こんにちは。エイコー印刷の代表を勤めている安部と申します。当社の求人をご覧いただきありがとうございます。当社はシール、ラベル、ステッカーといった粘着機能をもった印刷物を作る特殊な印刷会社です。
当社のお客様は北海道から沖縄まで全国にわたり、業種としては同じシールを作っている同業他社様やデザイナー、クリエイターの方々が中心になっています。同業他社から仕事を依頼されるのは、当社がそれなりに同業の中でも際立っている部分があるからなんです。それが設備力と技術力。少しだけこれらについて説明させて下さい。
□設備力について
当社が使っている印刷機や加工機は1台1,500万円〜8,000万円くらいなのですが、保有台数は19台。この設備台数は同業他社比較すると、100〜200名規模の企業に匹敵する台数になります。中でも写真や美術印刷に適している特殊な印刷機(オフセット完結輪転機といいまして、同業の保有率は3%です)を5台保有しています。これは九州では保有数最大、全国でも非常に稀な台数になります。私が前職から戻ってきた時、保有設備数は現在の約半分。この機械についても2台だけでしたが、SNSを活用した営業戦略がハマったことで同業他社様からこの印刷機を使いたいと依頼されることが増え、あれよあれよと5台体制に。最近では同業他社はもちろん、ブランドオーナーやデザイナーから当社を指名されることも増え、ありがたいことに新規顧客は日々増えている状態になります。
□技術力について
当社のいう技術力は、きれいな印刷が出来る、ということに留まりません。お客様から日々寄せられる「こんな機能がある製品を作りたい」「少しギミック追加したい」「シールじゃないんだけどこんなの作れる?」といったお問い合わせに対して、作ったことがないものでも果敢にチャレンジして作ってしまうことこそ技術力の優位性によるものだと思っています。そして、営業がこんなサンプル作ってこんなお客様に提案したい、と協力要請をすると即座に用意されるスピード感も自慢です。ただ、これらの技術力の根底にあるのがストイックに取り組む…というよりは遊び心ベースなんですね。これが強い。あーじゃない、こうじゃないと皆で実験を楽しんでいるような感じです。好きこそものの上手なれ、と言いますが、当社はそれを地で行っています。
また、当社は即断即決、即実行を大切にしています。
新型コロナウイルスが流行し始めたタイミングで、シールの表面に抗ウイルス機能が与えられたら…と思いつき即開発。初めての自社製品「HINODERIX®」をつくりあげました。大分銀行のATM350台のディスプレイに採用されたことが報道されると、毎日信じられないような大手企業からの問合せが舞い込んできました。全てが成果に繋がったわけではありませんが、今や日本各地の銀行ATM、空港の手すり、医療機器、保育施設などに導入されるまでに成長しました。新型コロナウイルスが5類に分類されてからは流石に引き合いが減りましたが、今後も積極的にメーカーとして自社製品をつくりだすことにも取り組んでいきたいと思っています。