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アプリ開発だけじゃない!幅広い技術でお客さまのコミュニケーション環境を支える「UCエンジニア」のオシゴト図鑑

こんにちは、S&Iマーコム担当の福嶋です。

前回、開発SEのオシゴトについてご紹介しましたが、今回はUCデベロップメントのオシゴト内容について、池田さん、金原さんにお話を伺ってきました!

[UCデベロップメントの皆さん。左から多田さん、湯村さん、池田さん、金原さん]

UCエンジニアのお仕事内容を教えてください。

UC(Unified Communication)デベロップメントでは、S&Iの自社ソリューション「uniConnect(ユニコネクト)」の開発とお客さまへの導入支援を分担して行っています。

uniConnect
次世代型PBX uniConnectなら、オフィスにいる時でも、外出先でも、スマートフォンで会社の電話番号で発信/着信。そして、固定電話機では当たり前の「保留・転送」や「代理応答」などもスマートフォンで利用可能に。働き方改革を推進します。
https://sandi.jp/uniconnect

uniConnectの開発は、これまで、導入するお客さまからのご要望を可能な限り組み込んでいくことに重きを置いてきましたが、利用実績も増えてきて多くの企業が必要とする機能が大部分実装できてきたので、現在は機能の標準化を進めています。お客さまごとの個別開発はなくして、標準機能として取り入れていくようにしています。そのため、ご要望によっては、他サービスとの連携で応えるといった対応も増えてきています。

もう一つの業務である導入支援では、営業とともに行う提案活動から設計・構築、運用まで行っています。uniConnectは、パッケージ化されていて短期間で導入できるクラウドタイプと、自由度の高いオンプレ/プライベートクラウドで提供するタイプがあるのですが、後者の場合はネットワークの設計支援からPBX、サーバーの構築支援などにも携わることになります。

このお仕事の面白いところはどこですか?

uniConnectは、スマホアプリとPBXシステム、さらにカスコンと呼ばれるユーザー向けのWeb管理ツールの3つから成り立っているので、開発チームもそれぞれ3つに分かれています。特に、PBXシステムは、呼制御を司る部分でサーバー領域の技術が必要になるため、スマホアプリやWebアプリの開発の他にも、SIPなどの通信プロトコルに触れられるのは、他ではなかなか経験できない面白さだと思います。技術の幅を広げたい方にはオススメの環境ではないでしょうか。

オンプレ/プライベートクラウドで提供する場合は、ネットワークの設計支援から入ることになるので、インフラ技術の知識も必要になりますし、uniConnectの機能も全てを理解していないと、さまざまなご要望や質問に対応できないので、幅広い知識が求められます。uniConnectは、2009年から提供していて、ご要望に応じて機能を追加してきた歴史があるため、あまり知られていない機能も結構あります。毎回異なるお客さまからのリクエストに対して、この機能を使ってこういう運用をすれば実現できるっていうのを導き出していくのが大変でもあり面白かったりもします。

このお仕事の大変なところはありますか?

iOSやAndroid OSは日々バージョンアップが繰り返されていくので、それを追いかけていくのがとても大変です。OSアップデートがあると、アプリが正常に動作するか試験を実施して、正常に動作しない場合はその不具合を改修していかなければなりません。OEMも含めると10万人近くのユーザーがいるので、いかにスピーディーに対応できるかが重要なのですが、開発が忙しくてつい遅れがちに…。

メンバーを増強してアプリの管理もきちんと対応できる体制を強化していきたいです。

あと、目下の課題は、unIConnectの生みの親であるSEさんの知識をきちんと継承していくことですね。

ひらめきと技術力、そして冒険心があれば、何でもできる。 | エス・アンド・アイ
S&Iで働く社員へのインタビュー!今回は、S&Iが提供するスマートフォン内線化ソリューション「uniConnect」の生みの親、開発エンジニアのT.Sさんにお話を伺いました。uniConnectの提供が始まったのは、2009年10月。アップル社のiPhone 3GSが発売開始されて間もない頃です。 ...
https://sandi.jp/column/cafe-sandi/20160719


[検証用のスマホがたくさん!Androidは端末の種類によってカスタマイズされているため確認が大変...]

チームメンバーの構成や案件の進め方は?

社員や派遣社員、パートナーさんを含めて約30名のチームです。年齢層は20代と40代〜50代前半のメンバーが多くて、二極化してしまっています。ですが、その分、ベテラン層はサーバー出身、ネットワーク出身などバックグラウンドもさまざまで、技術的に尖ったメンバーが多くいます。若手は、各分野に詳しいベテランSEのもとで学びながら、下位レイヤーから上位レイヤーまで広範囲なスキルを身につけられると思います。

お客さまが全国に拠点を置いている場合などは、導入時に現地作業が発生することもありますが、基本的に本社オフィス(東京 虎ノ門)やサテライトオフィス(東京 茅場町)、自宅など、それぞれ自由に働いています。チャットや電話で常にコミュニケーションを取れる環境がありますし、年齢に関係なく、何かあればすぐに相談するっていうフランクな雰囲気なので、離れていてもあまり支障はありません。

また、全国に何千ユーザーとかがいる大規模案件の場合、ネットワークチーム、サーバーチーム、運用チームと連携してプロジェクトを進めることが多いです。今進めているプロジェクトは、設計フェーズから全国の200弱の拠点への展開が完了するまで約2年間のプロジェクトで、30〜40名のチームで進めています。

[東京 茅場町にあるサテライトオフィスにて]

他のチームとは、どんな風に仕事をすることがありますか?

uniConnectに限らず、S&Iの案件は構築して終わりではなく、運用までサポートするものが多くあります。

uniConnectの場合、サービス自体の障害以外にもキャリアの障害やクラウド基盤の障害など、さまざまな要因で障害が発生することがあります。電話という特性上、障害が起きた時に代替が効くものではないため、夜間土日問わず急な連絡が入ることもあるのですが、現在、マネージドサービスチームと連携して、障害時の一次対応などを受けられる体制を整えているところです。

特に最近では、常に機能追加、機能改善が行われ、そのシステム・ソリューションが完成することはありません。提供する限り常に進化するのが当たり前になっています。一昔前の運用は、そのシステムが完成してから運用設計に入るというのが主流でしたが、今は機能追加に併せて、運用にも反映していく必要があります。

そこで、uniConnectの運用にもDevOpsを取り入れることでスムーズな開発・運用を目指しています。たとえば、1次窓口で解決できる事象を増やすため、マネージドサービスチームと週次の定例MTGを実施し、密な情報連携を行なっています。また、運用メンバー向けの勉強会を開催してノウハウの蓄積にも力を入れています。


音声系マネージドサービスについての取り組みは↓こちらの記事で詳しく解説中!
加速するコミュニケーションツールのクラウド化。多様化する音声基盤の運用はどうあるべきか? | エス・アンド・アイ
5回目のS&Iニュースレターは、従来の人材不足の課題に加え、コロナ禍を経て一気に加速したデジタルシフトを背景に注目が集まるマネージドサービスについて、最近の動向とS&Iの取り組みについてご紹介します。特に、近年クラウド化が目覚ましい音声基盤を対象とした新たな取り組みにフォーカスします。
https://sandi.jp/column/cafe-sandi/20240201


おわりに

最近は、オフィスの固定電話機を減らしたい、これまで使っていたVoIPアプリの音質が悪いため見直したいというニーズが多く、uniConnectの導入案件が増えています。1,000ユーザー以上の大規模案件も増えており、積極的にUCエンジニアを募集しています。

お客さまから要望を聞き出してそれを形にしていく仕事なので、自らの気づきや考えを積極的にメンバーと共有してくれる人が入ってくれたら、チームがさらに活性化してよりよいソリューションに進化するのではないかと思いました。

【UCエンジニアで募集している業務内容】

  • 電話系スマホアプリの開発
  • 電話の呼制御の仕組みの開発
  • uniConnectサービスの設定情報を制御するWebアプリの開発
  • スマホアプリ/Webアプリ/PBXの仕組みのパッケージングなど製品全体の開発管理(プロダクトマネージャー候補)
  • ネットワークやサーバー知識に加えて、電話関連の技術を習得できるuniConnectの導入・構築

Webアプリやスマホアプリ開発の他にも、サーバーやネットワーク、電話の技術など広範囲な技術に触れられるのも魅力!

これまでの経験やスキルに応じて入りやすい業務からスキルの幅を広げていただくこともできます。ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。まずは現場の話を聞いてみたいというご相談も大歓迎です!

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