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イーバリューで経営層を目指す。若手幹部育成制度JBCA

イーバリューの若手幹部育成制度、JBCA。なぜ立ち上がり、どのように運用されているのか?今回は、学生からの注目度の高いこちらの制度を解説します。

中期目標とJBCA

JBCA(Junior Board Challenge Academy/幹部育成制度)を語るうえで、外せないのが私たちの中期目標です。2027年までに10のグループ会社と10人の社長をつくる。この目標を掲げている理由の一つに「あらゆる社員が最高に輝くステージをつくりたいから」というものがあります。





多様な個性をもつ社員が在籍するイーバリューですが、その事業が単一のものだと、彼・彼女たちの個性を活かしきれない可能性があります。

さまざまな事業を展開することで新たな能力を必要とする仕事が増えます。つまり、職種や役割が増え、一人ひとりが最適な場所で本来の力が発揮できるようになるのです。そして、その“最高に輝くステージ”の中に社長というポジションも含まれます。

この中期目標を掲げる前は「社長になりたい」という志がある社員がいた場合、それを叶えるためには退職して起業するか、現社長の引退を待つしかありませんでした。それがイーバリューグループ会社の社長という形で叶えられるようになりました。代表取締役社長 水野昌和は、社長というポジションについて「これほどおもしろい仕事はないと思った」と語っています。この中期目標を掲げることで、イーバリューという組織にいながら起業に近いビジネス経験を積み、経営者を目指せるようになりました。



また、この中期目標を語る際「社長」というポジションに焦点が当たりがちですが、私たちは全員が社長を目指すわけではありません。(むしろ目指しているのは、ごく一部の社員です。)目標を掲げた理由にもあるように、それぞれの社員が輝くステージを考えたときの一つのポジションが社長であり、同様に他の社員は自身ならではの役割や仕事で輝くことを目標にしています。


JBCAの変遷

2019年の発足時は「社長」を目指す若手のための制度としてスタートしたJBCA。当時は学習がメインで、毎月出された課題を事前に取り組み、その内容についてディスカッションをするというものでした。2019年度の採用活動から「社長を目指せる会社」として会社説明会を行っており、それに魅力を感じ入社した新人たちも参加していました。

社長自ら講師を務め、参加メンバーは難易度の高い課題に取り組み、終業後や休日の時間も投資していました。また、会の終了後には懇親会も開催されました。JBCAの活動は、志のある若手にとって、知識的な学びや経験だけではなく、自身のビジョンに向かって歩んでいるという実感をもたらすものにもなっていました。

一方で、活動する中で、以下のような課題が発生しました。


・入社してすぐに大きなキャリアを決定する必要がある

・実務経験が少ない状態で、経営やマーケティング、マネジメントの知識をつけても、日常業務に落とし込めない

・実力に対して高い学習内容のため、課題に見合ったレベルのディスカッションができない

・経年の違いにより、メンバー間に大きな実力差が発生する


上記を解消するために、JBCAは学習形式から実務経験や実績を重視する方式に変更。参加者はいきなり学習から入るのではなく、実務の中で思考力や、コミュニケーション能力、マーケット感覚などを身に付け、必要に応じて研修や企画を行うことになりました。また、社長のみに限定せず、若手幹部育成制度とすることにより、最高経営責任者だけではなく、その他の経営に携わる幹部を育成する制度へと変更しました。


イーバリューで幹部を目指すメリット




ここからは、イーバリューで幹部を目指すメリットについてお伝えします。メリットは大きく以下の2つです。

①既存のリソースが活用できる

例えば、新サービスとして自身が考えたアプリの開発・販売をしたいと仮定します。単独で起業した場合には、アプリ開発のための資金や人員、さらに知識やノウハウが必要となります。一方、JBCAの場合には、イーバリューの新規事業や新サービスとしてスタートができるため、開発費用については、既存事業で生まれている余剰利益から投資をし、さらに人員やノウハウについても社内や既存のパートナー企業のものを活用できます。


②リスクが低い

一般的に、起業をして事業を立ち上げ、失敗した場合には、その損失を個人が背負わなければなりません。借金を背負ったり、自己破産をしたり…というリスクと隣り合わせです。しかし、イーバリューの場合は、会社の新規事業として投資をするため、例え、リーダーを務めていた新規事業が市場のニーズに合致せず、撤退するなど失敗したとしても、個人の生活のレベルでリスクを負うことはありません。


乗り越えるべき課題

JBCAは経営者を目指す社員にとっては、“良いとこ取り”と言っても過言ではない制度です。その中で、あえてデメリットを伝えるのであれば、“恵まれた環境”です。JBCAでも、もちろんプロジェクトを任せられている、全社的に自身の目標を宣言しているなどの大きなプレッシャーや、業務の質・量ともに乗り越えなければならない大きな壁はあります。

ただ、起業するために前職を退職し、0からスタートした場合と比べると、先述したようにリスクが少なく恵まれているといえます。その環境下、また、経営者以外にも社内に活躍の道がある中で、いかに自身を律して、目標に本気になれるかがより重要になってきます。


JBCAモデルケース


ここからは、具体的にどのようなキャリアステップを進むのかをご紹介します。あくまで分かりやすい例をモデルケースとしてご紹介しています。顧客や社内の状況によって、プレイヤーとして活躍する時期が長くなったり、プロジェクトリーダーになるのが早まったりなど、各個人によって大きく異なる可能性があります。


1年目~:プレイヤーとして基本的なスキルを磨き、実務経験を積む

営業やコンサルタントとして、実務経験を積んでいきます。基本は実業務の中で、コミュニケーション能力やタスク管理能力、目標達成能力、業務知識などを身に付けることがメインです。加えて、選抜制の全社ミーティングに参加し、新規事業や全社についての改善提案について議論することで知識やスキルをつけていきます。


3年目~:プロジェクトリーダーとなり、施策の決定・実行をする

プレイヤーとして一人前になると、新規プロジェクトが立ち上がったタイミングや、配置変更があるタイミングでプロジェクトリーダーになるチャンスが訪れます。他の社員から推薦する声が上がったり、自身でアピールしたりとさまざまですが、晴れてプロジェクトの責任者になると、まずは、リーダー兼実行者として一人で施策を進めていくことが多いです。このタイミングで参加条件がクリアできていた場合には、“Eビジョンミーティング”へ参加します。

その後、プロジェクトが軌道に乗ってくると、メンバーが配属され、チームをマネジメントしながら結果を出していきます。イーバリューの社長に相談しながら、施策の実行の可否や、予算の決定を行い、成功要因・失敗要因を分析しながら、プロジェクトを進めていきます。

また、このようなキャリアを歩む中で、必要に応じて研修も実施します。外部のビジネススクールに通学したり、社内の新規事業のマーケティング分析をグループワーク形式で行ったり、過去実際にイーバリューで起きた事象をもとにしたケーススタディを行ったこともあります。また、必要な資格を会社のバックアップのもと取得することもあります。実践経験をメインとしながら、座学でも知識を学んでいきます。


その後:経験を積み事業部長や取締役へ

利益や生産性・業務改善などで会社に貢献した具体的な実績が複数できると、さらに上のポジションに配置されます。マーケティング理論に基づき、事業戦略を考え、適切な判断で自身のプロジェクトを動かしていきます。また、新規事業を立ち上げたり、既存事業に新たな付加価値をつけたりすることで、今までになかったビジネスモデルを確立し、収益化させ、そしてそのチームを適切に運営することも役割の一つです。

さらには、自身のスキルを活かし、複数のプロジェクトに関わることで、そのプロジェクトの生産性や収益性を向上させ、自立を促す役割を担うこともあります。加えて、チームを率いるための人としての魅力や、リスクマネジメント能力があることも必須条件です。


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