〜グラッドキューブにて、研修を行いました〜 【ソーシャル・スタイル研修】
みなさま、こんにちは!
グラッドキューブ 経営企画部 ピープルサクセスチームの田村です。
突然ですが皆さん、『ソーシャル・スタイル』という言葉をご存知ですか?
1968年にアメリカの産業心理学者、デビッド・メリル氏が提唱したコミュニケーション理論のことで、話し方や感情表現の傾向を組み合わせて、人の言動を4つに分類したスタイルのことを表しています。
当社では新卒を対象に、入社して半年後にフォロー面談を実施しております。入社して半年も経つと、職場や仕事には少しずつ馴染み、入社時よりも視野・視界も広がっているはずですが、その分、新たな不安や不満、疑問が生じてくる時期です。
この度行ったフォロー面談では、「顧客折衝に課題がある」と声が多く上がったため、新たな試みとして、ソーシャル・スタイル診断を用い、研修を実施。
参加した社員からも好評だったので、皆様にもシェアさせていただこうと思います!
📌 ソーシャル・スタイル 研修とは?取り入れるメリット
ビジネスを進める上で、人間関係の構築は重要な要素の一つ。相手と適切なコミュニケーションをとるためには、それぞれ異なるタイプの相手に対して「心地よい」と感じるコミュニケーション(言動)を察知し、適切に対応する「対人スキル」が求められます。
こういった「対人スキル」を本研修では「対応性」と呼んでおり、対応性が高ければ高いほど、相手からの信頼を得やすく、ビジネスを成功に導く可能性が高まります。
この研修では、「対応性」を向上させる方法を学習し、職場での実践につなげることができるもので、
行動科学に基づいたソーシャル・スタイル理論をベースに、さまざまなタイプの相手と円滑なコミュニケーションを可能にするための学習です。お客様だけでなく社内の人たちにもタイプに応じた対応ができるようになることで、コミュニケーションがスムーズになり、お互いに信頼関係ができるだけでなく、効率よく成果を出すことにも繋がります!
ここで重要なことは、対応性を評価するのはあくまで周りの人、ということです。『相手にとって適切な行動かどうか』が、対応性の評価の基準となります。
コミュニケーションは相手に合わせて柔軟に変えるものであり、相手のニーズに合わせて行動することが重要です。相手の視点を考慮した上で、自分の行動も柔軟に変えていくよう努めましょう。
✔️対応性を高めるステップ
①自分を知る
∟自分が人前で自然に振舞っている時の行動傾向をしっかりと把握する
②自分の弱点を抑える
∟自分の行動傾向の持つ弱点を理解し、抑えることでマイナスイメージを与えない
③相手を知る
∟主観的に判断するのではなく、客観的に相手を観察し、どのような行動を好むかを理解する
④相手に働きかける
∟行動傾向の異なる様々な相手にどのように働きかければ良いかを知り、それを実践することで
対応性を高めることができる
📌 ソーシャル・スタイルって?
そもそもソーシャル・スタイルの目的は、コミュニケーションをより円滑に、より効果的なものにすることです。
たとえば営業職や販売職、コンタクトセンターのオペレーターといった職業は、直接お客様ととかかわる状況が多いです。そこで、お互いのソーシャルスタイルを理解し活用すると、スムーズなコミュニケーションができるようになりますよね。
この「人が人と接する時の習慣」を行動傾向といい、この行動傾向のことを「ソーシャル・スタイル」と呼びます。このソーシャル・スタイルは、自己主張度と感情表現度の2つの尺度で測ることができ、4つのスタイルに分類することができます。
以下の表を参考に、自分や友人、家族、お客様がどのスタイルに当てはまるのかを考えてみましょう。
① Driving (ドライビング) 自分の意見を主張しつつも感情を抑えるタイプ。 合理的に物事を達成していく傾向にあり、プロセスよりも結果を重視するビジネスライクな性格で、 決断力に優れており上昇志向も高いで。やや固い言葉を使って無駄な話を多くしない。 人によってはぶっきらぼう、衝突が多いタイプと見られるときもある。
② Expressive (エクスプレッシブ) 声や態度、感情などを大きく表現するタイプ。 仕事においては効率や成果よりも人間関係を優先する傾向。雰囲気を明るくできるムードメーカー的な存在で、流行や話題性にも敏感。チームに新しいメンバーが入ってきても問題なくコミュニケーションが取れるタイプで、みずから先頭に立って人を率いる傾向もある。
③ Amiable (エミアブル) 相手の意見に身を傾け、自分が注目されるよりも全体の調和を重視するタイプ。 親しみやすい雰囲気を持っており、ソフトな話しぶりで柔らかい言葉を使う。周囲を励ましたりサポートしたりすることが得意な一方、優柔不断な一面も。マメに情報を共有して「チーム力」を支えるこのタイプは日本人に多いといわれる。
④Analytical(アナリティカル)
いわゆる分析型。
感情表現も主張も控えめだが、時間やデータ・事実を重んじる傾向にあり、理路整然としている。会議でも進んで発言することはなく、どちらかといえば冷静に話を聞くタイプ。ゆっくりと順序だてて話すことが得意。自分のなかでじっくり物事を考え、感情に振り回されず物事の本質を見抜く力を持っている。
📌研修中の様子
∟写真は、今まで出会った苦手なタイプの特徴と、その際の自分がとった行動を出し合っている様子
実際に受けた診断をもとに苦手なタイプの特徴を出していくと、自分のスタイルと対になっているんです。一概には言えませんが、対になっているスタイル=自分の苦手なスタイル、という傾向にあります。自分を理解することで、相手との適切なコミュニケーション方法がより明確になります。
「この人苦手だから関わりたくないな」と消極的にならず、相手の行動傾向を理解し、効果的なアプローチをとることで、自分と異なるタイプの人とも円滑にコミュニケーションをとることができるようになります。
研修終了時には、「お客様を4つのスタイルに分類して、それぞれの効果的な対応法を試してみます!」という意見や、「なんとなく、自分はこういうタイプだろうなと漠然と思っていましたが、今回の研修を受けて解像度が上がりました!」と、皆さんからも好評!
自分がどのタイプに当てはまるのか気になる方、 Web 上で簡単に受けることができるので、ぜひやってみてください!
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最後までお読みくださり、ありがとうございます。
引き続きストーリーを配信しますので、色々な角度から少しでもグラッドキューブに興味を持っていただければ嬉しいです!