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死にかけた会社を再起。元ITメガベンチャー最年少マネージャーが「どん底」から「経営者」になるまでの軌跡

「半年ぐらいで会社が潰れる状態まで陥った。全従業員と1on1でして、残ったメンバーで2日間でゼロから理念を作り直したからこそ今がある。」と語るのは、メディアエンジン代表の室谷東吾。高校時代に年商400万のコミュニティサイトを立ち上げ、大手通信会社を経て、IT系メガベンチャー最年少マネージャーと挫折を知らなかった室谷。彼が初めて落ちた「どん底」からいかに会社を「再生」してきたのか。その軌跡を振り返ります。


プロフィール:室谷 東吾

MEDIA ENGINE INC.代表取締役。明治大学卒業後、大手通信会社、メガベンチャーのメディア事業部最年少マネージャーを経て同会社を設立。「想いが実を結ぶ社会を創る。」というビジョンの元、全国2,000人以上のクリエイターや専門家のネットワークとコンテンツマーケティングのノウハウを活かし、人材・転職、不動産、百貨店、通販など、幅広いジャンル・業界におけるオウンドメディア等を支援。2019年末よりソウルドアウト株式会社の連結子会社となり、ソウルドアウトグループの顧客やパートナーを中心に、幅広くデジタルメディアに関する支援を行う。

初めての失敗を味わった会社経営で「欠けていたもの」

ーーIT系ベンチャーを退職されてから、今の会社をどんな思いで起業されたんですか?

室谷:ぶっちゃけいうと「何かを実現したかった」という思いで起業したわけではないんです。当時いた、メガベンチャーのメディア事業部は僕にとってめちゃくちゃ面白い最高の究極体験をした場所で、これ以上は会社に勤めているなかでは味わえないだろうと感じていたんです。次何をするとなった時にそもそもどこかの会社に入るっていう意欲がわかなかった。それで当時一番仲の良かったメガベンチャー時代の同僚が「一緒に起業しよう」と誘ってくれたのが背景です

ーー会社に勤める以上の体験を求めて起業に至ったんですね。初めから現在と同じ事業をされていたんですか?

室谷:いえ、実は今の会社は2社目で内容も変わりました。マイクロインフルエンサーを活用した事業をしていたんですが失敗してしまって。当時出資をしてくれていた投資家の方に「今のままだとお互い不幸になっちゃうから、事業ピポットをさせてください」とお願いして始まったのがこの現在の会社なんです。一回経営者として死にかけたんです。

ーー失敗してしまった理由を今振り返ってみると、何が一番欠けていたと思いますが?

室谷:そもそもどういう方向を目指す会社なのかが言語化されておらず、それに伴ってそれに合う人も採用もできなかったことが大きかったと思います。事業の成長に伴い人を雇いたかったのですが、急いで採用をした結果異なる価値観を持った人が集まって異なる目的のために同じ会社にいる状況になってしまったんです。

すると驚くほど急速に会社の業績が悪くなってしまい、「あと半年ぐらいで会社が潰れる」という状態まで陥ったんです。本当に当時辛くて、会社のお金がなくなる夢を見てうなされながら目が覚める日々でした。


「一度信じた人についていく」残ったメンバーで理念を見直し再始動

ーー理念がないまま走り出し、組織はバラバラ、資金はショート目前。かなり厳しい状況の中、どうやって再生をしたのでしょうか?

室谷:このままだと全く上手くいかない感覚があったのでゼロからスタートしたかったんです。お互いの価値観が合わず、ストレスを感じたまま本音でやっていくってことが難しいということに気づいたんですよ。

それで全従業員に会社の資金がショートしかけているという話をした上で、「残りたいと本気で思ってもらえる人だけで会社の理念を作り直したい」という話をしたんです。全従業員と1on1をして、「残るなら一緒に最後まで死ぬ気でやろう。そのつもりがないなら一緒に仕事をすることは難しいから申し訳ないんだけど辞めてほしい」という話をしたんです。

そして最終的に残った9名のメンバーで2日間の経営合宿をして理念を作り直しました。これが非常に重要だったと思います。

ーー組織を解体して理念を作り直す、いろんなことがあったと思うのですが、特に印象に残っていることはありますか?

室谷:やっぱり資金がショートしそうだっていうことを伝えて、それでも残りますよっていてくれたメンバーがいたことですね。お子さんもいるメンバーもいたのでなかなか難しいと思うのに。

「一度信じた人についていくって決めたから最後までいるよ」と言ってくれたんです。それがすごい僕の中で印象に残っていて。利害が一致しているから一緒にいるという訳ではなく、感情的に「一緒にやりたい」と思えることっていいなと思って。そういう人間関係を築くことが合理的な関係性よりも大切なことなんだと、会社を再起する上で気づいたことです。

「面白い未来を目指す」ことで自分たちが幸せに

ーー残った組織で改めて考え直した「理念」はどんなものになったのですか?

室谷:「想いが実を結ぶ社会を創る」というものです。端的にいうと「自分ではない誰かを幸せにしたい」だったり「誰かのためになるサービスを作りたい」だったり、外に向く欲求を持っている人たちで集まり、社会に価値を生み出したい、という思いを込めています。

「外に向く欲求」に重きを置いたのには理由があって、1社目の失敗経験が影響しています。当時も一応理念があり、「起業家を輩出する」というものをかがげていました。その結果、「お金持ちになりたいから起業したい」とか「サラリーマンが嫌だから起業したい」とか内向きな欲求を持つ人ばかり集まってしまったんです。

会社のイメージには内向きの欲求を持った人より外向きの欲求を持った人を集めた方が近いなと思い、今の理念に変わりました。

ーーすごく素敵な理念ですね。あえて突っ込んだ質問をするんですが、「自分ではない誰かを幸せにしたい」だったり「誰かのためになるサービスを作りたい」と口にするのは簡単ですが、なかなか本心で追求したいと思える人ってそんなに多くないのではと思うんですが、いかがでしょうか?

室谷:そうですね。補足したいのが経営理念となると社会的意義じゃなきゃダメだっていう錯覚に陥りがちだと思うんですけど、これに意義を唱えたくて。

僕の考えとしては自己犠牲をしてまで外向きの欲求を叶えるというよりは、集団でそう言う強い思いを持った人たちで集まって、自分たちも、外の人にも「成し遂げたい未来」を実現しようと本気になれる会社。そんなムーブメントの中、使命感とかを感じるようになったり、自身の卓越性を発揮し、使命感を持って、自分ではない誰かの為に事業に熱中することが、自分の幸せにもつながっているイメージ。

「面白い未来を目指す」ことで自分たちが幸せになれる、そんな思いを持つ集団を作っていきたいです。


「自分ではない誰かのために」を根源的に楽しんで頑張れる人が報われる会社に

ーー今のお話とも通ずると思うのですが、どんな思いを持っている人と一緒に働きたいですか?

室谷:よく面談のときに聞かせてもらっているのは、なにに根源的な価値を感じる人なんですかってよく聞かせていただくんですよ。業務やスキルセットのことってあまり聞かなくて、どちらかというと何を欲求として持っているのかとか、どういうことを実現したいのかだったりとかそもそもその欲求を満たすためにうちの会社ってどういうことを実現できる場だと思っているのかだったりとか。

うちの会社って圧倒的な裁量を渡すだったりを提供できる会社だと思っているので、根源的な欲求がそもそも外に向いている人なのかどうか。やりたいことに対して、うちが提供できる価値が一致しているのかどうか、を見させてもらっています。

結論、根源的に持っている欲求が少しでも外に向いている欲求を持っていて、かつ仲間として集まって集団的なフロー状態、甲子園を目指すような雰囲気を味わいたいという人と一緒に仕事をしたいなって思っています。

以上

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