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代表取締役社長 田中 正 インタビュー「未知なる挑戦だった1年間と社長たちへの思い」

事業やイノベーションが生まれ続ける「森」という、他にはない概念の組織であるTeam Energy株式会社。

その代表取締役社長に田中 正が就任してから、約1年。
田中は「数多くの社長を育てる」という今まで経験したことのないミッションを背負い、
この1年間を駆け抜けてきた。

「複数の会社の経営者を務めてきたものの、ここまで苦しい1年はなかった」と語る田中の、
激動の1年と社長たちへの思いに迫る。

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[執筆・校正・取材]株式会社ストーリーテラーズ 平澤歩

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今までの経験が通用せず、もがき苦しんだ1年間

「これまでに何社も社長を務めた経験があるので、経営のセオリーはわかっているつもりでした。
しかし、それが全く通用しないのがTeam Energy。

私が行うべきこと、めざすビジョンに近づけること、社長たちを動かすこと、全てにおいて感覚をつかむのが難しかった試練の1年でした」

そう語る田中。昨年、Team Energy創業者・中村 誠司に託され、Team Energyの社長に就任。

中村とは約20年前に出会ったものの、それ以来実はほとんど交流がなかった。
それゆえ、社長就任当時は、中村のTeam Energyに対する考えや理想像をあまり理解できていなかったと言う。

「中村が創り出したいTeam Energyの理想像について、話を聞けば頭では理解できます。

しかし、『会社を100社、1000社と生み出していく』という壮大なビジョンを描いているので、
かなり未来の話が多い。

一方で現実のTeam Energyは、それぞれのグループ会社がまだ立ち上がって数年、数か月の段階。みんなまだまだ社長としての経験が浅く、一人ひとりを一人前の経営者に育てていかなくてはなりません。

その中村の描く理想と現実の差を埋めるのが私の役目です。

常識外の大きな理想を掲げているのが魅力の組織なので、その理想は失わず、かつ現実的なステップに落とし込むことがとても難しかったです」

そして、田中がこれまでに社長として携わってきた会社とTeam Energyとの決定的な違いは、
「田中自身がプレイヤーにはなりえないこと」。

「これまで社長を務めてきた会社では、社員の力だけでは売上目標の達成が難しそうであれば、
自分もプレイヤーとして動き、達成させることができました。

しかし、Team Energyの売上目標を達成させるためには、グループ各社が売上を達成しなければならない。私ではなく、各社の社長が会社を経営しているため、私はアドバイスを行うことはできても、プレイヤーとして介入することはできません。

そもそも、Team Energyのグループ各社の事業は、飲食・美容・グラフィック・ライティングなどと多岐に渡るため、自分が手伝うことは不可能です。

このように様々な事業を行う社長たちをどのように成長させ、目標を達成させられるのかが、明確に掴み切れませんでした。結果として、『人を動かして売上を達成する』ができない1年となってしまいました」


社長たちと向き合ううえで大切にしていること

そんな苦しい1年間の中で、田中が社長たちと向き合う上で大切にしていたことが2つある。
その1つは「社長たちとの信頼関係の構築」

「私は社長たちを、一人の人間としてリスペクトしています。

『私の方が経営者としての経験が豊富なのだから、言うことを聞きなさい』というような傲慢な態度を私が取るようであれば、誰も私の話を聞こうとは思いません。ましてや、信頼関係を築いて、一緒に目標達成に向けて努力することなど到底できません。

私は社長たちをリスペクトし、話をじっくり聞くよう心がけています。そして、その社長の性格や価値観を理解します。そのうえで、その社長がどのようなタイミングで、どのような話をすると心に響くのか見極めるようにしています」

そして、もう1つが「社長たちを人間として大きな器に育てること」

「ビジネスモデルが優れていて、売上が一時的に上がったとしても、社長の人間としての器が小さく、人としての魅力が乏しければ、その会社はそれ以上成長することはできません。

社長たちに、人として大きな器を持ち、人として大事なことを行い続け、社会的信用を得ながら、どのように世の中に貢献していくのかを教えるのが私の役目だと考えています


経験を積んだ今年に大いに期待

このように1年間、常に社長たちに誠心誠意で向き合ってきたことで、今後それぞれの社長にどのようなアドバイスを行い、育てていくべきなのかが見えてきたという。

「この1年間で、それぞれの社長たちの性格や、立ち止まってしまうポイントがわかりました。
また、どのようにTeam Energyのビジネスを展開するかも見えてきました。

そして、社長たちもまた、私がどのような人間なのか理解してくれ、お互いに信頼関係を築くことができたので今年はより一層、足並みをそろえて目標達成に向かうことができるでしょう」

田中が社長たちを理解するとともに、社長たちにもこの1年間で大きな成長が見られたという。

社長たちそれぞれが、苦しいことも嬉しいことも含め、様々な経験を積み、社長本人の魅力が増したことで、事業も成長を遂げています。

そして、もし事業がうまく行かないときがあっても、他責ではなく、自責の念を持つようになりました。

私から経営者として社長たちに伝えたいことは、今年もそう変わりません。しかし、社長たちがこの1年で成長しているので、私が去年と同じことを伝えたとしても、去年はピンとこなかったことが今年は理解でき、実践に結び付けられると思います」


社長たちに伝えたい3つのメッセージ

各社の社長が様々な経験を積み、飛躍が期待される今年。
最後に、田中に社長たちに伝えたいメッセージを聞いた。

「私から伝えたいことは3つあります。

1つ目は『自分で立てた目標は、執着心と情熱を持ってやり遂げてほしい』ということ。

2つ目は『うまくいかないことがあっても、言い訳をしてはならない』ということ。

何かしらの事情があり、事業で失敗したり、売上目標を達成できなかったりしても、言い訳をしてはいけません。それは努力が足りなかったことに対する逃げです。

そして3つ目は『自分を支えてくれる、自分より優秀な人材がどんどん集まってくるような人間になってほしい』ということ。

世の中には社長に向いている人と、社長を支えるのに向いている人がいます。
そして、社長は自分より優秀な人がどれだけ支えてくれるのかで、事業を成長させられるか否かが決まります。

そんな優秀な人材が集まってくるようにするために、組織の理念を語った時に、人の心が動き、共感してもらえるような社長になってほしいです」

Team Energyは今までにない概念の組織であるがゆえ、田中のこれまでの経営経験が全く通用せず、
苦い思いをすることも多かった1年間。

社長たちとの絆も深まり、社長たち各々が成長した今年こそ、グループ全体として飛躍的な成長を遂げるに違いない。






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