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【カウンセラーの想い】相談が大の苦手だった私だからこそ、相談する大切さを伝えたい|神原奈保子さん

目次

  1. 自己紹介
  2. 人に頼ることができなかった過去
  3. 言葉にしたら涙が止まらなくなった、最初の相談
  4. 同じように悩む人の力になりたい
  5. Smart相談室は、一人ひとりの可能性を信じ共に成長している企業
  6. 声を大にして伝えたい、相談の大切さ

1. 自己紹介


神原 奈保子(かんばら なおこ)
産業カウンセラー、HSPカウンセラー

はじめまして。神原奈保子です。
Smart相談室で産業カウンセラーとして、相談者さんのお話を聴かせていただいています。「話すことは離すこと」というように、ひとりで抱え込んでいるモヤモヤも、口に出すことでガス抜きができます。
すぐに解決はできなくても、気持ちに余裕が出るとふとした瞬間に道が開けたり、問題が問題じゃなくなることも。

こんな風に今では話すこと、相談することの大切さを伝えていますが、元々私は全く人に相談できませんでした。全部自分で何とかしなきゃ!と抱え込み、扱い切れなくなって自滅していました。

2. 人に頼ることができなかった過去

このパターンが出来たのは幼少期から。私の家族は「人に頼ることは迷惑をかけること。自分で頑張らなければいけない。」という価値観を持っていました。
家庭内で相談や助け合いという姿はあまり見ることがなく、「困ったことや悩みがあってもすぐ相談してはいけない。親も余裕がないし頼っては迷惑になる。私が頑張らなきゃ」と子どもながらに決意しました。
「ちょっとしたモヤモヤの段階ですぐに相談してね」のSmart相談室とは真逆ですね。
ここから何事もひとりで頑張らねば!精神ができたのですが、この考え方が自分を苦しめることになります。

新卒で選んだ仕事は銀行の個人向け営業。憧れの業界、職種でした。ただ自分の資質や適性とは合っていませんでした...。
職業選択において大切なのは自己理解。なのに「こうなりたい。こうあるべき」という理想ばかり見ていて、現実の自分のことは全く見えていませんでした。
営業成績が悪くても相談する、助けを求めるという発想がないので、ひとりでグルグル考えて泥沼に。職種転換などをして試行錯誤しましたが、5年程で退職しました。

その後人をサポートでき、かつ営業ノルマのない仕事をしたく、多くの診療科を持つ総合クリニックに転職しました。
そこでは受付や患者さんのアテンド、事務やコールセンターなど様々な業務を行いました。

3. 言葉にしたら涙が止まらなくなった、最初の相談

しかし業務量が多く、長時間残業や職場の人間関係の悩みも重なり、心身が疲弊していきました。辛くて辛くてどうしようもない時にふと思い出したのは、会社が契約していた電話相談サービスのこと。
「話したところで何が変わるのだろうか」という疑いと、何とか今の辛さから抜け出したい!という祈るような気持ちで最初の電話を掛けました。
「仕事が辛くて…」そう言葉にしたら涙が止まらなくなりました。

カウンセラーの方が真剣に話を聴いてくれているのが、とても嬉しくて。自分の存在を受け入れてもらえた気持ちがしました。
具体的な解決策を提案されたわけではありません。ただ、不安や悲しみでいっぱいだった気持ちを人に話すことで、心のゆとりができました。
「もう無理だ。」そう感じていた職場にも「まずは明日1日だけ行ってみよう。」と思えるようになりました。
その後人事部に相談し、負担の少ない部署に異動する流れとなりました。
この変化の時も相談サービスを利用していたことで、ひとりではないんだという安心感を持って過ごせました。

4. 同じように悩む人の力になりたい

私も悩んでいる人の力になりたい、そして電話口のカウンセラーさんのように話をしっかり聴ける人になりたい!という、新しい目標ができました。
そこで、「真摯な姿勢で相手の話を聴くこと=傾聴」について実技も含めて学べる、産業カウンセラー養成講座の門をくぐりました。

養成講座を通して受講生同士で話すことで、抱えていたモヤモヤが軽くなり、自分のことを深く知ることができました。
その時に「自分は人よりも周囲の環境の影響を受けやすいかも」と思い、調べていくと「HSP気質」であることに気がつきました。

HSPとは以下の4つの特性を持つ人のことです。
① 情報を深く処理する
② 刺激に過敏
③ 感情反応が強く、共感力が高い
④ 些細なことにも気がつく

刺激への過敏さがあるので疲れやすい傾向はありますが、HSP気質自体はネガティブなものではありません。ただ私の場合、安心できる家庭環境ではなかったので、不安を感じやすくなり、「生き辛い」性格や行動パターンを持つようになりました。
この気質について学びを深め、「HSPカウンセラー」となり、繊細さで悩む人向けのセッションを行うようになりました。

その後産業カウンセラーとなり、一社目のオンライン・カウンセリング会社に所属。老若男女、会社経営者から専業主婦の方まで様々な立場の方のお話を聴かせていただきました。ただ、セッションの経験を積みながらも自分の至らなさも感じました。もっと成長したい!そんな思いを話していたら、夫がSmart相談室の存在を教えてくれたのです。

藤田さん鵜飼さん三浦さんとお話をさせていただき、「なんて楽しそうに仕事をする人達なんだ!」と感動。もちろん裏では大変なこともあると思います。でもとてもイキイキしていて。こんな方々と働けたら素敵だなと思っていたので、登録カウンセラーとしてご一緒できると決まった時は、涙が出るほど嬉しかったです。

5. Smart相談室は、一人ひとりの可能性を信じ共に成長している企業

Smart相談室は人のことを大切にし、一人ひとりの可能性を信じ共に成長している企業だと思います。毎月開催されているスキルアップ研修やグループスーパービジョン、そして鵜飼さんに1対1で相談できるスーパービジョン(以下SV)など、カウンセラー自身を整え成長する機会を作ってくれています。
私は鵜飼さんのSVに何度も救われました。
カウンセラーだって人間です。時には心が押しつぶされそうになったり、迷って動けなくなる時もある。いや、私はけっこうある笑。
そんな自分を受け入れながら、もっと相談者さんの力になれるよう日々研鑽を積んでいます。

6. 声を大にして伝えたい、相談の大切さ

「相談することって、迷惑をかけたり恥ずかしいことじゃないよ」
「人に話すっていいものだよ」
相談することが苦手だった私だからこそ、声を大にして伝えたいです。

Smart相談室には多彩な経歴を持つたくさんのカウンセラーがいます。
ちょっと話してみたいな...そう思ったらお気軽に声をかけてみてください。
きっと素敵な出会いになると信じています。


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次回の【カウンセラーの想い】

人事経験を活かし働く人に寄り添うカウンセリングを|濱崎恵理子さん

[前編]CEO藤田×カウンセラー水杉さん | 1人目カウンセラーが語る、Smart相談室誕生の軌跡

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