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「文系だからこそエンジニア!」テラドローンのエンジニアチームを牽引する男にインタビュー(後編)

前編では、エンジニアになるきっかけの原体験やテラに入社するまでのキャリアについて伺いました!後編では、実際にテラに入社してみて気づいた、テラの魅力や彼が所属するエンジニアチームについて話を伺いました!


大学在学中からエンジニア職を目指されたということですが、エンジニアがもつべきマインドとはどのようなものでしょう?

技術って日進月歩で変わっていく、栄枯盛衰の激しいものなんですね。そのため常に新しいもの、より良いものに対するアンテナを常に張っておかなければなりません。どの技術が良いかを選定する感覚を養うにはやはり二次情報だけで判断せず実際に自分で触ってみることが大事だと思っています。もちろん単純な知的好奇心だけで時間を費やしていては業務遂行もままならなくなるため、業務時間に関係なく普段から自己研鑽を習慣化できるかどうかが鍵になってくるかと。

ただそうは言ってもやはり人間、自分一人で目標を立てて継続するには力が要りますから、外部要因、具体的には顧客やパートナー企業に対して開発内容の説明や新しい技術導入の提案等を行う機会があれば率先して手を挙げて自分を追い込む等をした方が効率が良いと思います。

あと今まで私が師と仰いできた方々や周りのエンジニアを見ると、ラクをしたい人が多い気がしますね(笑)。もともと技術って人間がラクをしたくて進歩してきた側面があります。昨今のRPA(ロボティックプロセスオートメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)等も、これまでのルーティン化したアナログ作業を一気に効率化してラクしようとするものですよね。私達のビジネスは、従来人手で行ってきた業務をドローンで効率化・省人化するものであって、そういった提案をするにはまず何より私達自身が普段の業務を効率的にこなしていなければ説得力に欠けるなと思っています。

なるほど。それではテラでエンジニアとして働く魅力ややりがいはありますか?

まずこれはテラ全体の文化ですが、社長の経営判断が非常に速く、新しいもの・良いと思ったものを責任を負った上でスピーディーに取り入れていく点はまさにシリコンバレー流と言えると思っています。テラドローンは会社のフェーズとしてようやく創業期から成長期に移行しているところで、日本国内でもドローンサービサーとしては随一のサービス品質を誇り、お取引させて頂く企業様も増えた結果、技術的にも幅広いご要望を頂くことが多くなりました。

そこがまさにエンジニアとして働くやりがいを感じる点で、ドローンの自律飛行制御の部分を深く突き詰めれば詰めるほど、飛行を安定させるための航空力学はもちろん、SfM/MVSやSLAMなどの地理空間把握のための知識、ドローンの制御やデータを配信するための電波の知識、電子回路系の知識、暗号化やビッグデータ処理、機械学習・AI解析等、挙げればキリがないほど全く違う分野の技術知識が必要になってくるので探求意欲を常に刺激され続けているようなものです。

しかしそれもこれも全ては現場の課題を解決するために必要かどうか、という判断軸がブレないことが前提です。その点テラは創業当初から現場第一主義を抱えているため、営業であれエンジニアであれドローンを実際に飛ばす現場に赴いてお客様と話す、ペインを知ることを何よりも大切にしています。お客様の生の声を聞いて現場でしか気付けない着想を得ることができる。それをその後の設計や開発に活かすことができるので独りよがりな開発を未然に防げていることも働くモチベーションには繋がっていますね。

テラの魅力の一つは現場に行けることだと。

はい。これはどのエンジニアにも通じることなんじゃないかなとは思いますが、やはり自分で作る以上エンジニアは多かれ少なかれプロダクト愛を持っています。そして最も悲しいのはそのプロダクトが誰にも使われなくなってしまうことです。お客様にずっと使って頂くためにはお客様のニーズにお応えすることが不可欠なので、現場でお話しすることがとても大事です。

正直なことを言うと、前職までのエンジニア経験を通してかなり多くの現場で"誰も求めていないもの"を作ってしまっている実情があるんじゃないかと感じていました。納期やリソース、商流などの様々な要因で、作らなくても良いものにわざわざ時間と労力をかけ、ダメと分かっていてもその開発スタイルを止められない、お客様の声を聞きたくても構造的に聞くことができない等のがんじがらめな状況に悩んでいるエンジニアも多いのではないかと。私はそんな状況には我慢ならないタチで、正しいものを正しく、あるべき姿を愚直に実現したいと常々思ってきました。

それがテラで働き始めてからは本当に現場と開発が同じベクトルを向いて一つの理想のプロダクト像を描きながら業務を遂行できていると感じます。エンドユーザーのペルソナを仮定してユーザーストーリーを考え、競合調査をした上でプロトタイプを作り、お客様へのデモを通してフィードバックを製品に反映させられること。PMFをいかに実現するかを侃々諤々話し合える仲間がいること。そういった環境が用意されていることはエンジニアとして働く上で理想的だと私は思います。



(写真右下:塩塚)


テラに入って身に付いた力はありますか?

まだ成長途中ではあるのですが、相手の立場に立って考える力が少しずつ身に付いてきているのかなと思います。先述の通り、前職ではお客様と直接やり取りする機会があまりなかったのですが、現在は現場でお客様とお話しすることで、お客様がどのように現場の課題を解決したいのか、表層のペインの裏に隠れる潜在的なペインはないか等、プロダクト開発を正しい方向に導いていかなければならない立場である分、真剣にお客様視点に立って考える癖が付いてきているのではと。

営業職の方の反感を買ってしまうかもしれないのですが、初めから顧客と交渉しようとか数字を上げようとしてお客様と対峙するのではなく、お客様の立場に立って何が求められているのか、自分たちが価値提供できるのかを正確に理解した上でお客様と伴走するかの決定を下す。中長期的にお客様とWin-Winの関係性を築けるような計画を立てる。そういったお客様との誠実な接し方が、普段の社会人生活にも活かせているように思えます。

テラのエンジニアチームについて教えてください!

一言で表すと家族のような連帯感は感じます。誰一人として欠けても開発業務が成り立たないですし、だからこそ皆が責任を全うしようとする。各人が違う強み・専門スキルを持っているので、全員がプロフェッショナルとしてチームに貢献する意識を持ち主体的に動けています。強みが違うからこそお互いに尊敬でき、高め合えるチームだと思います。


この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします!

学生時代にインドでインターンをしていた頃に上司に言われた、「今この瞬間この場所になぜ自分がいるのかを考えて行動しろ」という言葉が今でも自分の行動の軸になっていると思っています。自分が如何なる苦境に立たされてもそれには何かしら意味があると思って、ある種の使命感なんですけどそれが当時の自分には刺さって。なので、エンジニアを目指されている方に伝えたいのは、今まさに社会全体がかなり厳しい状況に直面していて、そんな時に自分がエンジニアとして何らかの価値を生み出せる立場にあることに使命感を持って向き合って欲しいなと。自分が動けば社会が変わるというのは言い過ぎではないと思っています。

特にドローン業界はまだまだ多くの検証やそれに基づいたルール策定が必要であり、自分たちが研究し開発したものが実際に社会基盤の形成に繋がるチャンスに恵まれていると感じます。「空の産業革命」という大きなインパクトを社会に与えるために一緒に頑張りましょう!

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