1
/
5

専門分野に進み、研究者の道しかない。と思っているあなたへ。

■初めに

この記事では大学院までいって専門分野の道ではなくぜんぜん違う分野に就職した僕が、当時の思いや、研究が今の仕事に役に立っていると感じたこと、キャリアをどのように決めたかについてお伝えしていきます。研究か就職か、就職するならどんな分野?と悩むみなさまの参考になったらうれしいです。

■簡単に自己紹介

今年ビザスクに新卒入社した鶴見と申します。
名古屋大学 工学部 → 名古屋大学大学院工学研究科 無機材料やエネルギーを専門とする研究室に所属。学部時代は断熱材の開発、大学院では自動車の内装断熱材に低環境負荷の断熱材を使用した場合の製造から廃棄までのエネルギーコストのシミュレーションの研究をしていました。ゴリゴリの理系・研究畑です。

現在はPF事業部にてリサーチマネージャーの業務を担当しています。

僕はこれで成長した。リサーチは仮説構築と論理思考の境地。|ビザスクエア ービザスクの「人」がつながる場所ー
ビザスクに新卒で入社するとどんな仕事にチャレンジできるの?そんな疑問に応えるべく、2020年入社の鶴見さんからリサーチマネージャーの業務について紹介してもらいます。 名前:鶴見 和幸 所属:PF事業部 リサーチマネージャー入社年:2020年(新卒) ...
https://square.visasq.com/n/n39e4e2e23529


■研究と仕事の共通点って?

分野や研究室によって差があるとは思いますが、どんな研究も
・基本的には1人で進める
・期限が決められている
・上司(=教授)の承認が必要
この3つは共通しているのではないでしょうか。

僕は研究を「専門分野について知識を身につけること」から「上司から依頼されたプロジェクトを、一人でスムーズに進めること」と捉え、取り組んできました。そして、その経験は社会人になっても役に立っているなと感じています。例えば

①事前に知識のインプットを行う

研究の現場では、頻繁に教授と専門分野について議論をする場面があります。当然、教授や助教は学生以上に専門分野の知識がありますので、僕もよく初歩的なことが理解ができておらず指摘されたものです。この経験から、前提となる知識を事前にインプットしておくこと、指摘をきっかけに知識を改めて理解し直すことの身につけることの大事さを学びました。

仕事も同じで、社会に出ると上司や顧客は自分よりもその分野について経験も知識も多い人ばかりです。その中で、話についていくために、最低限どこまで理解してから質問をしたら良いのかを意識して今過ごしていますが、学生時代の研究での経験が良い練習になったなと思っています。

②ものごとを組み立てて考える経験

研究では実験結果の事実に対する考察、そしてなぜそう考えたのかといった論理的な説明が求められます。

理論や数字に基づく考察の場合は、どの論文から引用してきた説で、なぜそれが参考になると考えたのかといった根拠も重要です。なぜそうなったか、なぜそう考えたかを意識する癖は研究を通して身についたものだと感じています。

③プロジェクトマネジメント能力

基本的に研究に取り組む際は目標を設定し、ゴールに向かってスケジュールを考え、進めるべき工数をこなし、マイルストーンを達成していきます。この流れは仕事も一緒だと感じます。

※院生時代に研究で発表した資料です、懐かしい・・

■選択肢はいろいろあって良い。選択する「自由を自覚しているか」

学部時代にも就活はしたものの僕が大学院に行ったのは、
①専門性を身に付けたい
②もう少しモラトリアムを過ごしたい
という理由からです。

でも、そうして大学院に進んだものの、研究よりも学部時代から所属していた学生団体や長期インターンの活動にのめり込み、研究を活かした道より、もっとビジネスに携わりたいという思いが強くなりました。「やらなきゃいけない!」と取り組むことより、自然と熱中してしまうことを仕事にしたい、と思ったんです。

ビジネス職に進むことを決めてからは、「では研究を通して学んだことを社会に出て活かすためには、どうすれば良いか」と視点を切り替えて日々過ごすようになりました。こうして研究職や専門分野から飛び出したキャリアを選んだ僕が今思うことは、たとえ大学院まで行っても、自分がもっと熱中したいことが見つかったら、自由に思い切ってチャレンジしたらいい!です。

研究分野への情熱が続きその道を極める。違う世界に飛び込んで挑戦してみたい。いろんな選択肢があって良いんです。ビザスクのVALUEに「自由を自覚しているか」というものがありますが、キャリア選択もまさにこれだな、と思っています。

なので、もし今やっていることにモヤモヤを感じている人がいれば、視野を広げる選択をしてみるのも良いのではないでしょうか。実際僕が今そうであるように、研究から一歩離れてみることで、いままでやってきた研究や知見が活きる機会につながるかもしれません。

■ビザスクは「自分の知見がいつか誰かの役に立つ」サービス

ビザスクは自分の知見が、顔も知らない誰かの役に立つサービス。
個人にとっては、自分の経験を求めている人や企業に出会えるプラットフォームです。

ビザスクに入ってあらゆるバックグラウンドのアドバイザーの方々をリサーチして、その知見を求める企業とマッチングしていると「どんな経験でも誰かの役に立つ」と心から感じます。だからこそ、目の前の研究成果だけでなく、今自分が熱中することに思い切って飛び込んだり、違う分野で学び続けたり、と、視点を変えて楽しむことが大切だなと今社会人になっておもっています。

もし自分の進路に今悩んでいる人は、視野を広げるために色々な企業に話を聞きに行くことをおすすめします。

ビザスクにももし興味をもってもらえたら是非話を聞きに来てください!

株式会社ビザスクでは一緒に働く仲間を募集しています
92 いいね!
92 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
株式会社ビザスクからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?