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<社員インタビュー> 書籍監修に込めた想い。ARPリーダーが語る “キャリアは資本”という考えに迫る。

ハッカズークは「退職で終わらない企業と個人の新しい関係を実現し、退職による “損失” のない社会を作る」をビジョンに、「アルムナイ(退職者/卒業生/OB・OG)」という領域でサービスを提供しているスタートアップ企業です。

そんなハッカズークが監修を行った書籍である「今さら聞けない『転職・退職の超基本』 (今さら聞けない超基本シリーズ) 」が本日発売されました!この「今さら聞けない超基本シリーズ」は、「お金の超基本」などで有名な累計135万部を突破するほどの人気シリーズです。


朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:今さら聞けない転職・退職の超基本
転職や退職による損失をなくし、その後もより満足できるキャリアを歩めるように「キャリアとは何か? キャリアプランの作り方」など、根本的なテーマから、退職・転職の基...
https://publications.asahi.com/product/24788.html
出版社内容情報(出版社:朝日新聞出版)
転職や退職による損失をなくし、その後もより満足できるキャリアを歩めるように「キャリアとは何か? キャリアプランの作り方」など、根本的なテーマから、退職・転職の基本的な心構えとハウツー、年金制度や社会保障までを紹介する。

監修には代表の鈴木とアルムナイ・リレーションシップ・パートナー(以下、ARP)のユニットリーダーである濱田が携わりました。転職が当たり前となり、キャリア形成の選択肢が多様となったいま、働く人々ひとりひとりのキャリア自律が命題になってきています。そこで、今回は監修に携わった濱田にこれまでのキャリアと書籍監修に込めた想いについて聞きました!


濱田麻里 | アルムナイ・リレーションシップ・パートナー
外資系コンサルティングファームにて、組織人事戦略コンサルタントとして活躍。結婚・出産を機に一時キャリアを中断した後、ベンチャー企業でEC事業のオペレーションマネジメントや広報マーケティング業務に従事。ハッカズークでは、コンサルタントとして、多様な業界の企業を支援。今回の出版の監修を担当。

キャリアの“あり方”を考え選んだ道

ーこれまでのキャリアについて教えてください。

新卒で外資系コンサルティングファームに入社し、組織人事コンサルタントとして、クライアントのパフォーマンスマネジメント導入や制度改革のチェンジマネジメントに携わっていました。

そこから数年勤めて結婚を機に退職をしました。働くこと自体は好きでしたが、割とハードだったこともあり、家庭との両立ができるイメージが湧かなかったんですよね。

また、ちょうどその頃、クライアント企業の社員に向けたキャリア教育も担当しており、「全員が山登りキャリアを目指す必要はなく、自分のペースで自律的に進むことも大切」という趣旨の内容をよく研修で話していました。

クライアント企業の社員さんの中には、山登り形式で積極的にキャリアを築きあげるという考えの方もいれば、一方で「安定的な収入があれば良い」「今は子育てを優先したい」という考えで「キャリア開拓していく」というような強い想いを持っていない方ももちろん多くいらっしゃいました。そういった方々に「必ずしも壮大な目標がある必要はありません。自分の人生で大事にしたいことを守っていくために、中長期的な視点で自身のキャリアと向き合っていきましょう」と言いながら「自分が中長期的に大切にしたいことってなんだろう?」と思って。当時の激務と向き合いながら不器用な私が家庭と仕事を両立することは難しく、一旦仕事を離れて、人生で大事にしたい「家庭」と向き合おうと決断しました。

ー 他者のキャリアに向き合うことは、自分自身のキャリアを見つめ直すきっかけにもなりますね。その後はどう過ごされていたのでしょうか?

退職後、出産を経てしばらくは家庭に入っていました。機会があれば社会復帰したいという気持ちもありましたが、待機児童問題や二人目の出産などいろいろなタイミングが重なり、なかなか復帰ができず数年が経ちましたね。

ただ、今を逃したらもう社会復帰できないのではないかと感じるタイミングがあり、半ば強制的に就職活動をしました。ブランクもあり、子供も小さかったため、特に条件を絞らず家から近いところで仕事を探し、結果的に近所のマーケティングを主軸とするベンチャー企業で働くことになりました。ベンチャー企業で人数も少なく、自由に取り組める環境はありがたかったです。ブランクがありはじめは不安でしたが、意外に昔のビジネススキルがまだ通用することに気づき、自信を取り戻しました。


“キャリアは資本”という価値観を広めるために

ー そこからなぜ転職を考えたのでしょうか?

転職を考えた理由は、「もっと長期的に自分のキャリアになるような仕事をしたい」と思ったことが大きいですね。正直、新卒の頃から仕事内容にこだわりはなく、その時に楽しいと感じるかどうかが唯一の基準でした(笑)。ただ、自信をもって価値あるといえるものを楽しみながら世の中に広めたいという思いはありました。以前の会社でも素晴らしい商品を作ったと思いますし、価値あることを行っていると感じましたが、もっとこれまで培ってきた自分のスキルや経験を発揮できる環境で、さらに大きな価値を提供できる仕事がしたいと思い転職に踏み切りました。

ー なぜ、ハッカズークを選んだのでしょうか?

ハッカズークの考える価値観やつくりたい社会と私自身の考えがマッチしていると感じたのが理由です。初回面談が代表の鈴木だったのですが、鈴木がそこで「キャリアは資本だ」と話してくれたのが印象的でした。正直に言うと、1社目を離れた後、自分のキャリアに対して卑屈な面があったと感じています。一度キャリアブレイクを挟み、どうせ私のような人間は評価されないという感覚が心のどこかにありました。しかし、ハッカズークでは事業として過去のキャリアを資本として活かしていくことを大切にしていると聞いて、とても心に響きました。

私自身、過去に得たビジネススキルという資本は今も通用するということを前職で実感しましたので、「一度ペースを落としたり、一般的な出世コースから外れたとしても、今までの経験は「資本」となって未来に繋がっていくことが出来るのだ」という価値観はもっと世の中に広めたいと思いました。

また、最終選考で執行役員の實重に「濱田さんのような人がキャリアを諦めるのは、日本の損失だと思っている」と言われたことも印象に残っています。正直、胡散臭いと思いましたが(笑)。ただ、私も自分がどうかというよりも、これまで「子育てで今は仕事をセーブしている」と話している方と多く出会い、その方たちが損失を被る世の中にはなってほしくないと思っていたので、實重の発言はとても共感する部分がありました。また、いつか自分の子供が親になった際に、キャリアのペースやコースを”損失”を被ることなく選べる世の中であって欲しいとも強く感じたんです。

ミッションである「変化するライフスタイルに、人と組織が適応するためのサービスを提供する」を実現するための事業に取り組んでいる点も魅力的でした。

アルムナイを通じて「新しい価値」を創造する

ー 実際に入社してからは、どんな業務を行っていますか?

現在は、アルムナイ・リレーションシップ・パートナーとして、企業と個人(退職者)をつなぐアルムナイネットワークの構築に携わっています。

企業側に関しては、まずはアルムナイに取り組む目的をお客様とご一緒に整理するところから始めています。アルムナイはこれまで日本ではあまり一般的ではなく、「正解」が無い分野です。

そこで、クライアントが描く未来を一緒に議論させていただき、まずはここ1年でどんな価値を出していくかを考えます。目指すところは各社さまざまで、再雇用を主目的にする企業もあればビジネス連携や人材開発、採用ブランディングなど多岐に亘ります。


また、正しくコミュニティが維持されるためには、アルムナイ側のメリットも大事です。アルムナイ同士の繋がり、ビジネスマッチング、過去在籍企業での副業など、アルムナイ側のニーズも捉え、Win-Winの関係値構築につながるよう取り組んでいます。

ー 直接顧客と触れることで感じた「アルムナイの可能性」について教えていただけますか?

アルムナイネットワークを始めるまで、退職者をネガティブに捉えていたクライアントから「アルムナイの取り組みを始めてから会社の雰囲気が変わった」という声をいただいたときは嬉しかったですね。

また、私の境遇にも近いですが、出産を機に退職して子育てに専念していた方が再入社するケースを聞くこともあります。これは本当によかったなと思っています。他にも、過去に在籍していた会社へ、外部からの視点でアルムナイがフィードバックするという関係性を築いている会社も増えているんですよ。これは、今までの日本ではあまりなかったことだと思っていて。ハッカズークが介在をして成し得ていることだと感じています。



ー 素敵なことですね。では、今回のメインテーマの“書籍監修に込めた想い”を教えてください!

書籍の帯にも反映されていますが、「退職は損失」ではなく、企業と個人の間で新たな関係を築いていくことが大切だというメッセージにはこだわりました。そのためには、ご自身のキャリアを「資本」として捉え、その資本を最大化させるために良い"辞め方"をしてほしいと思っています。

アルムナイを社外人的資本と捉え、双方にメリットある関係性を構築するためには、「個人のキャリア自律」は必要不可欠です。

書籍の中で「キャリアオーナーシップ」というテーマに触れていますが、キャリアは必ずしも「アップ」するだけが正解ではありません。その時々の状況に合わせて、自分の大切にしたいものを選択していくことが重要だと考えています。

壮大な目標を持つ人は、その目標に向かって進む方法を考えれば良いし、そうでない人もそれはそれでいいと考えています。無理してどちらかに合わせる必要はありません。それが本来のキャリア自律なのだと考えています。

転職を考えていなくても、世の中で山登り型キャリア観が一般的であることについて思うことがあったり、自身や他者のキャリアに向き合っている方には読んでいただきたいですね。

ー ぜひ多くの方に読んでいただきたいですね!最後に、どんな方がハッカズークに合うと思いますか?

「新しい価値観を創造する」という難しさを楽しんでいただける方が合うと思います。固定観念にとらわれず、正解のないことや新しいことに楽しみを見出せる方にはやりがいを感じられる環境ですね。コンサルタントは左脳(論理的思考)を求められることが一般的ですが、ハッカズークでは右脳(創造性)も結構重視されます。

もちろん、論理的思考は欠かせません。社会に対する問題意識を持ち、それに楽しみながら取り組める方に、ぜひ仲間になっていただきたいです。

ご自身の経験のみならず、多くの方々のキャリアに触れてきたからこそ感じた「キャリア観」に対する想いが、書籍にも込められていると感じました。

そして、なんと・・・書籍発売を記念して、この度イベントを実施することとなりました!

▼テーマ
自律した個人が企業と築くべき「新しい関係性」とは
〜監修者が紐解く「キャリア=資本」の考え方〜
※書籍監修を担当した濱田がお話しします

記事をご覧いただいて、濱田のキャリアや書籍の内容にご興味をお持ちいただいた方は、ぜひイベントにも参加いただけると嬉しいです。

▼詳細はこちら

CS・コンサルタント
書籍監修者が紐解く !今の時代に必要なキャリア観について考えてみませんか?
株式会社ハッカズーク


また、ハッカズークでは一緒にアルムナイという概念を広めてくれる仲間を集めています!
少しでもご興味をお持ちいただけた方は、ぜひカジュアルにお話ししませんか?

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