1
/
5

イベントレポート:児童指導員の育成・研修・キャリアをテーマに社員が登壇

このイベントは、児童発達支援・放課後等デイサービスを運営するLITALICOジュニアにおいて児童指導員経験のある3人が登壇し、「働き方・研修・キャリア」といった内容をテーマに定期開催しているものです。ぜひイベント参加前の予習や、参加できなかった際の参考情報としてお役立てください。

※本イベントレポートは当日の実施内容をレポートとして再構成したものです。当日の内容とは一部異なる場合があります。


7/23(日)オンライン座談会|LITALICOジュニアの働き方・研修制度・ワークライフバランス・文化って?
■どんなイベント? 社員が3名登壇します。 今回は、普段の教室見学会や事業説明会ではお伝えしきれない、働く人のキャリア、組織文化、働き方に焦点をあててご紹介する予定です!全行程がオンライン開催(Zoom)となるため、全国...
https://litalico.co.jp/recruit/blog/8867



<登壇者プロフィール>

LITALICOジュニア児童指導員 木内さん
2021年新卒入社。大学卒業時に保育士資格を取得。インターン学生としてアルバイトも経験。2022年10月に都内の別教室へ異動したのち、2023年7月には新規開設の教室立ち上げにも携わる予定。
学校教育事業部 佐藤さん
2020年4月新卒で茨城で小学校教員に。翌年21年4月からLITALICOジュニアの児童指導員として保育所訪問支援なども担当。2023年4月より、おもに特別支援の先生方を対象とした、学校向けの教育支援サービスを展開する学校教育事業部へ異動。
LITALICOジュニア児童指導員 美輪さん ※当日は座談会のみ登壇
2022年7月に新卒入社。保育士資格・幼稚園教諭1種免許あり。大学在学時に行った実習をきっかけに一人ひとりに寄り添った支援を行いたいと思い、LITALICOジュニアをファーストキャリアとして選択。

ーイベントの冒頭では、保育園での先生と子どもたちが描かれたイラストを参加者と一緒に見ながら、それぞれの登場人物にとって何が「障害」になっているのかを考えるワークを実施しました。

「困り」に着目し、環境にもアプローチする支援

「障害」って何だろう?と考えた際、一般的には身体障害、知的障害、精神障害を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、LITALICOの中では、障害について語る場合、「過ごしづらさ」「生きづらさ」「困り」という別の表現をすることも多いです。

例えば、聴覚過敏のお子さまがいた場合、イヤーマフ(ヘッドホンに似たツール)を使って環境を変えたり、文字だけだと内容が理解しづらいという子がいれば、イラストも添えて今日の予定を伝えてみる、などです。先生も、一人で多くの子どもたちを一斉に見るのが難しい場合はもう1名サポートの先生をつける、といった解決策を考えることができます。

私たちは、個人だけでなく、環境にもアプローチすることで、様々な場面での過ごしづらさや困りをなくすためのサポートをします。障害のあるなしに関わらず全ての人が生きやすい社会を作っていきたいという意味合いで、「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げているのがLITALICOという会社なんです。

未経験からの入社も安心!入社後の研修制度

ー「療育って一般の保育や教育よりもずっと難しいのでは?」「これまでに経験がないから心配…」そんな不安のある方々のために、LITALICOジュニアでは様々な入社後のサポートや新人育成のための制度があります。そのいくつかの例を木内から紹介していきました。

①バディ制度

(木内)入社してから3ヶ月程度の間、月に1回、1時間程度、自分の所属していない他教室の先輩が「バディ」となってくれて面談ができる制度です。教室内で一緒にはたらくメンバーにはなかなか話しづらい悩みも話せます。例えば、教材を用いた指導のアイディアが底をついてしまって困ったことがあったんですが、参考になるサイトや教材の情報をいただいて凄く助かったことも。
今では、私自身が先輩社員として後輩の児童指導員の方とかかわっているのですが、自分自身も話している中で新たな発見ができたりして、逆に刺激を受けることも多いです。

②動画を活用した教室指導

LITALICOジュニアでは、動画を用いてフィードバックを行うトレーニング・システムを用いています。iPadなどでお子さまとの指導の様子を撮影した動画を、指導後に自分で振り返ることができるほか、育成担当であるチューターからも他者視点でアドバイスをもらうことができる仕組みです。

動画で自分の姿を見たり、他の人に指導を見られる、っていう部分の恥ずかしさはもちろんあるんですが…しばらくすると慣れてくると思います!指導でお子さまから思ったような反応が返って来なかったり、指導に自信がなくなった際などには積極的に使うようにしています。

ーその他、以下の制度やツールについても紹介しました。

③チューター制度
研修終了後にも支援員が教室でしっかりと学び続け、指導の質をしっかりと上げていくための育成担当がいます。指導面の振り返りを一緒に行うほか、バディのように悩み相談などもできます。

④6か月目標シート
入社した方の育成期間中、1ヶ月ごとに運営面と指導面の自分の成長に対して振り返りを行うための計画表です。自分自身の成長の度合いを可視化できるほか、育成担当者とも一緒に課題や解決策を見出しやすくなります。

⑤教科書「LITALICOスタイル実践編」
お子さまの指導や発達の基礎について詳しく書かれている教科書です。指導のためのスキルや手だて、ABA分析(LITALICOの指導に用いられている心理学の手法)などが詳しく書かれており、困ったらまずはこの教科書を確認するようにしています。

LITALICOジュニア図書館
指導でつかえる1万5,000点以上の学習教材やイラストがオンラインで配布されており、全国の各教室からいつでも利用できます。

登壇者3人が、LITALICOを選んだ理由

ー入社後のキャリアについて考えるテーマにおいては、入社理由やLITALICOジュニアに配属されて以降のキャリアについてそれぞれが語りました。

(木内)私は大学時代、元々は保育園での就職を目指し教育学部に所属していました。大学2年時に幼稚園実習に行く機会があったのですが、一人で30人の園児を担当するという現場の大変さに直面したとき、自分には向いていないかも…と思うようになってしまったんです。

一般企業での就職も視野に入れながら就職活動をおこなっていたところ、大学3年生の時に保育園実習でADHDの傾向のお子さまと出会い、そういった一人ひとりのお子さまにもしっかり寄り添える先生になりたいなと思うようになったんです。教育分野のなかでも療育を個別におこなっているLITALICOは、多様性を重んじる社風やカラフルなブランドイメージが素敵だなと思い就職を決めました。

(佐藤)小学1年生の頃から地元の小学校の先生になることが夢でした。当時担任の先生が優しくて笑顔が素敵で、その先生のようになりたいという気持ちでした。実際に夢をかなえて、新卒で入社してすぐに小学校2年生の担任となったのですが、仕事は想像以上に大変で…。

クラスの中には特別支援学級を利用されていたりするお子さまもいたのですが、彼らが何を困っていて、どう関わっていいかが本当に分からなかったんです。特別支援に対する知識や専門性の少なさに強く課題意識を感じ、思い切って専門的な療育の分野で学びを深めたいと考え2年目にLITALICOへの転職を決めました。転職してしばらくたった今振り返ってみて、LITALICOで学んだことがとても多くあるので選んだ道に悔いはないです。

ーイベントの中では、教室内外でのお子さまの支援を通じて自身が得られた学びや経験などのエピソード紹介があったほか、保育所・学校への訪問を通じて、お子さまの周囲の環境設定や接し方などについてそれぞれの機関へアドバイスをおこなう「保育所等訪問事業」に関する経験についてもお伝えしていきました。

教室の立ち上げ、別事業部への異動を経験して

ーそれぞれが児童指導員としての教室内での指導以外の経験で自身の学びにつながったこと、次のキャリアに繋がったことなどもエピソードとしてあげていきました。

(木内)教室間の異動や新規開設に携わった経験は、自分の指導員のキャリアにとってすごく貴重でした。
各教室で元々働いていたスタッフが集い、まったく新しいチームで教室の運営をしていく部分においてはもちろん難しさもあったのですが、だからこそ自分が経験したことがない新しいインプットがあったり、新規教室の立ち上げ経験を経て自分の引き出しが増えた感じがします。LITALICOにいるスタッフは、どの教室にいる人であっても同じ大きな目標に向かって進んでいる感じがするので、その点において異動や新規立ち上げであっても不安は少なかったです。

(佐藤)実は私自身、社内公募制度(※)を利用して、今年の4月に児童指導員としての教室勤務から、「学校教育事業部」というLITALICOジュニアとは異なる部門へ異動をしました。

※社内公募制度について:
不定期で社内での募集ポジションが開示され、別の事業部に応募したい場合に社内選考を受けたりキャリア相談のサポートを受けられる制度。社員にとっての横のキャリアをひろげるための制度

「お子さまに多様な学び方を」というコンセプトで、特別支援教育のなかで作成が義務化されている個別の支援計画の作成のサポートとして、アセスメントや計画段階で必要なツールをソフトウェアで提供したり、作成した計画に基づいた必要な教材を提供したり、研修動画を学校ではたらく先生方に提供していく事業です。


▼学校教育事業の詳細はこちら
https://s-edu-soft.litalico.jp/

支援計画の作成に対しては非常に悩んでいる先生方が多いです。「自分自身の見立てで本当にあっているのか?」と不安に思ったり、相談する先がなく困っている方もいると聞きます。

学校教育事業は、そんな先生方の教育に対するサポートをしながら、その先で支援を受けるお子さまやご家庭にも価値を提供していく事業になっています。私はこの事業部に配属されてから間もないのですが、自分の教員としての経験もいかしながら、より多くの方に支援が届けられるよう邁進していきたいと思います。

今年で社会人4年目になるんですが、自分に合うキャリアを見つけることができたのはとても嬉しく思っています。LITALICOでは常に個人のやりたいことや自分が目指すキャリアに対してすごく真摯に向き合ってもらえると感じています。「挑戦したい」と少しでも思える場所を見つけたら、基本的に周囲が応援してくれるのが嬉しいところですね。やりたいことに対して積極的に声をあげていく、というのも大切な姿勢かなと思っています。


ー当日、本イベントに参加いただいた方からの感想を一部ご紹介いたします:

「これまで参加したLITALICOジュニアの説明会ではなかなか知ることができなかったツールや制度のことを知ることができ、療育に携わったことがないのに大丈夫かな…という不安な気持ちが軽減しました!」

「安心できる研修育成制度を具体的に知ることができ、私も実際に療育に携わり、子ども一人ひとりに寄り添った支援を行ってみたい。という思いがより強くなりました。」

こちらのイベントでは、社員の登壇のあと、参加者からも自由に質問ができる時間を設けていますので、さらに詳しい情報にご興味のある方はぜひイベントの参加をご検討ください!
(LITALICOジュニア 採用担当)



7/23(日)オンライン座談会|LITALICOジュニアの働き方・研修制度・ワークライフバランス・文化って?
■どんなイベント? 社員が3名登壇します。 今回は、普段の教室見学会や事業説明会ではお伝えしきれない、働く人のキャリア、組織文化、働き方に焦点をあててご紹介する予定です!全行程がオンライン開催(Zoom)となるため、全国...
https://litalico.co.jp/recruit/blog/8867
5 いいね!
5 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
株式会社LITALICOからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?