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「情報を渡す」よりも「ともに考える機会」を

モデルケースの物語を届けることで、メディアとして成長しビジネスを展開してきたグリーンズ。

2021年から、ひとつひとつの主題について、読者・ピープル会員・クライアントなどグリーンズのさまざまなステークホルダーがともに考える機会となる記事をメインフォーマットに移行する準備をすすめています。

記事末尾にアンケートフォームを設置し、各記事に最適化された独自の受け取り手のこえを収集する仕組みを盛り込んだ記事の着手によりプッシュしています。

https://greenz.jp/2022/07/05/itoshima_share_house_seidanren/

さらに、現場取材を徐々に再開していく中で、グリーンズに所属するライター・エディターが取材しながら、自身の追うテーマを探究し深めていくプロセスを開示する形式の連載が始まりました。

情報や説明が文面の中心に来るのでなく、グリーンズでしか読めない、そのライターの文章の独自性がより明確でたくましくなる、書き手の観察を重視した編集方針のトライ&エラーが進んでいます。

https://greenz.jp/2022/08/22/mamena/

NPOグリーンズ自体のこと、「いかしあうつながり」という考え方を知らない方々へリーチし、新読者層を開拓していくというものです。

この春からプリプロダクションを始めているのが、これまでグリーンズで書き手としてご縁がなかった方々とのエッセイ〜コラム連載を展開していくプロジェクト。

何か確立された活動の紹介、およびその経緯の棚卸しではなく、彼・彼女たちの現在地、探究するなかでの仮説を書いていただくイメージで準備が進行中です。

これは編集部主導の人選だけでなく、僕が主宰する第二編集部=greenz challengers community、グリーンズの各部署、「グリーンズの学校」が運営するカレッジによる人選へ展開を拡大させていくことで、多層型で多彩なインプットをNPOグリーンズおよび読者に提供される。

そしてエッセイ連載の執筆陣の周りにいるステークホルダーたちと、グリーンズの読者層が交差することで、双方に新規ファン層が生まれることを目指しています。

このコラム連載で、執筆陣の追いかけていくテーマに同期するように、過去7000本発信してきた記事の中から、編集部で厳選した名作記事を現在の時制・閲覧デバイスなどに最適化・再編集する「AOR = Article Optimized Remaster(記事の最適化復刻)」が先週から前哨戦として始まりました。

さっそく2本が公開されていますが、あわせて50000PVを超えるアクセスを集め、探究・実践・新規読者開拓それぞれの目的に向けて確かな手応えを感じております。

https://greenz.jp/2022/08/17/write_your_biggest_regret_2022/