講座 ゲスト事例セッション 地方の老舗企業がデジタルソリューションで生まれ変わった!
  • 第2講座 船井総研デジタル篇 業績130%成長の“ デジタルリメイク ”新規事業
  • 第3講座 外部企業の事例篇 デジタル新規事業 24 事例一挙公開!
  • 第4講座 デジタル新規事業を「見つける」「始める」「成功させる」の3ステップ

◆開催前(9:00~)

今回の参加者は60名程です。
テーブルや会場はすでに準備が完了し、最終チェック中です。


FSDでは役職人も運営スタッフ同様、準備段階から出勤しています。
役職関係なく全員が同じように働いているのはFSDの文化かと思います。

◆オープニング(10:00~)

講師:船井総研デジタル 代表取締役社長 社長執行役員 柳楽仁史

始めに参加者様同士で名刺交換を行っていきます。
今回は人数が多いので、沢山の経営者の方と繋がりをもっていただく機会になります。

その後、柳楽よりDDの概要を改めて説明すると共に、講座がより役立つように考え方のポイントをまとめてお伝えします。

・異業種でも自社に応用(真似)できそうな事例はないか?
・応用・真似できそうなポイントはどこか?
・誰がどう推進するか?説得すべき人は?
・いつから着手して、いつまでに実現したいか?

柳楽は最後に「一億円の種を持ち買って下さい!」と締めくくっていましたが、
大袈裟ではなく、宝くじを買うよりも確率は高いと感じました。


◆第1講座 ゲスト事例セッション 地方の老舗企業がデジタルソリューションで生まれ変わった!(10:30~)

ゲスト講師:株式会社プラポート 株式会社 REVOX代表取締役 宮季 高正 氏

どの講座もそうですが、第1講座から濃密な内容でスタートです。

――――――――――
宮季様は、プラスチック加工メーカー株式会社プラポートと、AIによる自動見積もりシステム「SellBOT」を扱う株式会社REVOXの二社の代表を務めています。

元々フォトグラファーをしていた宮季様は結婚を機に、義父のプラポート社を事業承継することになります。しかし、いざ入社して感じたこと、それは「この会社は無くてもいい…」でした。

なぜなら当時のプラポート社に対し、「お客様から頂いた図面をその通りにプラスチックの加工をする」ビジネスモデルで、「うちがやらなくても、他の会社でもできる。であれば、当社の存在意義は一体何なのか?」という疑問がうまれたからです。

そこで、宮季様は「会社の使命は雇用だ。働くという場が生きがいとやりがいを持てる会社にし、そこから感動の高付加価値を生んでそれを社員に還元していく」と会社の存在意義を決め、経営理念を「生きがいと感動の創造」としました。

そこからお客様へ感動の付加価値を与える為にサービス向上(他社との差別化)に従事します。
プラポート社では、納期を業界No1のスピードにする為、現状把握から課題をあぶりだし職人技をやめて機械で自動化し事務処理をPRA化していきました。
また、宮季様はグロービス大学院に入学し経営も学びました。

結果、プラポート社は「ホワイト企業認定」でブロンズランクを取得するまでに成長し、現在も業績は右肩上がりを続けています。

しかし、「直接ホワイトな取り組みをできるのは自社が雇用をしている社員のみだ」ということに限界を感じはじめました。

そのような中、2020年に経済産業省や、ボストンコンサルティングなどが主催するAI人材開発プログラム「AIQuest」にて、約800名の中から更に関心の高い生徒が中小企業にて直接その会社の課題を解決する特別プログラムの受け入れ先としてプラポート社が選ばれます。

自社の課題であった労働集約型の見積もり作業をAI化できないかと、参加生徒に取り組んでもらった結果、一定の成果がでました。手応えを感じた宮季様と生徒は、「このシステムを他の企業にも使ってもらおう!」というビジョンのもと、彼らと引き続き開発に着手していきます。

一年半後、そのシステムは世界初の機能を搭載したAI見積もりシステム「セルボット」が生まれ、2022年6月のリリースを迎えることとなり、同時に株式会社REVOXが誕生しました。

ここでは一貫して宮季様の思想「世の中をホワイト企業に塗り替える」が反映された開発が進められました。中小製造業の雇用のあり方を製品を通して実現したいという思いで作られたセルボットは、「日刊工業新聞」、「日経新聞」に取材され、一部上場企業との技術提携も結ばれ、金融機関からも事業計画の高い評価を受け、現在も技術開発に励んでいます。
――――――――――

最後に宮季様は以下の三つが重要な思考として、まとめました。
1. 自社は何者か
2. 自社は何をしたいのか
3. 社員の理解を得ているか

その後、質疑応答の時間と実際に宮季様との名刺交換の時間があります。
各参加者様と宮季様が熱心にお話されているのがとても印象的でした。

また、私は実際に宮季様の講和を聞き、以下の点を学びました。

・入社した時点でプラポート社の事業に疑問を感じた
そもそも自社の事業が、同業他社の事業内容と変わらないことに疑問をもつでしょうか?
こういった「当たり前」と見過ごしてしまうことに疑問をもつことが、企業発展の一歩なのではと思いました。
・「~働く社員へ還元すること」という、会社の存在意義
会社の存在意義を社員へ還元へと定義することで、社員は自分達第一思考で会社が考えてくれていると感じます。
返報性の原理が好転反応を起こし、社員も自社の為にと思いがうまれ会社成長に向けた良いサイクルができたのではと感じました。
・現状で満足せずに、常に社会貢献の念をもっている
宮季様も途中で仰っていましたが、「世の中をホワイト企業に塗り替える」という思いに通じているのは、日本発展を見据えて自社がどう貢献できるかという強い思いを感じました。


◆第2講座 船井総研デジタル篇(11:40~) 

デジタル新規事業 24 事例一挙公開!業績 130% 成長の“ デジタルリメイク ”新規事業~本業の周辺をデジタル化して外売り強化~

ここでは、FSDのスタッフが担当事業の成功事例を元にお話しします。


<顧客ニーズを踏まえたITツール導入付加でサービス領域拡大>

講師:船井総研デジタル ITコンサルティング事業部 ゼネナルマネージャー 吉本直史

――――――――――
FSDのITコンサルティング事業部ではBPR業務+その課題にあったITツール導入の提案までを行っています。2021年から立ち上げで、三年で一億円まで事業拡大いたしました。
それまでの経緯をお話していきたいと思います。

元々は社内での業務改善がきっかけでした。
船井総研グループでは約7000人の会員様と年間1300回セミナーを行っており、当時は紙媒体で一人一人のお客様とやりとりしていました。そこで、何か業務改善できないかと挑戦がはじまります。

まずはスタッフの思考を、おもてなし思考から事業思考へ変化させました。
事業思考とは「高品質かつ生産性を高めたサービス」とし、ゴールは「デジタルを使ってどのお客様にも高品質のサービスを提供していく」に定めました。ここが大きな起点となりました。

その後、実際の業務の洗い出し(業務の棚卸、工数調査、課題整理)をし、サービスをWeb化していきました。

<例>
・入会の申し込みはFAXだったものから、メールやWeb対応へ
・こちらで作業していたお客様情報などを、ご自身で入力いただく

こうして自社独自で開発したノウハウをサービス化していきます。
サービス内容は、お客様(会社)では可視化しようとしても時間確保やリソース不足から可視化できない業務(ブラックボックス化)を洗い出しです。

ただ内容を紐解いていくと、業務領域からシステム領域の問題がでてきました。

<例>
・当時のシステム担当者が不在となったので、サポートが必要
・各社員が入力しているデータを一元化し、業務効率化を図りたい

また近年は、ローコードツールなどを使用しシステムを自社開発できるようになってきた背景もあり、業務改善の流れが変わってきています。

<従来>
業務プロセスに合わせて、業務システムカスタマイズ
<近年>
業務システムに合わせて、業務プロセスを改善

ここから、サービス領域をDX推進の為のITツール企画~導入まで拡大していくことになり、冒頭でお話した結果に繋がりました。
――――――――――

ITコンサルティングと聞くと、どうしても難しいという印象をお持ちの方もいらっしゃると思いますが元々は業務改善から始まって、そこから自分達で色々なツールを調べてお客様にあったものを提供していると話を聞くと、もしかしたら自分にもできる近なものかもしれないと感じます。

<出社必出のコールセンターをデジタル化>

講師:船井総研デジタル コールソリューショングループ グループマネージャ 池内愛

――――――――――
コールセンター事業立ち上げ10年から、2023年年度売上は1億2000万の見込みです。
ここまで、売上成長したのは、コールセンター内製化がきっかけでした。

当時は以下の問題点を抱えていました。
・業績はあがっていたが、コール業務の70%を外注ししていた為、利益率があがらない
・外注メインだったのでコール業務のノウハウがたまらない
・時期によって閑散期、繁忙期で受注件数にバラつきがあるため、人の調整が難しい

上記を解決する為に、悪戦苦闘しながらコールセンター内製化に向けてチャレンジをしていきました。

道のり①
業務委託契約6人で結成しましたが、さまざまな問題(専任者不在、人材育成、勤怠管理など)が発生し3カ月で解散…そこで、優秀な人材確保の為に、出社マストだったものを在宅勤務可能にしました。

また在宅勤務の課題は以下のようにそれぞれ解決しました。
・オペレーターの状況把握→デジタル化
・すぐに上司へ相談できる環境→コミュニケーションのデジタル化
・セキュリティの担保→セキュリティのデジタル化

そして、以下の結果を得ました。
・リモートコンタクトセンター(完全在宅パート社員)としコール業務を100%内製化
・一年間 人件費 70%コストカット
・利益率30%→60%へ!
・生産性(稼働率)+30%UP 品質(AP取得率)+36%UP

道のり②
現状把握と組織の明確化し、コールソリューショングループ(営業部隊)とリモートコンタクトセンター(在宅オペレーター)を分けました。

更に、リモートコンタクトセンターを運営する上で、オペレーターの状態を常時確認できる仕組みなどが必要だった為、「アマゾンコネクト」というシステムも導入しました。

そうすることで、定性面(顧客対応力、セキュリティ向上、)でも、定量面(コストパフォーマンスの向上、社員のコア業務注力による売上UP)共にメリットが生まれ、冒頭の結果となりました。――――――――――

最後に小平もコメントしていましたが、外向き(営業)内向き(コール業務)の業務がある中で、内向き業務に対してコストをさき、システム化したことが成功の鍵だったのではと思います。直ぐに費用対効果が分かるわけではないですが、長期目線で見た計画と現状把握ができていたからこそ、結果に繋がったものだと感じました。

<不動産所有者名簿作成代行サービス『リストる』デジタルリメイク>

講師:船井総研デジタル セールスプランニンググループマネージャー 中村 芽以

――――――――――
ここでの講座は以下の記事をお読みください。

デジタル企業化を目指す経営者勉強会!Digital President Labとは?【取材レポート】 | 株式会社船井総研デジタル
こんにちは。タレントマネジメント室の石毛彩です。今回は船井総研デジタルが主催する経営者向け勉強会について、ご紹介いたします。船井総研グループでは、コンサルティングを行う各社が経営者向け勉強会を開...
https://www.wantedly.com/companies/fsdg/post_articles/510987

――――――――――

◆第3講座 外部企業の事例篇(13:20~)

デジタル新規事業 24 事例一挙公開!

講師:船井総研デジタル 執行役員 斉藤 芳宜
船井総研デジタル タレントマネジメント室 ゼネラルマネージャー 山本翼
船井総研デジタル SaaSコンサルティング事業部 マネージャー 中根 敬司
船井総研デジタル SaaSコンサルティング事業部 チームリーダー 秋田諭希

ここから怒涛の事例紹介が始まりますが、その中からいくつかピックアップいたします。――――――――――

1. タクシー会社が、宅配サービスに参入「食品・飲食デリバリーアプリ」A
オリエント交通株式会社様
タクシー会社を営んでいましたが、コロナの影響で売上が大幅に落ち込みました。
そこで飲食店と手を組み、デリバリーサービスを開始しアプリの運用も始めたところ、新規事業の売上拡大、飲食店への貢献さらに、知名度が上がったことで既存事業の収益も増加しました。

2. 映像制作会社が、事務所をスタジオとして貸出し「オンライン配信スタジオ」A
株式会社ナツメスタジオワークス様
映像制作会社でしたが、売上/業容拡大のと動画撮影が日常化して、参入企業が急増しレッドオーシャン化していたのが悩みでした。
そこで、自社のスタジオを動画収録用のレンタルスタジオへシフトチェンジし、設備・技術を伴ったオンライン配信専門スタジオ化しました。
高品質・高単価なサービス提供を開始して客層を変えることに成功し売上が2億7000万まで伸びました。

3. 旅館業が、自社の業務システムを販売「効率アップ業務管理システム」B
株式会社陣様
急遽、旅館を引き継ぐことになったオーナー様は、いきなり旅館の経営不振の直面に立たされました。
そこで、「陣屋コネクト」という業務効率化できるシステムを開発、すると、スタッフ全員のきめ細やかな「おもてなし」の実現と、従業員満足度も向上に成功。
更に、「陣屋コネクト」を外販することで、売上8億円を達成するまでになりました。

4. コンサルティング会社が、デジタル会報誌を販売「デジタルメディア配信」C
株式会社船井総合研究所様
会報誌の会員は一定数いましたが、紙媒体でした。そこで売上増・収益確保のために媒体をデジタル化しようと決意し移行します。
すると、デジタルメディアは低単価商品でありますが、船井総合研究所のコンサルティングを受ける前のフロントエンド商品という位置づけになり、年間1,000社ほどの新規見込み客の開拓と一定数の割合でコンサルティング受注にもつながり売上も1億3000万を達成しました。

5. 観光農園が、ネット通販に参入「スイーツEC通販」D
株式会社いちごの里ファーム様
いちご農園を営んでいましたが、コロナ渦で売上が落ち込みました。
そこで、産直のいちごを活かしたスイーツ通信販売を実施し、ECサイトの運営に注力したところ、リピート顧客も増え、コロナ前の10倍の売上を記録しました。

6. パン屋さんのレジ効率アップ「AI画像認識レジ」E
有限会社ポレポレベーカリー様
200種類のパンを取り扱う、有限会社ポレポレベーカリー様ではレジ業務に時間がかかっていました。
同時にスタッフの教育も時間を要する為、採用も困難でした。
そこで、オーナー様が立ち上がり、福井県で初めてAIレジを導入しました。
そうすることで、会計時間の削減と、スタッフ研修期間も短縮され採用問題も解決されました。
また、AIレジが福井県初ということが話題となり、更なる集客へ繋がりました。
――――――――――

どの事例も興味をひきますが、やはり皆さん問題解決に向けて圧巻の行動力ですね。
余談ですが、今回の事例は全てFSDスタッフが各企業様の元へ足を運んだり、Web会議で繋げたりしながら直接コンタクトをとっています。こういったことも、お客様との関係構築へ繋がっているんだと思います。

~ShareTime~

ここまでの24事例聞いた中で、印象に残った事例や、直ぐに使えそうな参考例を皆さんでディスカッションしていきます。

このようなディスカッションが聞こえてきました!
・地方だと伸びていくのが「訪日外国人(インバウンド)」なので、外国人労働力の取り込みを考えたい
・自社向けに開発したシステムを、他の会社に外販していくという発想はなかったので、考えてみたい
・教育事業は考えていたが、e-ラーニングコンテンツにして販売していくことは考えていなかった。ぜひやりたいと思っている

また、とにかくデジタル新規事業をシャワーのようにたくさん浴びる機会がなかなか無かったので、こんな機会で学べて良かったという声も多くありました。

◆第4講座 デジタル新規事業を「見つける」「始める」「成功させる」の3ステップ(15:00~)

講師:船井総研デジタル 取締役常務執行役員 小平勝也

ここでは今までの紹介事例を元に、3ステップでデジタル新規事業の進め方をご案内していきます。

――――――――――
はじめに、今回ご紹介したデジタルリメイクですが、大きく5つのパターンに分類されます。
売上インパクトは上からの並び順通りとなり、Aが一番売上インパクトは大きいです。
(第3講座でのご紹介事例名にABCDEと振り分けているので、ご参考にしてください)

<新規事業>
パターンA:本業の隣の ザ・デジタル新規事業
パターンB:本業のデジタルリメイクを外販
<既存事業>
パターンC:本業の「商品・サービス」をデジタルリメイク
パターンD:本業の「売り方」をデジタルリメイク
パターンE:本業の「生産性を向上」させるデジタルリメイク

上記を理解したうえでまず、「見つける」とは
・社内で顕在・潜在の非効率業務・低生産性業務は、「ミス」や「ヒヤリ・ハット」、「業務中断」など俗人性がボトルネックの業務に気付くこと

★ここでパターンAの見つけ方の例として、M&Aの事例もご紹介していきます。

講師:船井総合研究所 M&A支援部 マネージングディレクター 光田卓司

内容はこちらを確認ください。

デジタル企業化を目指す経営者勉強会!Digital President Labとは?【取材レポート】 | 株式会社船井総研デジタル
こんにちは。タレントマネジメント室の石毛彩です。今回は船井総研デジタルが主催する経営者向け勉強会について、ご紹介いたします。船井総研グループでは、コンサルティングを行う各社が経営者向け勉強会を開...
https://www.wantedly.com/companies/fsdg/post_articles/510987

次に「始める」とは
・社内のデジタルリメイクは「デジタル前提」で、スモールスタート

最後に「成功させる」とは
・低投資&高効率のWebマーケティングからスタートし、ビジネスモデルは、業種(業務)の細部にこだわる
・ビジネスモデルができたら市場性を見極めて、事業計画を作る
――――――――――

ただここで、その過程でFSDは何かしてくれるの?と疑問に感じる方もいらっしゃるかと思います。
FSDでは、上記の工程を「デジタル新規事業 構築プロジェクト」とし事業立ち上げから推進まで行っています。
参考までに以下の資料も添付いたします。


また、FSDは「伴走型実行支援」なので計画策定後の支援(人材採用、教育など)も支援しています。
ここまでできるのは、自社のDX化成功実績を元にお客様をサポートしているからです。
FSDでの実際のサポート内容も皆様にご理解いただけますと幸いです。

◆本日のまとめ 明日から生まれ変わるために行う社長の仕事(15:00~)

講師:船井総研デジタル 代表取締役社長 社長執行役員 柳楽仁史

柳楽は最後に明日からすぐに変わるポイントとして、以下のようにまとめてお話しました。
・現場や顧客の困りごとや要望にアンテナを立てる
・デジタル新規事業の他社成功事例をたくさん知る
・デジタル新規事業の立ち上げイメージと計画を持つ
・経営者が最低限のデジタル知識を習得してリードする
・同じ目線の経営者と積極的に交流して情報交換する

更にここで、実際に昨年のDDをきっかっけにFSDと共に「デジタル企業化プロジェクト」に着手してくださった会員様よりお話を伺うことができました。

株式会社マネージビジネス 代表取締役社長 檜物 茂 様

マネージビジネス様では本田技研工業様と共同開発したリハビリ医療施設向けの「運転能力評価サポートソフト」をはじめ、各都道府県の医療情報システムや防災マップなど、独自ノウハウを活かした開発事業にも注力し事業を行っている会社様です。

檜物様は以下のようにコメントをくださいました。

「売上拡大しようと思った時に船井総研デジタルさんへお願いしてみました。今思えば、もっと早くお願いすればよかったかなと思います。
始めは、業界も知らないのに大丈夫?と思っていたら、どんどん責め立てられるくらいに情報収集が進んでいって…調査/分析から6カ月、スタートラインへ立てました。
そこで今、経営者の覚悟が大事かと思うので、この場で覚悟をきめたいと思います。」

本心を語ってくださっているのは、会場にいる誰もが感じ、
同時に、檜物様の会社や従業員、お客様に対しての熱いお気持ちも伝わってきました。
何より、この言葉を聞いて私達は心から嬉しく、仕事をしている喜びを味わうことができました。

柳楽も、「最高の締めです。ありがとうございます。」と嬉しそうに笑顔で語っていました。

こうして、今回のDDは幕を閉じました。
参加者様の会社が、明日より少しでも変化(経営者様のマインドからでも)してくだされば、DDの意義があります。
(次回はDigital President Lab7月12日(水)を予定しています。)

…最後お見送りする際、参加者様が席で何かを一生懸命記入してくださっているお姿がありました。
それは、弊社で皆様に記入をお願いしている、アンケート用紙と振り返りシートです。
このシートで頂いた意見を次回のセミナーで活かして、参加者様のお役に立てるように改良を重ねています。さらに、参加者様の実際の感想をお伺いできるものなので、こういった対応は運営スタッフの心が温まります。

以上、DDの開催レポートでした!

編集後記

セミナーが終了した後、すぐにメンバー全員で本日の振り返りを行います。
スタッフは前日も一日かけてリハーサルを行っていたので、疲れてるかなと心配していましたが、
既に次のDDへ意識を向けて、新たなアイディアを出し合っていました。
また、こうしたイベントでアクシデントはつきものですが、
メンバーはそれをも楽しみながら助け合っていて、責めたりすることはありません。
それは、本人が後で反省し改善すると分かっていて、信頼しているからです。
このようなスタッフの姿勢は自ながら感服します。

船井総研デジタルでは、

  • DDなどでデジタル化推進の提案や、デジタル推進の実行支援を行うDXコンサルタント
  • デジタル新規事業のアプリケーション開発を行うエンジニア
  • このような経営者向けの営業活動のミドルオフィス・バックオフィス業務を担うカスタマーサクセス

の3職種で採用活動を行っています。
(新卒採用は上記3職種、キャリア採用はより細分化されたポジションがあります)

ご興味がある方は、各ポジションに直接ご応募いただくか、カジュアル面談にご応募ください!

株式会社船井総合研究所では一緒に働く仲間を募集しています
3 いいね!
3 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
株式会社船井総合研究所からお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?